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Let's travel! Grab your music!
Theme is... Messages & Requests
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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7月16日は「Messages & Requests」特集!
番組リスナーの方からお寄せいただいた旅にまつわるメッセージと
リクエスト曲をまとめてオンエアします。
全国各地から届けられた沢山の手紙、ハガキ、メールに囲まれて…
感謝?3の訓市です!
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「夏の旅」「夏のドライブ」の思い出を曲とともに・・・ゼヒ!
リクエスト曲をオンエアさせていただいた方には
番組オリジナルの図書カード1,000円分をプレゼントします!
番組サイトの「Message」から送信してください。
手書きのハガキ、手紙も大歓迎!
日曜日の夜に聴きたい「ゆったりした曲」
「旅で聴いた思い出の曲」「動かない旅ができる曲」などなど、
リクエストもお願いします!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Drunk On The Moon / Tom Waits
Slip Away / Pat Metheny Group
Never Existed Before / Minnie Riperton
I've Never Been To Me / Charlene
あいのこ / ハナレグミ
With A Little Help From My Friends / Joe Cocker
Satellite Of Love / Lou Reed
Welcome Home / Radical Face
Goodnight Song / Tears For Fears
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
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★From:JUNさん
僕は旅の記念に写真を撮るというよりは、写真を撮りに旅をする、といった感じです。旅の写真といえば、よく観光雑誌なんかで目にする各所の写真がとっても素敵で、行きたいなぁと思って実際行ってみたら、イメージと違って落ち込んだ、というような経験が多々あります。綺麗に撮るのはいいと思うのですが、必要以上に手を加えるのはいかがなものか…と思うのですが、どうでしょうか?
☆Jun:観光雑誌なんかのカメラマンは本当にうまいですからね。もしかしたらあまり手を加えていなくてもこの場所だったらこうとれば綺麗だ、というのがわかるんじゃないでしょうか?昔、知り合いに温泉雑誌だけで働く友達がいまして、どんなに小さな部屋でもものすごく大きく、湯船がゆったり見えるように撮るんですよね。それはもうテクニックだって言ってました。
★From:スニフさん
今年3月から主人が初の海外勤務となり、一人で聴いています。主人とは趣味のイタリアンバイクを通じて知り合い、夫婦や仲間でバイクライフを楽しんでいましたが、私は数年前に乗るのをやめました。もう自分でバイクを運転することはないと思っていましたが、主人に『できれば時々バイクを動かしてほしい』と頼まれ、先日、4・5年ぶりにバイクに復帰しました。
☆Kun:バイクを通じてご主人と知り合って遠出したなんてすごく素晴らしい出会いだと思いますし、また復帰したというのも素敵だと思います。僕のアメリカの友達も、20代まではすごくバイクに乗っていて、それ以来全然乗ってなかったんですが、50歳手前になってアメリカ横断の旅に出たり、カメラマンなんですがいく先々で出会った人を撮ったり、すごく楽しそうに暮らしていて。僕もまたアメリカでバイクの免許をとって走りたいなぁと思っています。
歳をとって何かを無理に辞める必要はなくて、きっと歳相応の付き合い方でいろんなことが続けられるんじゃないかなぁと思いながら、僕はディスコに行っています。
★From:テキサスパラキートさん
27年も前のことですが、私もテキサスに約1年間留学していました。スマホもSNSも存在しなかったあの時代。そんな一人の時間が長かったからこそ、今よりも音楽をじっくり聴いたり、友達はどうしているかなと考えてみたり、遠くの国に想いを馳せたりできたのではないかと思います。
訓市さんは、その後ホストファミリーやテキサスの高校を訪ねたりしたことはありますか?
☆Kun:本当ですよね。先日ある人と取材で話していた時に、『電車に乗っていたら席に17人座っていて、スマホを触ってない人が3人しかいなかった。』と。昔は電車に乗ってる時に本を読んだりもしましたが、妄想をしたり、暇なのでいろんなことを考えたりしました。でも、今って無駄な時間がないんですよね。常に何か情報を読んだり見たりしていて、自分でもいろんなことを一体、いつ消化できるのかなって思います。テキサスの時間は本当にゆっくりと、そして意味のあるものだったと思います。
僕は行った後、2・3年後に1度だけ訪ねたことがあります。ちょうど僕がいた頃に1年生だった子たちがもう卒業のときかな。がらんとした校舎や、主人がいなくなったロッカーを見て、ものすごく悲しくなったのを覚えています。
★From:すーさん
先日、部屋の掃除をしていたら古いアルバムを発見しました。それは、13年前の夏にニューヨークへ行ったときに撮りためたフォトアルバム。当時、美容師だった私は、街を歩きながらお洒落な人を見つけては、下手くそな英語で『写真を撮らせてください』と話しかけ、フィルムカメラでお洒落なニューヨーカーのファッションスナップをしました。あのときの私は怖いもの知らずで、今よりも自由だったなぁ。
☆Kun:古いアルバムというのは、掃除中に一番見つけたらいけないやつですよね。見つけた瞬間にH2Oの『想い出がいっぱい』が頭の中に流れてくるんですよ。そうするともう次は松本伊代の『センチメンタル・ジャーニー』。見始めると、気づくと2時間3時間経っていて、なぜ今自分はここに入るんだろうって自問自答に陥ってしまったりするんですけど。昔の方が自由だったのは確かだと思いますが、少し不自由になったなかでも毎日楽しく暮らせるということもまんざら捨てたものではないんじゃないでしょうか。どうなんでしょうか、それも大人の理由付けなんでしょうか。
★From:デザートさん
私事で大変恐縮ですが、先週、第一子となる男の子が生まれました。妻とは結婚して4年、車の後部座席をフラットにし、日本のいろんなところへ“横乗り・バン・トリップ”してきました。日本には本当にすばらしい山と海、自然があります。いつか息子を連れて、妻と3人で“横乗り・バン・トリップ”に出かけられることを今からたのしみにしています。
☆Kun:日本という国は、自然は世界一なんじゃないかって僕も思っています。こんなに山が深くて全てを海岸線で満たされていて、海の幸もあって、これ以上何を望むのかって思うんですけど。なぜかそんな美しい海岸を壊してしまったり、余計なものが煙を吐いていたりします。デザートさんの息子さんがいつか大人になったときに、そのままキャンプしたい場所がたくさん残っているといいなと思います。
★From:eternalさん
私は仕事やその人間関係で疲れてくると、高速道路にのって海に向かいます。早朝の砂浜、澄み切った空気、静かに寄せる波の音に力強く昇る朝日・・・そこにいる私をなんとも言えないパワーと優しさで私を包んでくれて、翌日、張り切って仕事をしているリセットされた自分がいます。訓市さんは疲れたときにリセとされる場所はありますか?
☆Kun:疲れたときにリセットされる場所。酔っ払って家に帰って、ベッドで凄い寝相で寝ている子供を見るとなんとなくリセットされます。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。