Let's travel! Grab your music!
Theme is... 冬のメタル・バラード
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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1月8日は以前から皆さんに募っていた「冬のメタル・バラード」特集!
番組リスナーの方からお寄せいただいたメッセージとともに、
「メタル・バラード」のリクエスト曲をまとめてオンエアします。
真冬には何故か「メタバラ」がフィット!
★★★★★
番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
リクエスト曲をオンエアさせていただいた方には
図書カード1,000円分をプレゼントします!
番組サイトの「Message」から送信してください。
手書きのハガキ、手紙も大歓迎!
日曜日の夜に聴きたい「ゆったりした曲」をゼヒお寄せください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Wind Of Change / Scorpions
Love Bites / Def Leppard
Home Sweet Home / Motley Crue
Silent Lucidity / Queensryche
More Than Words / Extreme
Every Rose Has Its Thorn / Poison
Patience / Guns N' Roses
Dee / Randy Rhoads
When The Children Cry / White Lion
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
★★★★★★★★
★★★
From Chef carl casperさん
昔、私は親の勤務の関係で首都圏から雪国で生活することになりました。そこで仲良くなった堀井くんが、僕に雑誌やベストミックステープを貸してくれたことがメタルと好きになったきっかけです。堀井くんが大好きだったMotley CrueのHome Sweet Homeをお願いします。
Kun:Motley CrueのHome Sweet Homeはとてもいい曲で、ラジオをやっている鮎貝の健ちゃんという方がいますが、高校の時にふざけてバンドをくんだりなんかして、こんな曲をやったりしていました。先日、サンフランシスコの古いワイナリーに行ったんですけど、100年くらい前のピアノが置いてありまして、『訓はなんでもできるからピアノも弾けるんじゃないの?』と言われたので、白ワインを片手にこのHome Sweet Homeを弾きました。すっかり雰囲気もほぐれて素晴らしい時となりました。みんなメタルが大好きですね。
★From へらぶなくんさん
僕が上京した1990年リリースのQueensrycheをお願いします。
☆Kun:Queensrycheはぴたぴたのタイツを履いてたと思います。絶対に真似できないな、というルックスの人たちだったんですが、僕が高校でテキサスに住んでた時になぜかこの曲だけが当たりしまして。3時間くらい離れてる街まで当時の彼女を迎えに行く時に、一緒に付き合ってくれた友達がカセットでこの曲をかけてくれました。ちょうど冬だったんですけど、真っ暗な高速でこの曲がかかって、“タイツも悪くないかなぁ”と思ったことを、昨日のことのように覚えています。
★From リリーさん
14年くらい前にサンフランシスコに行った時のことが忘れられません。ちょうど感謝祭の時期だったので、なんとなく賑やかな感じでした。感謝祭当日は中心地のユニオンスクエアまで行き、合唱団が歌っていたのを聴きました。訓市さんはアメリカにいた時、感謝祭の時は何をしていましたか?
☆Kun:僕が感謝祭の時に何をしてたかというと、身近な友達の家族になりすまして、横で七面鳥にありついてました。
★From セツミさん
PoisonのEvery Rose Has Its Thornをお願いします。ヘアメタルと散々バカにされましたが、間違いなくライターを掲げたくなります。
☆Kun:このタイトルは「どんなバラにも棘がある」という意味ですね。美しい女性には必ず棘があるということなんですが、ちょうど海外の友達がすごい綺麗な女の子に惚れまして。周りは全員『やめろ』と言ってたんですけど、この間ポツリとテキストが届いて、『あのバラはダメだった。訓の言うことを聞けばよかった。』と。YOUTUBEのこの曲のURLを貼り付けて送り返したんですが、『毎日聞いている』と。“美しいバラには棘がある”。リスナーの皆さんは常に心に留めて、次の獲物を狙いに行ってください。
★From Seikoさん
高校生の頃、友達とOzzy OsbourneのMr. CrowleyとGoodbye To Romanceを聴き比べ、“どちらの曲が好きか、好きな方のどこ部分がいかに素晴らしいか”を語るみたいなことをやっていました。その様子を見ていた先生が『それならサバスも聴け。聞くならVol.4だ。』と。素直に聴いてみたものの、当時の自分にはイマイチ良さが理解できなかったことを覚えています。
☆Kun:すごくいい先生ですね。今は良さが分かったでしょうか?僕も最初はサバスの良さがわからなくて、歳を取ってからハーモニー・コリンという監督とかなり長時間移動した時に、夜中じゅう爆音でブラック・サバスを聴いて、『なんて男と乗る車のナイトドライブに合うんだろう。』と、それ以来iPhoneにサバスの曲を欠かしたことはありません。
こういう先生って面白いですよね。僕にもいました。そしてこのメタル好きの特徴。聴き比べて好きな曲のどの部分がいかに良いかっていう。それが分かったからって何になるんだっていう話なんですが、こんな楽しみがあるのもメタルならではですかね。アメリカの高校にもメタル好きがいまして、どっちのバンドがすごいかっていうのをBPMで表せたり。『お前の好きなバンドのドラマーは遅い!俺の好きなドラマーはBPM200で叩けるんだ。』『すごいよ、そっち・・・』みたいな。あとはソロがいかに早いかとか。そういう数値で表せるっていうのもメタルの素晴らしさなのかなと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。