SOIL・社長「音声コンテンツの魅力を最大限に生かした」新番組で感じた手ごたえとは
J-WAVE for BUSINESSではプロモーション事例などを多数掲載しております。ぜひご覧ください。
企画書ダウンロードはこちら >>
J-WAVEナビゲーターに、ラジオの魅力や声での情報発信のこだわりをインタビュー。
4月より新番組『BENTLEY BEST REGARDS』(金曜22:00〜22:30)がスタート。ナビゲーターを務めるのはJ-WAVEのレギュラープログラムは3度目となるSOIL&"PIMP"SESSIONSの社長。UKと東京の声の往復書簡というスタイルで、社長と対象のアーティストが音楽やカルチャー、サステナビリティなど、今気になっていることを音声の手紙に綴り合うユニークな内容だ。
本当はミュージシャンではなくラジオマンになりたかったと語るほどラジオには深い思い入れがあるという社長に、ラジオや番組の魅力、番組でアプローチしたいことを訊いた。
過去に二回ほど番組をやらせていただいてますけれども、やっぱり終わるときは寂しいもので、終わる度にまた次に新しい何かをやらせていただけるかなと思いながらあいだを過ごしています。だから今回またこういう素敵な企画にお声かけいただいて嬉しいです。僕はJ-WAVEで育っているし、本当はミュージシャンじゃなくてラジオマンになりたかったんですよ。J-WAVEも新卒で最終まで行ったんですけど、落ちてるんです。だから何かしら関われることが今嬉しくて。
――制作をやりたかったんですか?
本当はラジオDJになりたかったんだけど、うちの父がアナウンサーで、僕は滑舌があまりよくないので、「絶対に無理だから諦めた方がいい」と小学校のとき言われて。だから裏方でと思っていたんですけど、今こうやって喋れてますからね(笑)。
――『BENTLEY BEST REGARDS』は声の往復書簡がコンセプトですが、このスタイルはいかがですか?
懐かしさと新しさが両方ある番組のフォーマットだなあと思っております。日本語と英語それぞれが持つ言葉の響きの美しさがあるので、写真で瞬間的に物事が伝わっていく今の世の中において、音声コンテンツっていうものを最大限に生かしたすごく貴重なものを作ってるんじゃないかなと収録しながら思っております。
――往復書簡のお相手をUKのアーティストに設定にしている理由は何かあるんですか?
やはりベントレーがイギリスのブランドだということ、イギリス北部の都市で代々受け継がれている技術、クラフトマンシップを使ってクルマづくりをしていることからです。特に内装の革の工芸においてはその最たるもので。そういったところからUKの何かクリエイトしている人々、音楽、言葉にフォーカスすることで、この番組の骨格が成り立っていると思っています。
――ミュージシャンのある種の職人的な部分とも自然に繋がるところはありますか。
ありますね。こだわりを持って各々が自分の世界観と個性と美学を持ってものを作っているという意味で、職人と音楽家は何ら変わりはないと思います。特に今回UKでお声掛けをしたいなと思っている方々も、大きな意味で言うとUK発のカルチャーを作っている方々なんですよ。だからまさに職人ですし先駆者だと思いますよ。
――記念すべき最初のお相手はガリアーノのロブ・ギャラガーさんで、社長の原点を知ることができる人選だと思いました。
もちろんいろんな方の候補があったんですが、実は過去担当していた『V.I.P』という番組のオープニングのタイトルコールもロブにお願いしていて、やっぱり今僕のスタイルがあるのはロブがいるからっていうのがすごく大きかったんです。そういうリスペクトもありながらも今は普通に人と人で、友人のように付き合わせていただいているところもあるから、一人目としては間違いない方だと思ったんです。結果的にっていうところもあるんですが、彼の声の美しさと言葉のチョイス、そして何より詩人なのでリーディングのスキルが本当に素晴らしくて。多分彼の声とリーディングがあるから、番組を美しい色に染めてくれたというか、少しずつアートフォームとして固まっていったと改めて思うし、これからこの番組が続いていくときに、ロブのこの言葉の美しさが一つのベンチマークになるんじゃないかなと思っています。
収録のなかでも生活にまつわることはどうしてもトピックとして出てきますし、なかでもSDGsとかサステナビリティとか、そういった視点での日々の営みみたいなトピックもこれからは入ってくると思います。
――今後番組派生でやってみたいことはありますか? 例えば出張イベントとか。
それはもう出張なんて夢みたいな話ですよね。UKに行って現地でちゃんと会話をしてみたいです。往復書簡というテーマから外れますけど(笑)。それこそベントレーが生まれた街も行ってみたいですね。あと手紙のやり取りをして教えてもらった場所を実際訪ねてみて、そこの感想を新しいお手紙に書くのもいいかもしれないですね。
そうですね......今ぱっと思いついたのはMONDO GROSSOの「Laughter in the rain」。ニール・セダカのカバーなのですが、これいい曲なんですよ。
――憂鬱になりがちな雨の日ですが、雨の日ならではの良さもありますね。
雨の日の東京って実は綺麗ですよね。大雨は置いといて。雨の日の夜運転してるとちょっと雨上がり気味のときとか、アスファルトがツヤツヤになるじゃないですか。そこに光が反射したり、車にも水滴がいっぱい付いてるから、ビルの光が反射したりして。「これなかなか東京っぽい!」と思う瞬間ありますよ。夜の雨は綺麗ですね。
(取材・文=石角友香)
近年では様々なアーティストへの楽曲提供やリミックスを行うなど、作曲者・プロデューサーとしての能力も評価されている。
さらに2019年に地元福井にて初開催された「ONE PARK FESTIVAL」の音楽顧問を担当している。
4月より新番組『BENTLEY BEST REGARDS』(金曜22:00〜22:30)がスタート。ナビゲーターを務めるのはJ-WAVEのレギュラープログラムは3度目となるSOIL&"PIMP"SESSIONSの社長。UKと東京の声の往復書簡というスタイルで、社長と対象のアーティストが音楽やカルチャー、サステナビリティなど、今気になっていることを音声の手紙に綴り合うユニークな内容だ。
本当はミュージシャンではなくラジオマンになりたかったと語るほどラジオには深い思い入れがあるという社長に、ラジオや番組の魅力、番組でアプローチしたいことを訊いた。
番組の魅力は「懐かしさと新しさが両方あること」
――J-WAVEでのレギュラープログラムは1年半ぶりだそうですが、いかがですか。過去に二回ほど番組をやらせていただいてますけれども、やっぱり終わるときは寂しいもので、終わる度にまた次に新しい何かをやらせていただけるかなと思いながらあいだを過ごしています。だから今回またこういう素敵な企画にお声かけいただいて嬉しいです。僕はJ-WAVEで育っているし、本当はミュージシャンじゃなくてラジオマンになりたかったんですよ。J-WAVEも新卒で最終まで行ったんですけど、落ちてるんです。だから何かしら関われることが今嬉しくて。
――制作をやりたかったんですか?
本当はラジオDJになりたかったんだけど、うちの父がアナウンサーで、僕は滑舌があまりよくないので、「絶対に無理だから諦めた方がいい」と小学校のとき言われて。だから裏方でと思っていたんですけど、今こうやって喋れてますからね(笑)。
――『BENTLEY BEST REGARDS』は声の往復書簡がコンセプトですが、このスタイルはいかがですか?
懐かしさと新しさが両方ある番組のフォーマットだなあと思っております。日本語と英語それぞれが持つ言葉の響きの美しさがあるので、写真で瞬間的に物事が伝わっていく今の世の中において、音声コンテンツっていうものを最大限に生かしたすごく貴重なものを作ってるんじゃないかなと収録しながら思っております。
――往復書簡のお相手をUKのアーティストに設定にしている理由は何かあるんですか?
やはりベントレーがイギリスのブランドだということ、イギリス北部の都市で代々受け継がれている技術、クラフトマンシップを使ってクルマづくりをしていることからです。特に内装の革の工芸においてはその最たるもので。そういったところからUKの何かクリエイトしている人々、音楽、言葉にフォーカスすることで、この番組の骨格が成り立っていると思っています。
――ミュージシャンのある種の職人的な部分とも自然に繋がるところはありますか。
ありますね。こだわりを持って各々が自分の世界観と個性と美学を持ってものを作っているという意味で、職人と音楽家は何ら変わりはないと思います。特に今回UKでお声掛けをしたいなと思っている方々も、大きな意味で言うとUK発のカルチャーを作っている方々なんですよ。だからまさに職人ですし先駆者だと思いますよ。
――記念すべき最初のお相手はガリアーノのロブ・ギャラガーさんで、社長の原点を知ることができる人選だと思いました。
もちろんいろんな方の候補があったんですが、実は過去担当していた『V.I.P』という番組のオープニングのタイトルコールもロブにお願いしていて、やっぱり今僕のスタイルがあるのはロブがいるからっていうのがすごく大きかったんです。そういうリスペクトもありながらも今は普通に人と人で、友人のように付き合わせていただいているところもあるから、一人目としては間違いない方だと思ったんです。結果的にっていうところもあるんですが、彼の声の美しさと言葉のチョイス、そして何より詩人なのでリーディングのスキルが本当に素晴らしくて。多分彼の声とリーディングがあるから、番組を美しい色に染めてくれたというか、少しずつアートフォームとして固まっていったと改めて思うし、これからこの番組が続いていくときに、ロブのこの言葉の美しさが一つのベンチマークになるんじゃないかなと思っています。
いつかUKのベントレーが生まれた街に行ってみたい
――ボイスレターのテーマはこれからどういう風に広がっていきそうですか。収録のなかでも生活にまつわることはどうしてもトピックとして出てきますし、なかでもSDGsとかサステナビリティとか、そういった視点での日々の営みみたいなトピックもこれからは入ってくると思います。
――今後番組派生でやってみたいことはありますか? 例えば出張イベントとか。
それはもう出張なんて夢みたいな話ですよね。UKに行って現地でちゃんと会話をしてみたいです。往復書簡というテーマから外れますけど(笑)。それこそベントレーが生まれた街も行ってみたいですね。あと手紙のやり取りをして教えてもらった場所を実際訪ねてみて、そこの感想を新しいお手紙に書くのもいいかもしれないですね。
雨の日の東京にぴったりな一曲は?
――そろそろ梅雨の時期を迎えるにあたり、社長が雨の日に聴きたい一曲を教えてください。そうですね......今ぱっと思いついたのはMONDO GROSSOの「Laughter in the rain」。ニール・セダカのカバーなのですが、これいい曲なんですよ。
――憂鬱になりがちな雨の日ですが、雨の日ならではの良さもありますね。
雨の日の東京って実は綺麗ですよね。大雨は置いといて。雨の日の夜運転してるとちょっと雨上がり気味のときとか、アスファルトがツヤツヤになるじゃないですか。そこに光が反射したり、車にも水滴がいっぱい付いてるから、ビルの光が反射したりして。「これなかなか東京っぽい!」と思う瞬間ありますよ。夜の雨は綺麗ですね。
(取材・文=石角友香)
SOIL&"PIMP"SESSIONS 社長 プロフィール
SOIL&"PIMP"SESSIONSのアジテーター。ジャズの枠組みを超えたパンキッシュでエネルギーに満ち溢れたパフォーマンスは世界中で高い評価を受け、数多のビッグフェスティバルに出演中。また、社長のもう一つの顔であるDJは、96年より活動を開始。ジャズを軸にしながらジャンルの壁を超えた選曲で、高揚感に包まれたフロアを演出している。近年では様々なアーティストへの楽曲提供やリミックスを行うなど、作曲者・プロデューサーとしての能力も評価されている。
さらに2019年に地元福井にて初開催された「ONE PARK FESTIVAL」の音楽顧問を担当している。
- インタビュー
- ナビゲーター
- ラジオ
- 番組