2018.11.23 fri. 18:00-20:55
vol.3バリ島
ナビゲーター
クリス智子
旅人
金沢雅美
バリの人々の生活の中心、マーケットでも多くの出会いがありました。
バリ在住の日本人女性にもお会いしました。バリ島には、バリの男性と結婚して、生活をしている日本人の女性が数多く住んでいます。世界に住む日本人妻ランキングでも、かなり、上位にくるそうです。バリ在住20年以上で、二人のお子さんがいるカツラエリコさんに、バリの生活について、話を伺いました。
ワヤン・クリ(影絵芝居)が盛んなスカワティ村で暮らす兄弟。人形使い(ダラン)の兄・ジュアンダさんと、ガムラン・グンデル・ワヤン演奏の弟・ブダさんです。ブダさんのガムランのレッスンには、多くの子供達が来ていました
影絵と語りを一人ですべて担当するワヤン・クリ(影絵芝居)は、子供たちにとっても最高に憧れのポスト。真剣に取り組んでいました。
バリの総合芸術、ワヤン・クリ(影絵芝居)。縦2メートル、横3メートルくらいのスクリーンが張られ、すぐ後ろにオイルランプの炎が吊るされ、そのゆらゆらした炎を感じながら上演されます。
最後に出会ったのは、インドネシアを代表するギタリストのバラワンさん。旅立つ前からラブコールをしていたけれど、なかなかタイミングが合わず、連絡が取れなかったのですが、帰国する日に「今なら、会える」ということで急遽ご自宅へ。
インドネシアを代表するギタリストのバラワンさん。ダブルネックのギターを、ピックを使わずに両手の指で押さえながら演奏するフィンガータッピング奏法が特徴的なサウンド。ガムランのコテカンもルーツにあるというワン&オンリーの、タッピング・ギターをたっぷりと聴かせていただきました。
美しい自然の中で、緩やかに流れるバリヒンドゥーのスピリット。力強く激しいガムランの音。バンジャールという村の共同体の存在。子どもたちの笑顔、すべてが印象的でした。そして、バリ島では、音楽も踊りも祭りも自然観も宗教観も…大きなうねりで循環し、継承されているという発見のできた旅となりました。