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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
通学できず心が限界、深刻化する大学生の孤立
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Theme is... MESSAGES & REQUESTS
『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールでお寄せいただいた
旅のエピソードと、その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエストをお待ちしてます!!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Adventure Of A Lifetime / Coldplay
Leyndarmal / Asgeir
Clean Rain / Cassette Deck
This Sky / The Derek Trucks Band
いかれたBaby / モトーラ世理奈
Everything Will Flow / Suede
I Can't Give You Anything But Love / Lady Gaga feat. Tony Bennet
Something About Us / Chilly Gonzales
Solitude / The The
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:わず さん
私の旅にまつわる音楽といえば新婚旅行で行ったアイスランドで出会ったアウスゲイルの楽曲です。他の人が新婚旅行で行きそうもなく、治安の良さと自然の雄大さに惹かれてアイスランドに決めたのですが、これが正解でした。何しろ首都のレイキャビックを離れると、そこは地球の歴史が感じられるほどの絶景に次ぐ絶景。11月でしたがそれほど寒くもなく、運良くオーロラが見られたのも印象深かったです。そんなアイスランドで生まれたアウスゲイルの音楽を聴くと、あの時の風景が脳裏に蘇ります。
☆Kun:
僕もアイスランドは何度も行ったことがありまして、とてもラッキーだと思うんですけど、もちろん印象深い風景の1つになっています。初めて行った時にアイスランドって何気にどこに位置しているのかっていうのがピンときてなくって、飛行機で行くとしたらイギリスから真上に北に飛ぶとアイスランド、もしくはデンマークから真左、西に飛ぶとアイスランド。そんなところにあるんですけど、とにかく荒涼とした風景で、わずさんが言うようになぜかアイスランドの人が作る音楽って本当に風景とボンドでくっ付いているというか、1回アイスランドでネイティヴなミュージシャンの音楽を聴くと、あぁこの景色を音にしてるんだとか、そういうことを強く感じられると思います。
★From RN:レインコートの匂い さん
私は今大学生で、オンラインでの授業を毎日家で受けています。前期は自分でスケジュール管理をすることの難しさを痛感し、課題を溜めては苦しむという悪循環に陥っていたのですが、今期はさすがにこのやり方にも慣れてきて、課題は出た日に消化するというサイクルが上手く出来ています。そして私には今期、オンライン授業で新しくできた1人の友達がいて、今は彼が心の支えになっています。電話を繋いで課題を一緒にやったり、その手を止めては色々な話に夢中になったりする時間が楽しいです。だから私には溜まっている課題や特別悩みがあるというわけではないのですが、なんとなくパッとしない、朝起きて初めにひと匙の絶望感に駆られるような日々が続いています。あぁ、今日もパソコンを開いて、一人家で授業を受けるのかと思ってはベッドにもう1度もぐりこんでしまいたくなるような日々です。誰かに会いたいけれど、誰にも会いたくない、そんな意味の分からない感情にもモヤモヤしています。こんな時どうしたら気持ちが楽になるか、もしよかったら教えてください。
☆Kun:
今、初めて大学に入ったりして通いだしたらずっとそれがオンラインっていうのは本当に辛いと思いますし、レインコートの匂いさんは今20歳と書いてあるんですけど、僕の20歳っていうのは本当に何を細かくやっていたか記憶がないぐらい毎日飲み歩いて全く覚えていないんですけど、ただ楽しかったっていうことはすごく覚えてます。なので、レインコートの匂いさん達にかけるべき言葉っていうのはよく分からないんですけれど、このモヤモヤした気持ちとか誰かに会いたいけど会いたくないっていうのは、どんな時、どんな年齢になってもあることなんじゃないんでしょうか。なので、その気持ちを無理に無くそうとする必要はないと思うんですけど、逆に誰もが持つ感情で、それがずーっとあなたの人生を支配することはないということは、是非覚えておいてください。
★From RN:ハンカチ王子 さん
2年前の冬、当時の彼女と1週間の東北ドライブ旅行に出かけた初日のことです。前日の『Barakan Beat』を聴きながら東名高速を走っていった時に、The Derek Trucks Bandの「This Sky」が流れてきました。当時、同バンドのフルート奏者であるコフィ・バーブリッジが死去してしまったこともあり、追悼の意を表してバラカンさんは選曲されていましたが、僕には不謹慎にも何かこの世の幸せを全て表現したような曲に聴こえてきたことを覚えています。その後、宮城県に1泊した後、南三陸に向かう途中、前日聴いたその曲を思い出しSpotifyですかさずリサーチしました。車の窓を開けて聴き入りましたが、冬の張りつめた空気と青空、そして南三陸の美しい海を見てみると自然と胸が熱くなってしまいました。それから2年経って当時の彼女は奥さんに、そして今年の10月に無事、長男いつきが生まれました。当時の情景を今でもたまに思い出すのですが、やはり、あの感覚を忘れることができません。間違いなくあの場所でこの曲を聴いたからこそ感じるものがあるんじゃないかと思っており、将来必ず家族で訪れ同じ曲を聴けることを願っています。
☆Kun:
なんかね、場所によってその曲が完全にシンクロするっていうのはあるんですけど、確かにこのThe Derek Trucks Bandの「This Sky」はそんな曲に聞こえるような気がします。最初、The Derek Trucks Bandって僕よく分かってなくてですね、今の三大ギタリストって多分日本でしかそういう言い方しないと思うんですけど、しかし本当にギターが上手いですよね。ジョン・メイヤーより全然上手いんじゃないかと僕は思っています。
★From RN:赤眼 さん
自分は心臓病のお子さんの手術する仕事をしています。長いものでは10時間を超える手術もありますが、どんな手術も必ず皮膚を切開するところから始まり、皮膚を縫合して終わります。こうしてみると手術はどこか旅に似ているのかもしれません。どの手術もそれぞれに違った光景があり、一旦傷を閉じてしまえばそれは思い出すことしかできなくなります。静かな気持ちで心臓の動きを見つめ、その声に耳を傾ける外科医の感覚は、見知らぬ景色や人との出会いに心を澄ませる旅人の気持ちと通じるところがあるのではと想像しています。
☆Kun:
心臓外科医、僕の想像できるものっていうのはブラック・ジャックぐらいになってしまうんですけど。旅と手術が似ているっていう風に言われたのは初めてですし、考えたこともないんですけど、毎回違っても振り返って思い出すとどこか似かよるっていうかでもどこか違うっていう、旅もそういうところはあると思うんですけど、初めてのそんな難しいお手紙をいただきました。今、手術をたくさん重ねてくっていうのがまた準備を含めて大変だと思うんですけど、一人でも多く色んな人の心臓を救ってあげてください。
★From RN:うわの空 さん
先日、我が家ではIKEAで生のもみの木を購入してきました。IKEAではベルギー産と日本産の2種類を販売しているようですが、ベルギー産の方が色や枝の密度、香りも日本産とは異なり人気があるようで辛うじて残っていた最後の1本を無事買うことができ、今はデコレーションで飾り付けられてリビングの出窓に鎮座しています。訓市さんは毎年冬に恒例行事としている事、習慣などありますでしょうか?
☆Kun:
恒例行事というと普通は大きい忘年パーティーをやって、そのあと静かに年越し蕎麦を食うっていうのを、もうずーっとやってたんですけど、今年は中々厳しいかなっていう感じです。生のもみの木のクリスマスツリーっていうのは素晴らしいですよね、匂いも良いし。ただ、結構悲しいって思うのがニューヨーク。クリスマス後にニューヨークを散歩していたら道にもみの木がたくさん捨てられてるんですよ。まぁもちろん来年まで使えるってわけではないのでしょうがないんですけど、アメリカ人が買う生もみの木ですから結構大きくってですね、これを家に飾っといて、もうお役目御免っていうのがすごく悲しくって。クリスマスが終わった後になんか他の使い道ってないんですかね?あのもみの木って。良い方法を知っている方は、ぜひ番組までお手紙をください。
★From RN:ja-ja5 さん
僕は今年29歳になり、母親も若くないので早く結婚や孫の顔を見せて安心させたいなと思いつつ、今年はコロナの影響があり、出会いもなく良い恋に出会えていません。しかし、よく行くレストランに通っているうちに店員さんのことが気になってしまい、小さいアプローチを重ねて連絡先をゲットし、12月に初めての2人きりの食事に誘うことができました。実はレストランの社員さんからはその気になっている店員さんには5年付き合っている彼氏がいるとも聞いています。僕自身、この恋を中途半端に終わらせたくないので想いを伝え、答えが出るまでアプローチを続けようと思います。訓市さんが僕だったらどうしますか? 結果がどうであれ、この恋を振り返る時のBGMとしてオススメの1曲をお願いできますか。
☆Kun:
結果がどうあれ、もう振り返る時のBGMっていうのを考えちゃっているところがダメですよ。振り返る必要のないほどホットでロングな恋になるかもしれませんよ。まぁ、5年付き合ってる彼氏がいる中で2人きりの食事に行ってくれるっていうことは友達としてなのか、異性としてなのか分かりませんけれど、ja-ja5さんのことを嫌いなわけではないと思うので、伝えてみるのは良いんじゃないんでしょうか。答えが出るまでアプローチっていうのが気になりますけれど、あんまり自分の望む答えが出るまでアプローチするのも、割と恋愛ターミネーター状態になってしまいますので、その辺、引き際も上手くやってみてください。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。