2019.3.21 thu. 18:00-20:55
vol.4ハワイ・オアフ島
ナビゲーター
クリス智子
旅人
村治佳織
アメリカのグラミー賞にもノミネートされたこともある、マウイ島出身のスラッキー・ギターの名手、ジェフ・ピーターソンさん。広大な牧場を営む家に生まれたそうです。最初はクラシックのギターもやっていたということで、すぐに意気投合。いろいろ話を伺いました。そして、サンセットの美しいビーチでの生演奏。美しく雄大なハワイを感じる、スラッキー・ギターの音……。
この日はジェフさんが出演するということで、カピオラニ公園の先にあるレストラン「Michel’s」へ。サンセット越しに海とワイキキの街並みが見える、ロマンティックなロケーションのレストランです。
いよいよハイアット リージェンシー1階のステージで、J-WAVE30周年を記念したスペシャル・ステージ。スティール・ギターの巨匠アラン・アカカさんの愛弟子、14歳のマリエ・ライマンさんも合流し、開演です。
J-WAVE × Hyatt Regency スペシャル・ステージ。「Moon River」を演奏。現地で急遽購入した200ドルのギターは、なかなか良い音を出してくれました。
無事に、村治佳織のスティールギター・デビューも終わり。
出演者とスタッフ全員でパチリ。
旅の終わり。ホノルル空港に向かう途中、ハワイアン・レインボーが見送ってくれました。
Native Music Note
〜ハワイのNative Musicをさらに深く知るアルバムたち〜
A Tribute to Na Lani ’Eha / Various Artist
カラカウア家王族の4人の兄弟姉妹デビッド・カラカウア、リディア・カマカエハ・パキ(リリウオカラニ)、ミリアム・リケリケ、ウィリアム・ピット・レレイオホクは、ナー・ラニ・エハ(4人の天上人)言われます。1820年代に宣教師が持ち込んだ賛美歌に影響を受け、メロディーのついたハワイ語の楽曲という新音楽ジャンルを生み出しました。それまでの単調なリズムの繰り返しがベースの打楽器に合わせる詠唱スタイルから、ピアノ、ギター、ウクレレなどを使い、音階のある音楽を作曲してハワイアン・ミュージックの礎を築きました。このアルバムは、その4人の作品をハワイを代表するアーティスト達が歌うコンピレーション。
Gabby / Gabby Pahinui
スラックキー・ギターの元祖ギャビー・パピヌイの1972年の歴史的作品。当時のハワイアン・ルネッサンス(ハワイ文化の復興ムーブメント)に大きな影響を与えた人物。伝統的なハワイの音楽をベースにした独自の演奏スタイルと張りのある歌声に、ハワイの雄大な大地や、母なる海を感じます。
Ho’oluana / Makaha Sons of Ni’ihau
IZことイスラエル・カマカヴィヴォオレがいたグループであり、ハワイの伝統と現代的センスで絶妙にアレンジした楽曲は、どれも美しく深いです。1991年に発表された本作はその最高傑作。ナ・ホク・ハノハノ・アワードでは5部門を受賞しました。
Kamaka Ukulele Presents : Keep Strumming!
今回の旅でも訪れた老舗ウクレレメーカーKamakaの創業100年を記念した2枚組アルバム。ジェイク・シマブクロ、ハーブ・オータ・ジュニア、マイマネ・ガードナーらKamakaのウクレレを使っているプレイヤーたちの豪華コンピレーション。
Hana Hou! Vol.1 / Genoa Keawe
ハワイアンミュージック界を代表するファルセット・ボイスのレジェンド、故ジェノア・キアヴェの歌声集。スイート・ファルセットと呼ばれる独特の裏声を駆使した美しい歌声で、80歳を超えるまで現役で活躍しました。1曲目「Alika」の超絶ロングトーンは国宝とも言えます。
Cecilio & Kapono / Cecilio & Kapono
今回の旅で出会ったハワイ音楽界のレジェンド、ヘンリー・カポノが活躍したセシリオ&カポノ、1974年発売のファースト・アルバム。英語で歌うサーフロックとしてアメリカ本土や日本でも人気を集め、今のハワイの若手アーティストたちに大きな影響を与えました。今回の番組取材では、アルバム収録曲「Friends」をギター1本で披露してくれました。