ウブドの南へ、車で30〜40分。スカワティ村です。ガムランをはじめ伝統芸能専門の高校「KOKAR（コカール）高校」の授業を見学させてもらいました。これはケチャの授業。

バリ舞踊の授業も見学させてもらいました。

プロのガムラン奏者としても活躍するスバンディ先生と生徒たちにも話を伺いました。生徒のみなさんは、将来、スバンディ先生みたいな教育者になりたいと言っていました。

ガムランではなく、バリの舞踊を自宅の教室で熱心に教えている、スティルタ先生を訪ねました。ここは学校ではなく、踊りの塾みたいなところ。下は５歳の子供から中学生くらいまでが自由に出入りできる環境で、伝統的なバリ舞踊を教えていました。

子供たちにとって、バリの伝統的な音楽や舞踊は憧れの的。昔に比べて、むしろ最近の方が人気があるそうです。

子供たちが憧れるバリ舞踊楽団のダンサー、ビンタンさんという女性に会いに行きました。

この日の夜は、近くのプリアタン宮殿での公演があり、夕方に自宅へ伺いました。その流れで、メイクするところまで、取材させてもらってしまいました。

ビンタンさんは、ウブド界隈では一目置かれる舞踊家。ウブドの隣り、プリアタン村にあるグヌン・サリ楽団の家に生まれ、そのままその楽団ダンサーとなりました。現在、25歳。お父さんが、この楽団のリーダーです。

踊りのキレはもちろん、目の動き、つま先から指先まですべてが完璧なビンタンさん。最高峰のバリ舞踊とその奥深さを体感させていただきました。