「パプアニューギニア海産」の新しい働き方①
様々な企業が取り組んでいる「働き方」の今を知り、
これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。
1日のスタートに、「あたらしい働き方」のヒントをシェアします。
今週は、大阪市でパプアニューギニアの天然エビの輸入、加工を行っている
「パプアニューギニア海産」の新しい働き方をシェアします。
代表1名、社員2人、そしてパート従業員16名というパプアニューギニア海産は、
「事前連絡なしで、働きたい日に働きたいだけ働く」という、
これまでにないユニークな働き方を推進している会社。
「フリースケジュール制度」と名付けられ、
注目を浴びているこの新しい働き方。
まずは、スタートさせることになったきっかけを
工場長の武藤北斗さんに教えて頂きました。
当時、宮城県石巻市にあった工場は、東日本大震災で全壊。
その後、大阪で再建したパプアニューギニア海産ですが、
武藤さんが工場長に就任する際に、「フリースケジュール制度」を導入。
最初は、「そんな働き方で成り立つわけがない」と反対も多かったようですが、
こんな制度をスタートさせられたのもあの時だったから、と、
武藤さんは当時を振ります。
ご自身の生活や子育てなどを見直し、パートさんとの面談を繰り返し、
話を聞くことを徹底する中から生まれたこのアイデア。
このフリースケジュール制度では、事前連絡なしで出勤日や出勤時間も自由、
この「連絡しない」というルールも、
従来の「連絡はマスト」という常識を覆すもの。
武藤さんは、パート社員さんたちの声を聞く中で、
「働きやすさは縛られない事」と学び、
少しでもストレスになる部分を取り除くため、
実現不可能、とも言われたこの制度を採用することにしたそうなんです。