今回のテーマは「アテンション」
参考図書は、ベン・パーの「アテンション」です。
「アテンション」とは、注目という意味。
現代社会は情報過多…。
どんなに良い製品を作っても、コンテンツを作っても、情報に埋もれてしまいます。
そこで大事なのが、『アテンション』=注目を集めるということ。
「注目」を集める際に使われる動機づけがあり、
参考図書ではこれを「トリガー」と呼んでいます。
そして、人間の本能に訴えかける「トリガー」は7種類あるそうです。
7種類のトリガーの中からいくつか紹介すると・・・
【自動トリガー】
色やシンボル、音など人間の視覚や聴覚などに働きかけるトリガー。
例えば、背景が薄い灰色の HP のボタンの色を緑から赤に変えただけで、
クリックする人が34%増えたそうです。
赤という色がトリガーとなって「注目」度が上がったと考えられます。
また、今回話に出てきたのは、【専門家トリガー】
本の帯に、専門家のコメントが載っていると、
買おうという気持ちになる人が出てくる効果もみられます。
さらに【ミステリー・トリガー】。
まだ解明・解決されていない「謎」を用いて注目を集めます。
人間には、まだ終わっていない仕事や物語を完結させたいという衝動があり、
それを巧みに利用したものと考えられます。
キーワード『アテンション』についてもっと知りたい方は、
ベン・パーさんの『アテンション』をぜひ読んでみてください。
■毎週、各界の著名人がこの図書館にふさわしい1冊を紹介して下さる
「BOOK SHARING」
a flood of circleの佐々木亮介さんに、
住野よるさんの『告白劇』をご紹介いただきました。
■図書館の膨大なCD・LPコレクションから他ではめったに聴くことのできない
レア音源を特別に試聴するコーナー「RARE COLLECTION」
今回紹介したのは、シーナ&ロケッツ。
今年、彼らのデビューアルバム『#1』が45年の時を超えて復刻!
初回3000枚しかプレスされなかったという幻のファーストアルバムですが、
生前、鮎川さんがシーナさんの実家で、奇跡的に発見したというテストプレス原盤と
モノ・セカンドマスターが、今回の復刻を実現させました。
今回、その復刻盤『#1』と『MONO』リマスター盤、
さらに鮎川誠秘蔵マスター音源、『御法度盤』の3枚を当時の写真やポスターなど
特典アイテムを封入して 『#1スペシャル・エディション』として、
シーナ&ロケッツのオフィシャルショップと一部レコードショップでのみ
超限定発売されました。
その『御法度盤』では、翌年移籍するアルファレコード時代の
貴重なアウトテイクが収録されていて、
なんと YMO との未発表共演トラックも聴くことが出来ます!
□今週の図書
ベン・パー『アテンション』
住野よる『告白劇』
□オンエア曲
Because of you / Neyo
Pop life / Prince
That’s the way / Led Zeppelin
Espresso / Sabrina Carpenter
Honey Moon Song / a flood of circle
Satisfaction / Makoto Ayukawa with YMO
Say yes to heaven / Lana Del Rey