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訓市がantenna*からセレクトした記事は・・・
旅先でもスマホでメール処理。結果、「美しい記憶」が失われる理由
Theme is... 訓市のお悩み相談第2弾!
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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1月14日は、昨年末に募集した仕事、恋愛、進路、生き方などなど、
皆さんから寄せられたお悩みに訓市がズバズバお答えします。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Fantasy / Black Box
The Space Between / ZERO7
Time / Oila
いつか/どこか / Cornelius
上を向いて歩こう / 坂本九
Up From The Skies / Rickie Lee Jones
You're Only Lonely / J.D. Souther
Love Theme From Blade Runner / Vangelis
California Dreamin' / Diana Krall
Dawn / 藤原ヒロシ
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
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★From ラジオネーム:キラキラカムイさん
読書というのは作者が見た景色や知識、自分が知らないものを知るための動かない旅と言えると思います。私は近々『ビブリオバトル』という、本を紹介するプレゼン合戦のような大会に初出場いたします。そこで質問です。文章で様々なことを発信するお仕事をなさっている野村さんには“人の心を引きつける言葉や文”を生み出す秘訣はありますか。
☆Kun:秘訣というのはあんまりなくて、毎回結構四苦八苦します。ただ、相手のことはもちろん調べますし、短い時間で人が聞く同じ質問をひたすら投げかけて、ちゃんとしたことを喋ってくれることはないので、まず、いつもどんな質問をされてるかを把握すること。そして、聞きたい質問に行くまでにどのくらい回り道をするというか、互いを知るかというのが大事なのかなと思います。
★From ラジオネーム:holy moly
僕は今20歳で、将来はライターとして自分の尊敬できる方、周りのクリエイティブな友達なんかをインタビューできたらなぁなんて考えていました。ある日行きつけの店で、そこの店主の方に軽い気持ちで将来の話をしました。すると幸運なのか、いろんな大人へと伝播していきまして、びっくりする話ですが、Webライターとして仕事がいただけるという話にまでなりました。はっきり言って準備も知識も足りていない。でもこのチャンスは逃したくない!みたいな。不安でいっぱいです。様々なジャンルで活躍されている野村さんですが、初めてのことにチャレンジするときは不安になったりしますか?そして、どうやって乗り越えてきたのか、アドバイスいただけると嬉しいです。
☆Kun:何をやっても、準備も知識も絶対に満たされることはないですし、不安がなくなることも多分ないと思います。初めてのことというのは限りがありませんが、1回やったらもう初めてとは言わないです。長く生きていると、自分が興味があって初めてのことというのがどんどん減っていってしまいますが、最初のときというのが1番不安と興奮とやったときの喜びが大きいです。生きている限り、いろんな初めてにチャレンジしてみてください。
★From ラジオネーム:しゃんこんさん
訓市さんはこれまでの人生で、一番恐怖を感じた経験はなんですか。
☆Kun:一番の恐怖。飛行機がエンジン火災を起こしたときも怖かったですが、3階から落ちたときに走馬灯を見て、もう死ぬんだと思ったことが一番怖かったです。
★From ラジオネーム:8月生まれの乙女座さん
キューバにぜひ来たいなとずっと以前に思っていましたが、最近、その気持ちを思い出させるようなことがあり、行くべき時期なのかなと考えるようになりました。キューバには行かれたことはありますか?
☆Kun:キューバ、行ったことあります。外国人観光客として今のキューバっていうのはとても珍しく、広告とかのないどこか映画で見たような、古い世界がそのまま生きてます。これがアメリカとの国交が本当に復活したりすると、あっという間に企業の広告だらけのよくある風景になってしまうんじゃないでしょうか。できるだけ早く行って、かつてのキューバに近い現状を見た方がお得です。
★From ラジオネーム:ダイヤモンドヘッドさん
今、私は学生です。映画・音楽・本を豊富に知っている野村さんの学生の頃のお話が聞きたいです。どのような本を読んでどのような音楽に没頭し、どんな映画に見入っていたのか。野暮な質問ですが、よろしくお願いします。
☆Kun:乱読。そして映画も片っ端から観ましたし、音楽も演歌以外はほぼ全部手を出しました。なるたけ聞いて見て読んで、それがいちいち全部役に立ったかどうかわかりませんが、自分の心の中に塵積もです。それがいつかある時吹き出てくるというか、何か物を見るときのちょっとした決断の手助けをしてくれたり、そういうことが自分という人間の個性というか、趣向が固まってくるんじゃないでしょうか。僕が見たり聞いたりしたものが人にすすめられるものなのかどうか本当にわからないんですが、とにかく選り好みしないで何でも見てやろうの精神でいってみてください。
★From ラジオネーム:おもちさん
私はアルバイトで家庭教師をしていてなかなか生徒に厳しくできないところが悩みです。これまでの状況を変えたくて、家庭教師を頼んでいるのだから、私も厳しさを持っていかなければと思ったりもしますが、人に厳しくなることはなかなか難しいなと思います。それは自分にもそれだけの責任を持つということですよね。どこまで他人の状況を加味すべきなのか、難しいです。野村さんは他人への厳しさ、どう思われますか。
☆Kun:厳しさ・・・難しいですよね。友達もそうですし、仕事仲間というのもそうなんですけど、厳しいことだけ言っても自分がそんなに偉いわけじゃないので、ついてこないと思うんですよ。僕が仕事をするときにみんながついてきてくれたりするのは、例えば、一緒に徹夜をしたり同じぐらい時間をかけていると、向こうも申し訳ないなと思ってくれるみたいで、必死にやってくれたりします。本当はもっと楽にやりたいんですが、僕はそれ以外の方法を知らなくて、疲れ果て、ストレスを抱え、酒に走るわけです。厳しいことを言うだけじゃなくて、それに対して、『この人も同じぐらいのことをしてるんだな』っていうのを見せる。厳しくして結果が出たら、心の底から喜んだり、褒めてあげることが大事なんじゃないんでしょうか。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。