ON AIR DATE
2019.09.22
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


★★★★★★★★★★

訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・

オルタナティブロックを世界に知らしめたソニック・ユースの『Goo』

★★★★★★★★★★


TUDOR logo

Theme is... MESSAGES & REQUESTS

『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


★★★★★★★★★★

--- メッセージ&リクエスト特集 ---

番組リスナーの皆さんから手紙、はがき、メールで寄せられた
旅にまつわるエピソードと、その旅にまつわる曲をまとめてオンエア!
訓市による“メッセージ返し”もお楽しみに。


★★★★★★★★★★

番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。

リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてま〜す!!


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


2019.09.22

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Private Eyes / Hall & Oates

2

Number One / Tuxedo

3

(You Just) Believe In You / Princessa

4

Waiting In The Weeds / Eagles

5

渚・モデラート / 高中正義

6

Silver Soul / Beach House

7

Ikaw / Yeng Constantino

8

So Damn Fast / Lawrence

9

Kim's Chords / Sonic Youth

2019.09.22

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。


Kunichi was talking …


★★★★★★★★★★


★From RN:おーえむじー
今、僕は会社の夏期休暇を利用して一人、ベトナム、ホーチミンの1泊400円程、8人部屋の安宿に1週間程滞在しております。社会人になって4年、お金はある程度あるのですがリゾート地には行かず、現地の下町やバックパッカー街に行くのがやめられません。毎回、こういった旅をする時は現地に着いたらテキーラの小瓶を購入し毎日朝、少量飲み気持ちを高揚させて露店など現地の方と交流したり同じ部屋の外国の方々と絡んだりといったことが僕にとっては最高の時間です。シラフですと露店の衛生面、言語の面で海外の方々にビビってしまいます。訓市さんもこういった朝から酒を飲んでといった旅の仕方をされたことはありますか?

☆Kun:
ん〜〜。朝から二日酔いでブラッディメアリーとかを飲んだことはありますけども、テキーラの小瓶を飲んで露店で喋るとかっていうのはそのうちいつかぼられてしまったりするかもしれませんよ。朝は朝なりの過ごし方をして、昼過ぎから徐々にビールを飲んで高めていくっていう方が時間と合って良いんじゃないんでしょうか。たまにはシラフで普通に過ごしてみたり、ビビらずに外国の人と話してみるのも面白いんじゃないんでしょうか。そのうち、日本に帰っても朝からテキーラとなってしまうと、なかなか大変ですよ。



★From RN:しょしだ
先週、夏期休暇を取ってシンガポールに行ってきました。
英語がろくに話せない私は、見知らぬ土地で路頭に迷ったらどうしようと不安でしょうがなかったのですが、いざ1人で観光してみると意外にも何とかなり、安堵と共に少しだけ自信が付いた気がします。
内に籠らず外に出てみると、良い経験ができるものですね。
ただ、最終日に酷く体調を崩してしまい、空港のクリニックに駆け込むというアクシデントにも遭遇しました。具合が悪そうな私に声をかけてくださり、すぐに対応してくださった職員の方々には感謝しかありません。人の温かさを強く感じた旅でした。

☆Kun:
まあね、よく英語が喋れないから旅行に行きたくないっていう人がいるんですけども。本当に1人になるとやっぱりなんとかなったり勇気を出して色んな事を人に聞けたりするもので、行かないよりかは絶対行った方が良いんじゃないのかなーと思うんですけども。こういうアクシデントがあった時に人に親切にされたりした事っていうのはたぶん一生忘れない大事な思い出になると思います。



★From RN:ワンツーファイブ
先日、彼女と旅行に行きました。行き先は長野。爽やかな涼しい風が吹いていて、残暑とクーラーに疲れた私たちには最適の場所でした。旅行は旅行で動き回るのでまた別の疲れは溜まるのですが、緑に囲まれた山の中で、素敵な景色に心を奪われ、しばらく仕事や普段のあれこれを忘れられる時間を持てたのはとても良かったです。そしてそのような時間を大事な人と過ごせるのは私にとって何よりも幸せなことなので、この関係を大切にしていきたいと強く思いました。

☆Kun:
本当ですよね。夏なんて、もう出掛けるのがめんどくさいから暑いしいいよって言いながらちょっと無理して車を走らせて山の方に行ったりすると思った以上に安らいでしまう自分がいたりして。その気持ちっていうのは年々強くなっていく気がします。昔は思ったこともないですけどもねえ、家の窓から緑が見えたら良いなあとか、それが次に引っ越す時の僕にとって唯一の条件になってるんですけども。とはいえ、郊外に住むのは嫌でして、飲み屋から盛り場から歩いて帰れる距離に住みたい。なおかつ窓から緑は見たい。なおかつカーテンはしなくても住めるように過ごせる。それが理想なんですが、そんな物件情報をお持ちの方は是非J-WAVEまでご一報ください。



★From RN:さととあき
私の海外での思い出は、15年前ほど前にミラノに洋服のデザインを学びに留学をしていた時のことです。当時は英語圏で日本人と群れると母国語ばかり使うからといった理由だけで、ニューヨークを避けてミラノに飛びたった記憶があります。その頃はとても若かったので日本人らしい尖った格好でミラノの街を歩き、当時では目立った日本人だったかもしれません。ミラノから周辺の国に渡り歩き、1番自分に合っていたなと思ったのはヨーロッパの国ではチェコでした。24時間交通機関はやっているし、通貨単位が低くお財布にも優しく、食べ物も自分には合っていました。女性も綺麗な方が多かったです。
焼きたてのバゲットをスーパーで買って、トマトスープと合わせて朝食にしたり、自分が予想していた食生活がありました。
旅行だけでいいやと思う国と、暮らしてもいいやと思う国があると思いますが、プラハは住みたい場所上位にランクインしています。たくさんの国に行かれた訓市さんが暮らしたいと思う国とその理由を教えてもらえると嬉しいです。

☆Kun:
まあ今となっては日本人がいないとこに行ってもですね、寂しさのあまりLINEをしてしまったり、YouTubeでドラマを見てしまったりするらしく、もうあとは自分にかけるだけっていう感じらしいですけども。15年ほど前のミラノでしたらちょうど毎年行ったりしてる頃でしたね。ミラノは僕にとってはイタリアっぽいっていうよりどこか南ドイツに近いというかですね。食事も初めて行った時はカツレツとかそういう肉料理と、割とシンプルでトマトを使う料理じゃないのを知ってびっくりした覚えがありますけども。まあインド料理も南インドと北で全く違いますがイタリアも割とそんなところがあります。暮らしてもいい国とそうじゃない国、なんですかねもう東京にずっといるようになって長いですから。どこに住みたいかっていうのも今はなかなか想像できないんですけども。いつかひと通り全部終わったら、ひたすら移動するだけの生活を1、2年ぐらいしてみたいかなー、とは今でもぼんやりと思ってます。



★From RN:市民酒場
先月、フィリピンのマニラへ出張した時のことです。駐在の方が招待してくれたフィリピン料理レストランには専属のバンドがいました。バンドといってもギター2人にボーカルの女性1人のトリオです。各テーブルを回って数曲披露する流しのようなスタイルでした。私たちのところに来て、「何かリクエストは?」と言うのでフラメンコ・ギターだから「リメンバー・ミー」を希望したのですが、知らなかったようで、勝手に歌い出したのがYeng Constantinoというアーティストの「Ikaw」という曲でした。フィリピンでは誰でも知っている大ヒット曲らしく、お店中が一気に盛り上がるほどでした。

☆Kun:
こういうレストランに流しというかバンドがいる所って僕大好きなんですけども、なんか素朴で良いじゃないですか。東京にも何軒かそういうところがあったりして、たまーに誰かの誕生会っていうとこでそういう店に行ったりすると、1番喜んでるのは僕だったりするんですけれども。まあなかなか人件費が高いので多分東京とかニューヨークとかそういう大都市で逆にハウスバンドみたいなのを持ったりすることはなかなか難しいのかもしれませんけども。そういえば先日北島三郎さんにお会いして取材をする機会があったんですけども、僕は全然知らなかったんですが北島さんは渋谷で流しを6年もやっていた。そのお話を聞いている時の街の情景っていうのが本当に細かくてですね、なんかすっかりその昔の流しがいる渋谷っていうのを想像してしまったんですが、また復活しないですかね。流しという文化が。



★From RN:マルケス93
個人的な事になりますが、昨年母を亡くし先日1周忌を終えたのですが、その時に姉から「こんな母の遺品があったよ」と言われて渡されたのが女性用の扇子でした。「はて?これは何だっけ?」と思って扇子の入った箱を裏返してみると、「息子の旅立ちに際してプレゼントされた扇子」と書かれていました。僕は26歳の時にバックパック1つ担いで、3年間、30数ヶ国を働きながら旅歩きした事があったのですが、その旅に出掛ける前に両親と3人で旅した時に僕が母にプレゼントした扇子でした。母を亡くして1年経ってから、こんなものが出て来たことに、なんとも言えない感情が抑えきれませんでした。次に旅に出る時は、母の面影を思い出しながら旅したいと思っています。

☆Kun:
ご両親が亡くなった方もそうでない方もこんな思い出の1つや2つある人っていうのも多いんじゃないんでしょうか。まあ普段あんまり仲が良くなくって、特に自分が何をしたのを忘れていてもその相手の親にとってはですねすごく実は嬉しいことで。こっそりそういう物を大事に取っていたりスクラップしていたり。まあそんなの知って嬉しいやら恥ずかしいやら、そしてちょっとそんな気持ちも気づかなくって申し訳ないという少しの後悔っていうのを僕もあるんですけども。うちの母親とかもですね、だいたいやめてくれって言ってるんですがこっそりこういうラジオを聴いていたりとかね。なんか勝手に息子がラジオをやってるから勧めたりと、まあ余計な事をと言いたいんですがなんだかんだ喜んでくれてるんだから良いのかなとも思いますし、まあ逆にありがたいなあとも思うんですけども。いつ何があるかわかりませんから、皆さんも機会があるうちに感謝の気持ちを伝えたりですね、親孝行をしていきましょう。はい。