2007年05月30日

環境に対する世の中の変化

1997年の地球温暖化防止京都会議を取材した草野満代さん。「夜を徹しての会議、それだけ各国が環境問題に深刻に取り組んだのだと思います。」と振り返っていらっしゃいます。草野さん自身、環境に関する取材はこれが初めてだったそうで、専門用語もよく分からず余り理解できないまま伝え、同時に懸命に勉強しながら取材を続けていたそうです。

あれから10年が経ち、今は温暖化の防止やCO2の削減を皆さんがが認知している時代。「これまでも環境運動は数多く行ってきましたが、どれも失敗。これまでの環境運動はストイックで正直楽しくなかった」と語る草野さん。正しい事をやってはいても学校の先生に言われているようで、なんか嫌で…。でも今は、エコバックやリサイクルは、オシャレともいえるくらい、生活を彩るステータスのようにも感じるとも、おっしゃっていました。

今夜の選曲: FASCINATION / NAT KING COLE

2007年05月29日

大企業が動き始めた環境問題

草野満代さんが気になった「LOHASデザイン大賞」。
モノ部門は、サンヨー・充電式電池「エネループ」。そして、日清食品「カップヌードルリフィル(詰め替え用)スターターパック」。
コト部門では、ポカリスエットの「新しいエコボトル」だそうです。
いずれも大企業のエコ商品で、工場などの設備を全面的に変えないと出来ないこと。企業にとっては手間も費用も掛かる大変な事業です。

近年、大企業が環境問題に取り組み始めました。その象徴が「トヨタ・プリウス」。時代を2歩も3歩も先行く車を作ったトヨタ。何百万台も売れるものではなく、1万台、2万台とコツコツ広めて来た車で、気付けば今やトヨタを象徴する存在になっています。販売台数世界一ということは、そのぶん多くのCO2も排出しています。その企業がプリウスを開発したことで、会社のイメージは凄くよくなっていると草野さんはおっしゃっていました。

今夜の選曲: JEEPERS CREEPERS / FRANK SINATRA

2007年05月28日

1球投げてワクチン10本

今週は5 月19 日(土)、ゲストにフリーアナウンサーの草野満代さんを迎え、新宿御苑にて行われた番組公開録音の模様をオンエア。
実は新宿区民の草野さんと小黒編集長。二人とも新宿御苑に訪れたのは2、3回しかなかったそうです。今回訪れて「空気が凄く綺麗で気持ち良い場所」と再認識。これまであまり足を運ばなかったコトを悔やんでいました。

草野さんが気になった「LOHASデザイン大賞ヒトモノコトの三部門がある中、まずはヒト部門。
やはりアル・ゴア氏はもちろんですが、もう1人、福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手。試合で1球投げるごとにワクチンを10本、チームが勝った時は1球ごとに20本寄付しています。自然環境を守る事だけではなく、これもりっぱなロハス。大切なのはサスティナビリティ、持続可能なコトと草野さんはおっしゃっていました。

今夜の選曲: THAT OLD FEELING / CHET BAKER

2007年05月25日

5月28日から6月1日のゲストは

フリーアナウンサーの草野満代さんです。
先日、新宿御苑で行われたロハスデザイン大賞の公開録音の模様をお届けします。

LOHASなヒト・モノ、そして企業…環境にまつわるお話をたっぷりと伺います。
お楽しみに!

2007年05月25日

舞台「あらしのよるに」

現在、バンド活動や作曲、プロデュースなど様々な事を行っているミッキー吉野さんですが、なんと(!)俳優業もされています。
今年秋に第2弾公開予定の木村裕一さん原作の舞台、市原悦子ドラマライブ「あらしのよるに」に出演が決まっています。バンドではほとんど歌わないミッキーさんですが、舞台では歌が多いんだとか…。楽しみですね。

今夜の選曲: REELIN' IN THE YEARS / STEELY DAN

2007年05月24日

バークリーでの思い出

ミッキー吉野さんがボストンのバークリー音楽大学に留学していた70年代初め、アメリカではコミューン文化が流行っていたそうです。アーティストから弁護士まで様々な人々が、コミニティーを作り共同生活を送っていました。外観は普通のビルなのに、一歩中に入ると様々なアートがぶつかり合い内装はめちゃくちゃ。アメリカは学校も含めて習うことに関しては最高の環境だけど歴史が短いぶん、アートが感じれない国だったそうです。そして東京をバックボーンにしたバンドを作りたいと思い帰国し誕生したのがゴダイゴなんですって。
 

今夜の選曲: DREAM ON / AEROSMITH

2007年05月23日

高校中退でも大卒

19歳の時ミッキー吉野さんは人気絶頂だったゴールデン・カップスを脱退しボストンのバークリー音楽大学に留学。高校を中退したのに大学に留学でき、しかも駄目もとで受けた進級テストに合格し2年生に編入、卒業してみたら高校を普通に通って大学に行った同級生たちとほぼ同時期に卒業できたそうです。これもゴールデンカップスハイスクールのお陰?

1970年代、とミッキーさん小黒編集長は毎日のように横浜のナイトクラブへ出かけ遊んでいたそうです。きっとへべれけになるまで飲み歩いていたんでしょうね(笑)。

今夜の選曲: RIKKI DON'T LOSE THAT NUMBER / STEELY DAN

2007年05月22日

グループサウンズが禁止の時代

3歳からピアノを始めたミッキー吉野さん。もちろん最初はクラシックから。でも、小学校にあがる前にはもうロックに憧れていたそうです。そして何と小学校4年生の頃からナイトクラブで演奏を始めるという、同級生よりすいぶんオトナな小学生だったとか。

高校2年生の時、ゴールデン・カップスでデビュー。どこの学校もグループサウンズが禁止で、髪の毛が少し長いだけで先生に切られるほど厳しかった時代。「ゴールデン・カップスに入ります。」と学校に報告すると、カップスをとるのか学校をとるか訊かれ、そのまま学校を辞めたそうです。

今夜の選曲: ルシール / ゴールデン カップス

2007年05月21日

ゴダイゴ結成30周年

昨年、結成30周年を迎えたゴダイゴ。結成当時、手本になる人がいなかったから、いつも時代を、そして音楽を切り開いてきたと、リーダーのミッキー吉野さんはおっしゃっています。

実はゴダイゴは固定メンバーでやるつもりじゃなかったとか。メインのメンバーがいて、作る楽曲によって様々なミュージシャンを加える、そんなバンドにしたかったそうです。いい音楽を作ろうと思ったら当たり前の事とミッキーさんはおっしゃっていましたが、当時の日本の音楽業界は、一度売れるとそのメンバーでずっとやらなきゃいけないような、そんな暗黙のルールがあったそうです。


今夜の選曲: GANDHARA / ゴダイゴ

2007年05月18日

5月21日から5月25日のゲストは

音楽プロデューサーのミッキー吉野さんです。

ゴダイゴ誕生秘話、ゴールデンカップス時代、バークリーでの生活、そしてこれから…たっぷりと伺います。
お楽しみに。

2007年05月18日

外国人観光客が見たい日本の街の風景

NPO法人green bird代表のハセベケンさんをお迎えしての最終日は、外国から見た日本。
表参道ヒルズが出来てから、渋谷周辺へ海外からの観光客が増えたそうです。それならパリやニューヨークで渋谷区だけのガイドブックを発売したら面白いのでは?と提案した小黒編集長。彼らが面白がるスポットは築地や谷中、根津など歴史があり、ノスタルジックでファンタジーな日本。ちなみに、ミシュランから発売される日本に来る外国人観光客のためのガイドブック「ミシュランガイド東京」で人気だったのは、なんと高尾山!フランス人からみると東京にこんな近い所に大きな山があるのは凄いらしいです。

-今週はBOB DYLAN SONG BOOK!!-
今夜の選曲: BLOWIN' IN THE WIND / BOB DYLAN

2007年05月17日

僕の理想の街2007

今回の選挙のハセベケンさんのマニフェスト「僕の理想の街2007」。柱は、環境プロジェクト「シブヤロハスプロジェクト」。そして、一方的に先生に押し付けるのではなく、地域のみんなでつくりサポートする学校「コミニティースクール」。他にも、レジ袋の有料化や、街路灯の省エネ、CO2排出量の削減、歩行者天国など本当にたくさん細かい事まで考えているそうです。

今後、渋谷区の土地の値段が上がり過ぎる事を気にかけていたハセベさんですが、小黒編集長が一刀両断!「渋谷はもうこれ以上、上がらないから。(笑)」

-今週はBOB DYLAN SONG BOOK!!-
今夜の選曲: DEAR LANDLORD / JOAN BAEZ

2007年05月16日

「green bird」の活動

「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに2002年に誕生した原宿表参道発信のプロジェクト「green bird」。主な活動は「街のそうじ」で、現在関東を中心に8チームにまで拡大しています。この3月からパリでも展開中だとか・・・。
5年前の始めた頃に比べると表参道のゴミは半分以下になったそうです。
一番多いのはやはりタバコ。以前より激減はしたもののまだまだ捨てる人は後をたちません。「ゼロにならないのはしかたがない。それでも8割位は解決すればいいんじゃないか。」とハセベさんはおっしゃっていました。

「ゴミやタバコをポイ捨てしない。」と宣言すれば誰もがgreen birdのメンバーです。「街を汚すのはカッコ悪いことだ。」という気持ちを持つだけでいいのです。

-今週はBOB DYLAN SONG BOOK!!-
今夜の選曲: MY BACK PAGES / BYRDS

2007年05月15日

初当選してからの4年間

渋谷区役所では新しい企画を考える文化が全く無かったので、様々な企画を考える「シブヤミライプロジェクト」を作ったハセベケンさん
一番最初にとりかかったのは公園の改修。今の公園は木登り、水遊び、ボール投げ禁止など、禁止事項が多すぎて子供たちが自由に遊べなくなっています。様々なニーズに応えられる公園があってもいいなと思い作ったのが、「何をしても自由な公園」。

様々な企画を実現してきたハセベさんですが、一番やりたかった環境系のプロジェクトがなかなか進まなかったそうです。今期の目標は渋谷区全体で環境を考える「シブヤロハスプロジェクト」とおっしゃっていました。

-今週はBOB DYLAN SONG BOOK!!-
今夜の選曲: I SHALL BE RELEASED / BAND

2007年05月14日

トップ当選でもあまり嬉しくない!?

4月に行われた統一地方選挙で見事トップで再選した、渋谷区議会議員でNPO法人green bird代表のハセベケンさん。2期目となる今回、今は選挙が終わり少しホッとしているところだそうです。トップで当選されたにもかかわらず、前回初当選した時のような晴れ晴れしさは無いんだとか・・・。投票率40.61%。前回より1%上がったものの、ハセベさんにとってあまり納得行く結果ではなかったようです。写真ではかなり満足そうですが、、、(笑)。

-今週はBOB DYLAN SONG BOOK!!-
今夜の選曲: ONLY A HOBO / ROD STEWART

2007年05月11日

5月14日から5月18日のゲストは

渋谷区議会議員、そしてNPO法人green bird代表のハセベケンさんです。
行政、清掃活動、理想の街、たっぷりと伺います。
お楽しみに。


2007年05月11日

熊本マリ・ソロ・ピアノ・リサイタル

6月22日(金)、上野の東京文化会館で熊本マリ・ソロ・ピアノ・リサイタルが行われます。
前半はショパンと、熊本マリさんがとても気に入っている作曲家・奥村一さんの曲を演奏予定。演奏に乗せマリさんの「親指姫」の朗読もあるらしいです。楽しみですね。
後半はフェデリコ・モンポウの曲と、華やかで情熱的な曲を作るスペインの作曲家グラナドスの曲を演奏予定だそうです。

ピアノは筋肉を使うので、ストレッチと一緒で毎日弾かないと必ず鈍ってしまうそうです。

今夜の選曲: グラナドス:アンダルーサ〜スペイン舞曲集〜 / 熊本マリ

2007年05月10日

音楽に嘘をつかない

嫌な事は嫌、好きな事は好き、昔からはっきりした性格だった熊本マリさん。自分に嘘をつかないことが一つの人生のテーマとおっしゃっていました。音楽も常に自分に嘘をつかない自然体でありたいといつも思っているそうです。

マドリード、ニューヨーク、ロンドンと様々な街で暮らし、各国の様々な食文化に触れてきたマリさんですが、やはり一番は日本食だそうです。特に稲庭うどんやきし麺など、麺類が好きなんだとか・・・。
演奏中にお腹がすくといけないのでステーキかウナギをコンサートの3時間前に必ず食べるそうです。お魚などライトなものだと体力がもたないとおっしゃっていました。

今夜の選曲: STELLA BY STARLIGHT / MICHEL CAMILO - TOMATITO

2007年05月09日

作曲家、フェデリコ・モンポウ

1991年に世界初となるフェデリコ・モンポウのピアノ曲全集を発表した熊本マリさん。スペイン人で作曲家、ピアニストのフェデリコ・モンポウ。スペインというと闘牛やフラメンコなど原色なはっきりしたスペインをイメージする人が多いのですが、モンポウはしっとりとした独特な神秘的な音をつくり、奏でます。
ピアノの詩人と呼ばれた彼は俳句を書くほど東洋の文化が大好きだったそう。彼の作る音楽は詩のように音数は少ないけれど、深く染み込み、包み込まれるとマリさんはおっしゃっていました。

今夜の選曲: フェデリコ・モンポウ:静かな音楽 第11曲 / 熊本マリ
         フェデリコ・モンポウ:静かな音楽 第1曲 / 熊本マリ

2007年05月08日

スペイン・マドリードでの生活

スペインの音楽といえば真っ先に思いつくのはフラメンコ、そしてカンテ。スペインの人々は皆フラメンコしか聴かないという勝手なイメージをもってしまっていますが(私だけ?)、実際はポップも聴き、クラシックも聴くそうです。
世界的にクラシックのファンはやはり年配の方が多いそう。ただ、マドリードの場合は街が小さく、簡単に気軽に行けるよう劇場は街の中心にあり、日本よりもチケットがかなり安いので、色々な世代の人たちが気軽に様々な音楽に触れることが出来るそうです。

スペインの人々は皆、夜遊び好き。フラメンコは夜11時から始まり一番盛り上がるのは2時3時なので、子供にとっては遅すぎる時間。10代だった熊本マリさんは一度しか行ったことがないそうです。

今夜の選曲: AL MARIYYA / TOMATITO



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