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訓市がantenna*からセレクトした記事は・・・
一生に一度は拝んでみたい! 奇跡の「初日の出」スポット5選
Theme is... 大晦日セレクション! あの曲をもう一度
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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2017年のラストは「あの曲をもう一度」。
番組で一度オンエアした曲は2度と選ばないという
独断のルールを設けていますが、この日だけは特別!
これまでにかけた曲の中で訓市がもう一度聴きたい曲、
年の瀬に聴いてほしいという曲をお送りします。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
さらに、「お悩み相談」も受付中!
旅のこと、恋愛のこと、仕事のことなど、何でもOKです。
アナタのお悩み、相談、質問を送ってください。
訓市が愛を込めてお答えします。
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてま〜〜〜す!!!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
The Build Up / Kings Of Convenience
Love Is A Losing Game / Amy Winehouse
Gotta Have You / The Weepies
Even After All / Finley Quaye
Vive / Djavan
The End Of The World / Skeeter Davis
Little Girl Blue / Nina Simone
Without Words / Ray Lamontagne
Thirteen / Big Star
Peace Piece / Bill Evans
Champagne Supernova / Oasis
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
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Kunichi was talking...
皆さんはどのように大晦日をお過ごしですか。
僕は毎年、年越しそばを食べて、しばしばそこで熱燗を飲みながら年を越してしまいます。東京出身で田舎がないので、帰省するということがないんですが、逆に人の気配が減っていく、大晦日や正月の三が日というのはとても好きで、1年の中で東京の空気が一番綺麗な日々なんじゃないのかなと思います。
♪ Finley Quaye 「Even After All」
僕がロンドンにいたときに大型新人なんていう感じで出てきました。酒を飲んで帰ってきて、ボケーっとした夜とか、けだるい日曜の午後なんかに、公園でヘッドフォンで聞くとこんなにいい曲はないです。今もずっと定期的に聞いています。
♪ Skeeter Davis 「The End Of The World」
昔あったドラマ『この世の果て』の原案はこれだったと、どっかで見た覚えがあります。これは親しい人が亡くなったとか、そういう意味の歌だと聞いたことがあるんですけども、今年もずいぶんいろんな方が亡くなりました。「世界が終わったのに、あなたはどうしてそんな普通でいられるの?」というような歌詞で、僕はこれを確か去年かけたと思いますが、ベトナムのホーチミンで夜中、軒先からこの曲がかかっていて、なんとも言えず不思議な気分になりました。
♪ Nina Simone 『Little Girl Blue』
冬の夜に1人で聞いたりすると、昔の思い出がポロポロ出てくるような曲だと思います。悲しい曲調ですが、僕はどこか元気をもらったりしています。Nina Simoneはとにかく心のバファリンのようなものですから、痛み出したらすぐに聞いてください。
♪ Ray Lamontagne 「Without Words」
これは飛行機の中で見た映画のサントラに入っていました。飛行機で映画を見るときは楽しみに公開を待っていた映画は大きいスクリーンで見たいので、あんまり見たくないんです。なので、失敗してもまあしょうがないだろうとか、あんまり話も聞いたことのなかった映画を見ていくんですが、この曲はもう本当に良かったです。自分が飛行機の中に1人座って、ヘッドホンで映画を見てるの忘れてしまいました。ぜひ、皆さんも車の中や飛行機の中でこの曲を聞いてみてください。違った風景が見えると思います。
♪ Big Star 『Thirteen』
これはガレージロックの元祖的な、メンフィス出身だったと思います。現役時代はあまり売れませんでしたが、僕はすごくこのバンドが好きです。好きな子をライブに連れてくという歌詞なんですが、アメリカの学校でティーンエイジャーがコンサートに行く情景が浮かびます。僕は今年もたくさんバンドのライブを見ましたが、来年はもっと見れたらいいなと思っています。
♪ Bill Evans 「Peace Piece」
平和のかけら、という意味です。これはニューヨークで夜中に車に乗っていて、頭上に満月があるときに聞きましたが、時間が止まってると感じるのはこういうときのことを言うのかなと思いました。本当にこういう平和の欠片みたいな一瞬が、世界中の人に1日に1回でもあったら、もう少し住みやすい世界になるんじゃないのかなと、呑気なのはわかっていますが思わずにはいられませんでした。
Oasis 「Champagne Supernova」
これは夏の終わりに聞いたり、パブで酔っ払ったときに大合唱する曲です。1年の終わりを振り返るときに、楽しい気分で振り返って来年に備えるっていうのにふさわしいんじゃないかと思います。この曲も僕は日本や海外で何度も、カラオケでも歌いました。そうやって明るく1年を送るっていうのが日本人には逆にいいんじゃないのかなと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。