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Let's travel! Grab your music!
Theme is... MESSAGES & REQUESTS
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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4月2日は「Messages & Requests」特集!
番組リスナーの方からお寄せいただいた旅にまつわるメッセージと
リクエスト曲をまとめてオンエアします。
全国各地から届けられた沢山の手紙、ハガキ、メールに囲まれて…
スタッフ一同感謝しています。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
リクエスト曲をオンエアさせていただいた方には
図書カード1,000円分をプレゼントします!
番組サイトの「Message」から送信してください。
手書きのハガキ、手紙も大歓迎!
日曜日の夜に聴きたい「ゆったりした曲」をゼヒお寄せください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Pretty In Pink / Psychedelic Furs
Avalon / Roxy Music
I Left My Heart In San Francisco / Tony Bennet
Postcard From Paris / Jimmy Webb
悲しみのラッキースター / 細野晴臣
A Mio Padre / Andrea Bocelli
Thank You (MK) / Tommy Guerrero
Destiny / Zero 7
Ocean / John Butler
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
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★From:さすけさん
リクエストはRoxy Musicのアバロンです。就職した年の年末に友人と旅行に行きました。クリスマスのイルミネーションが、当時の私たちには息を飲むほどの美しさ。散々街を歩き回ったあと、ホテルのあたたかいバスタブに浸かりながらラジオを聴いていると、流れてきたのがこの曲。お風呂で音楽を聴くという初めての体験は、あまりにもファンタスティックでゴージャスなひと時でした。
☆Kun:Roxy Musicは確かにロマンティックの塊で、大好きと言いたいところなんですが、僕は結構飽きてしまいまして。特にMore Than This。というのも、昔Lost In Translationという映画を東京で撮った時に僕も手伝ってまして、このRoxy Musicを主人公のビル・マーレイとカラオケ歌うシーンを2人で撮ることになったんですよ。東京の夜景が窓から見えて、カラオケでビル・マーレイとRoxy Musicを歌う。これはロマンティックじゃないか!と思ったんですが、『今の良かったけど、もっと歌える。』とか『ライトの調子が悪かったわ。』とか『反対のビルから望遠で撮りましょうか。』とか。結局6時間くらい歌いまして、No More Than Thisという感じです。
★From:Takaさん
初めての海外旅行先のローマでは、あまりの感想に喉が渇き死にそうだった。バールで山盛りのオレンジを指差し、ジュースが欲しいと身振りで注文。すぐ店員が絞り始め氷をガッツリ。味は濃く、酸味と甘みに驚嘆と救いが一緒にやってきました。
☆Kun:うまいんですよね。イタリアのオレンジ。僕はイタリアとモロッコのが好きですけど、一番好きなのはイタリアのブラッドオレンジ。本当に美味しくて、日本でも小豆島かどっかで作ってます。早めに注文すると2月とか3月に箱で届くんです。今年は頼みませんでしたが、以前、注文して事務所に持って行ったら、全員貪り食ってました。皮をむくのが難しいので、ボロボロと口を真っ赤にして食べるブラッドオレンジ。見つけたらぜひ食べてみてください。
★From:メーテルさん
自由時間にレコード屋に行くと、気持ちのいい音が流れてきました。お店の方にお聞きすると、トミーゲレロさんの「The Endless Road」でした。棚まで案内していただいて旧作も見ていると『PERPETUUM』の帯に“ライナーノーツ 野村訓市”と書かれているではありませんか!迷った挙句2枚とも購入。予算オーバーしてしまいました。
☆Kun:トミーはもう腐れ縁で、もう10年以上、毎年彼も日本に来ますし、僕も彼を訪ねます。2人でご飯を食べて安いメキシコのビールを飲んで、レコードの話を延々として全く何も変わらない感じで別れます。本当に繊細でいい人で、サンフランシスコの急な坂をノンストップで降りてしまう、クレイジーな人。でも音は優しい最高な人です。
★From:マタレオンさん
旅先で人間のゾッとするような悪意に触れた時、どのように受け入れながら旅を続けてこられたのでしょうか?これがきっかけで旅が強くなったことはありますか?
☆Kun:心のそこから悪い人はいないと思いたいですが、逆に100%の善人もいないのかなぁと。両方あるのが人だと思います。そういう人は旅先に限らず日常にもいますし、いちいちそこに引っ張られて次の日を台無しにするのはやだなぁというのが僕のモットーです。旅先で悲しいのは、嫌なことをされたというよりは、急に孤独を感じて周りの人ともコネクトとれてないというか、街から浮いてるなと思う時が一番辛いです。冷たくあしらわれたりするのが続いたりとか。でもそういう時こそ必ず親切な人に出会ってしまったりして、ものすごく感動して、それがまた旅を続けるきっかけにもなってしまうんだと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。