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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
写ルンですリバイバル、ミラーレス…「平成」を写したカメラを振り返る - 平成ヒストリー?30年を振り返る?
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Theme is... MESSAGES & REQUESTS
『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールでお寄せいただいた
旅のエピソードと、その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエストをお待ちしてます!!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Don't Wanna Fight / Alabama Shakes
I Will Survive / Gloria Gaynor
It Makes No Difference / The Band
Many Rivers To Cross / Nilsson
ラブレター / The Blue Hearts
I'm On Fire / Awolnation
Dream I Never Had / Everything Is Recorded
Memories / Maroon 5
Still In Love With You / Sade
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:蒲田の野良ポチ さん
私には一回り年下の彼女がいます。彼女は海外旅行がとても好きで一緒に行こうと誘われるのですが、私自身が「訳アリ」の為、彼女の期待には応えることが出来ません。去年も航空券の予約まではしたのですが、色々あって結局行けずじまい。最近では「来世で行こうね」と言われる始末です。その彼女とは毎週、このラジオを一緒に聴いており、私が訓市さんのモノマネをするととても喜んでくれます。訓市さんも誰かのモノマネをされることはありますか?
☆Kun:
訳アリ物件の蒲田さん。ちゃんとしないと色んなものを無くしますよという感じなんですけども。でも、彼女が「来世で行こうね」って言ってくれてるっていうのはなかなかラッキーというか良い彼女さんなんじゃないんでしょうか。モノマネですか? 実はすごく得意でして、でも大体自分の周りの人の動作を真似したりとか表情を真似するっていうすごい狭いとこのモノマネなんですけど、人の喋り方とかだと、これぐらいかな。「あんまりラジオばかり聴いてると、バカになっちゃいますよ〜」。誰でしょうね? この声の人は「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」の人と同じだと思います。
★From RN:adikone さん
嫁が8月31日に急性リンパ性白血病になりました。結婚5年目、子供は4歳の男の子と3歳の女の子。人生これからなのに…と思ったところでの青天霹靂の出来事でした。これからは入院と1週間の退院を繰り返す日々が数年続く予定です。子供の教育など悩みは尽きませんが、何とかやっていくしかないですね。ところで嫁は11月2日が誕生日でした。ぜひ野村さんの口から「おめでとう。頑張って!」と言って頂けないでしょうか。きっと喜ぶと思います。嫁の名前は鮎美です。
☆Kun:
本当に白血病とかっていうのは治療も大変だと思うんですけど、それでも昔僕が子供の頃と罹った方達がいますけど、今では治療できる病気の1つだとは思うので焦らずじっくりと治してください。そしてちっちゃいお子さんがまだいますから、長く長く彼らの成長を一緒に見守りながら良い日々が過ごせますように。ということで、鮎美さんお誕生おめでとうございます。無理のないようによく寝て、頑張って食べて、免疫をなるだけ強くして、辛い時はたくさんあると思うんですけど、とにかく諦めずに頑張ってください。
★From RN:Mr, Strangelove さん
僕には同棲して2年ほどになる彼女がいるのですが、ここ最近そもそも同棲が自分には向いていないらしく、自分1人で過ごす時間が結局好きなのではないかと感じ始めました。自分は趣味にしろ仕事にしろ何かに没頭すると他のことに気がいかず、特に恋愛面ではドライになりがちです。もちろんどちらも両立できればそれに越したことはないのですが、そこまで僕は器用ではなく、今後の関係をどうするべきか考えあぐねております。恐らく彼女には結婚の2文字が重くのしかかっているとは思うのですが、正直そこまでの感情にはまだ至れないのと自分には未だ成すべき事があるため、そちらの思いの方が強いです。
☆Kun:
どうなんでしょうね… Strangeloveさんが彼女のことを本当に好きなのか好きじゃないのか僕には分からないんですけど、多分、ずっと一緒にいると当たり前になったりとか、自分の気持ちもリズムがあるじゃないですか。今は1人が良いとか邪魔だなっていったら失礼ですけど、2人でいるより1人が良いと思う時もあれば、無性に寂しくて一緒にいてくれいてくれって時に相手がそうじゃないとむくれたりとか、相手の人と同じリズムで常にビートを刻んでいるわけではないので、たまにずれたりするとは思うんですけど、成すべき事があるから結婚できないっていうのは多分詭弁で、成すべき事っていうのは一生終わりがないと思うんですよ。なのでもう少ししたら準備が整うっていう、そのもう少しっていうのはそう思っている以上は一生やってこないんじゃないのかなと思ったりもします。まぁ相手があることなのでよく考えて決断すればいいと思うんですけど。
★From RN:建築の余白 さん
今日、中学3年生の息子が修学旅行に行きました。コロナの影響で伊豆・箱根というちょっと渋い旅行になりました。持ち物の制約があり、“持って行けないもの”の1つにスマホ。「持って行っても良いもの」にカメラ。おもちゃ代わりに「レンズ付きフィルム 写ルンです」を持たせてみました。あんまり羽目を外した写真を撮ると現像してもらえないことだけは父親として念押して。行き先や天気はどうであれ、コロナで色々我慢してきた分仲間と大いに楽しんでほしいものです。中高生の修学旅行はルールや決め事が色々ある中の独特の楽しさがあるように思います。訓市さんの修学旅行の思い出って何ですか?
☆Kun:
本当に一生に1度の青春時代を過ごしている若い子達には申し訳ないなって思うんですけど、中3の時なんて楽しい盛りじゃないですか。特に普通ですと高校でバラバラになるっていう最後の学年で、それがタイプでもない女の子を好きになってしまったりとか、色んな理由で悶々とした時間を過ごしたりすると思うんですけど、なんですかね? 僕は中高は男子校だったので色気無しの本当によくある修学旅行ですよね。なんか枕投げみたいのをしたことがある気もしますし、高校の時なんて「行かないから修学旅行のお金を返してください」って言って、それで遊びに言った記憶もあるんですけど、修学旅行といえばアメリカで留学生と回ったことがあって、それはもう本当に写真で撮ったら現像してもらえないようなことの連続の素晴らしい修学旅行で。何百人って留学生がいたんですけど、それを一言で表すとすれば、英語で言うと「シュチニクリン」っていう感じでしょうか。
★From RN:つくし さん
2020年、今までの生活とは随分変化しました。色々と我慢することもありますが、一方で思わぬ小さな楽しみも生まれました。私は50歳間近のサラリーマンですが、東京に緊急事態宣言が出されてから、片道5キロ、約60分の道のりを毎日歩いて出勤するようになりました。新たな楽しみとは毎週月曜日の帰り道なんです。訓市さんの番組が放送された翌日、仕事終わりの夜に短パン、Tシャツに着替え、リュックを背負い、都心を歩きながら前日の訓市さんの番組をradikoで聞くんですが、都会の喧騒と季節が醸し出す“匂い”の中、訓市さんの時代を超えてセレクトされた音楽が、時に見知らぬ場所を旅されるような新しい出会いだったり、或いは過ぎ去った甘い時代を思い出す懐かしい出会いだったりします。訓市さんにも今年生まれた新たな楽しみはありますか?
☆Kun:
なんとなく書かれていることの内容をものすごく理解できるというか、感じますよっていう感じなんですけど、歩いたり自転車っていうのが本当に僕も今年は増えました。でも、どこかコロナの前って忙しすぎたというか、忙しぶってたというか… なんとなく世の中のオリンピック前の流れっていうのがあったじゃないですか、いけいけドンドン的な。自分だけじゃなくて周りもそういう雰囲気の中で、どこか本当に周りの景色を見渡したり空を見たりっていうのが減っていた気がして、スローダウンできたことっていうのはすごく良いのかなと思っています。今となってはお酒を1番飲むのも週末じゃなくて月曜日だったりしますからね。月曜・火曜が新しい週末と僕は名付けているんですけど、何しろ街に人も少ないですからお客さんも何もいない小さなバーでドアが開いているのを確かめると、そこでチャッチャッチャッとメキシコのお酒なんかを飲んで、良い気分で1人で歩いて帰るわけなんですけど。
★From RN:朔太郎 さん
この番組は週末に車で出かける時に妻と一緒に毎週聴いていた唯一のラジオ番組です。妻は「訓市さんの話す英語は日本語を話しているトーンと同じなので嫌味がなく好感が持てる」と言っていました。そんな妻が先日、4年半の闘病の末、39歳という若さで亡くなりました。亡くなる前日、妻は病室のベッドの上でほとんど意識がなかったのですが、radikoでこの番組を流しました。きっと訓市さんの声や流れてくる音楽も耳に入っていたと思います。最期に2人でTravelling Without Movingが出来たと思っています。亡くなる時も妻はTravelling Without Movingの最中だったのかもしれません。
☆Kun:
随分お若い時に亡くなって、そして4年半の闘病っていうのも長くて辛かったと思うんですけど、最後までラジオを聴いてくださったっていうのは本当に光栄なことというか、少しは意味があったことをしてるのかなと思えて僕的にはとても嬉しいです。亡くなる時っていうのはきっと魂が抜けていくっていいますけど、もっと大きい意識体というか、もう個人じゃないけど海の中に雨粒が落ちてくみたいなものを僕は想像しています。きっと朔太郎さんの奥さんはいま海の中にいて、孤独じゃないと僕は思います。そして朔太郎さんもすごく悲しいと思うんですけど、4年半闘病を一緒に見守ったっていうことで多分ものすごく疲れてると思うんですよね。で、悲しいことがあるとちょっと笑ったりとか明るい話をすると自分を責めたりする人もいるんですよ。こんな大事な人を亡くしたりとか辛いことがあったっていうのに自分は何をやってるんだっていう…。ただ、朔太郎さんの人生っていうのはこれからも続いていくと思いますし、楽しい時間を持ったりする権利があると思います。今はまだ色々大変だとは思いますけど、新しい年を迎える頃に少しずつ前を向くというかですね、良い時間を過ごしていいんだって思って頂けたらなと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。