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訓市がantenna*からセレクトした記事は・・・
パリ&リヨン郊外弾丸旅行?Vol.1 話題の「Airbnb」でパリに暮らすように滞在する!
Theme is... MESSAGES & REQUESTS
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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12 月24日は、2017年ラストの「メッセージ&リクエスト特集」!
今年1年間、本当に沢山の手紙、ハガキ、メールを送っていただき
訓市を始めスタッフ一同感謝です。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
さらに、「お悩み相談」も受付中!
旅のこと、恋愛のこと、仕事のことなど、何でもOKです。
アナタのお悩み、相談、質問を送ってください。
訓市が愛を込めてお答えします。
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてま〜〜〜す!!!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Watch Me / Labi Siffre
Creep / Scott Bradlee's Poasmodern Jukebox feat. Haley Reinhart
Afterglow / Asgeir
Calling You / Jevetta Steele
Hello, Goodbye / 大貫妙子
Little Yellow Town / Rickie Lee Jones
Miami 2017 / Billy Joel
Travessia / Milton Nascimento
口笛 / Mr. Children
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
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★From:RN たけうねさん
実は今、Parisに来ています。以前、番組でお聞きしたパリ特集の内容をレースするかのような動きをしています。今回の旅で深く思ったのが、パリという街の綺麗さと芸術性の高さ、カフェの美味しさでしょうか。それととても気になったのが、訓市さんも番組で言われていた、日本人の少なさと対照的に中国人旅行客の多さでしょうか。日本という国の現在の勢いのなさ、この地での存在感のなさ。時の経過とともに、ゲームのメインプレイヤーは交替していってしまうのだなと肌で感じたパリ観光でした。
☆Kun:やろうと思ったら2泊でもいろんなことができるんですが、いい時間を過ごしているようで何よりだなと思います。本当に日本人の姿は陰薄くなりました。90年代なんて、オリーブ少女みたいな、そんなに一人で絶対食べれないよっていう量のフランスパンやワインを持ったボーダーを着た女の子とかがたくさんいましたが、今はもう中国やシンガポールなど、他のアジアの国の人たちですね。人口が減ってるというのもありますが、若い人はどんどん外に出て見聞を広めてもらいたいものだなと。40代半ばに差し掛かったおじさんは思うわけです。
★From:RN ケンタロウさん
最近心のゆとりがないです。電車ですぐイライラしてしまったり、家族に怒ってしまったり。若いのに生意気だと思われるかもしれませんが、私は野村さんのような落ち着いた人になりたいです。せめて社会人になるまでに。猶予はあと4年くらいです。若いうちに経験しておくべきことは何なのでしょうか。
☆Kun:僕は別に落ち着いているわけじゃなくて、だいたい眠いか二日酔い、あとはJ-WAVEの皆さんがこうして僕をスタジオに閉じ込めて一人で喋らせるからブツブツ喋ってるんです。若いときは血気盛んということですから、ものすごく喜んだりものすごく怒ったりと極端な行動をするわけで、これは当たり前のことだと思います。その分、悪いなと思ったらすぐ謝るっていうのをちゃんとすればいいんじゃないんでしょうか。歳をとればそのうち落ち着いてきます。ただ、怒る前にすぐ態度に出したり、口にする前に一つ深呼吸して息を吐いてから何か言おうとすると、結構『あれ、なんで怒ってたんだっけ?』っていうこともよくあるので、ぜひそれを試してください。合言葉は、ピース。
★From:RN パウリスタ神田さん。
北欧の音ってなんであんなに特別なんでしょうか。特別な場所に住んでるってことでしょうか。
☆Kun:北欧の音って確かにすごく特徴があって、温かい場合は本当に暖炉の前の木が燃える温かさのような音色がしますし、そうじゃない場合は、日が少し足りてないというか、透明感があるというか、透き通るような音が必ずします。すごく好きなら、パウリスタさんもぜひ、北国に住んでみてください。きっと発言も北欧らしくなるんじゃないんでしょうか。
★From:RN なかちんさん
先日、仕事帰りの道のりでふっと漂ってきた匂いが、昔一人旅でユーラシア大陸横断の旅をしていたときのことを思い出させてくれました。なんとも言えない不安と期待とドキドキが入り混じった複雑な気持ち。匂いっていろんなことを思い出させてくれますよね。訓市さんは匂いで思い出す旅はありますか?
☆Kun:匂いは本当にそうですね。最近、明治通りを歩いているとタイ料理屋ができていて、そこの匂いを嗅いだら突然、フラッシュバックみたいな感じで、気づくと席についてました。カオマンガイの店なんですけど、匂いって怖いですね。お腹いっぱいでもいきなりもってかれて、食べてしまいますからね。
★From:RN アキラさん
地図で見ると三日月のような曲線の通りの名前に『クレッセント』と名付けられたイギリスの道。駅のプラットホームを訳して『月台』とした台湾。そういえばすごい昔、高校の美術の先生にサハラとは現地の言葉で『褐色の無』という意味だと教わりました。日本とは異なる名前の付け方のセンスに驚き、そしてその場所がいとおしく感じます。場所の名前、その意味を知るのも動かない旅といえるのかもしれません。
☆Kun:イギリスには同じ名前の道がたくさんあるんですけど、その下がすごく大事でした。例えば、クレッセントなのかドライブなのか。間違えると全然違うとこに行ってしまうので、タクシーに乗ることがあったら運転手さんに必ず確認したものです。そうですよね、文化によって名前の付け方も違いますし、例えば日本は雨が多いので、雨を表す言葉が世界でもものすごく多い国らしいです。五月雨とか時雨とか。ところが、サハラのあるモロッコとかアフリカに行くと雨が少ないので、それを表す言葉っていうのはほとんどないそうです。なんかそういうのも、地球って大きくていいなと思う理由の一つです。
★From:RN 弁当の沢庵さん
訓市さんは一番初めに買ったレコードって覚えてますか?私はビリー・ジョエルの『グラス・ハウス』だったのをよく記憶しています。ほぼ歌謡曲しか知らなかったころ、たまたまラジオから流れてきた彼の曲に軽い衝撃を感じ、すぐにレコード屋に足を運びました。そんな彼のアルバムの中でも、B級グルメ的な曲を集めた『Songs in the Attic』はお気に入りの1枚。この前、ふとこのCDジャケットを見てある発見をしたのです。このアルバムのラストトラックのタイトルが『マイアミ2017』。35年以上も前、このアルバムに最初に出会ったころは多分、この曲のタイトルを見てかなり未来の話の曲だなあと、中学生の私は感じたんだろうと思いうかべましたが、今年がその年になってしまったことに感慨深くなりました。
☆Kun:本当ですよね。こないだSupremeというスケートブランドの仕事で『Akira』という漫画を作った大友克洋さんにインタビューしました。『Akira』もすごい衝撃を受けた漫画だったんですが、話の舞台が2018年とか2019年。もうすぐなんですよね。未来だと思っていた話や年号に自分たちが追い付いて、やがて追い越していくっていうのがもう信じられないというか、考えてみれば東京オリンピックもずいぶん先だと思っていたら、もうあと二年ちょっとですか。おそろしや、おそろしや、おそろしや。
★From:RN Nashさん
旅に出て、目的が果たさなかったときの落胆はどう処理すればいいのでしょうか。私は景色を眺めることに重きを置いているのですが、天気に恵まれないことが多いのです。がっかりします。帰りの運転を思うとそこで呑んだくれるわけにもいきません。それでも訓市さんはお酒があればそれでいいのでしょうが。
☆Kun:目的が果たせなかったときっていうのは、次の旅の目的が出来たとポジティブに考えて、望みのものが手に入るまで、何度でも繰り返し行ってみてください。僕はお酒があれば何でもいいわけじゃないんですよ。こう見えても一緒に飲む仲間とか、音楽とか。何かつまみになるものがないと寂しくて、お酒も飲めないくらい寂しがり屋です。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。