ON AIR DATE
2021.11.14
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  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54



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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
「スケボー」が子どもたちから熱狂的支持を得る訳

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TUDOR logo



『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


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#372 --- 真秋のお便りナイト ---

リスナーの皆さんからのお便りをまとめてご紹介!
モチベーションになっているのが「お便り」。
選曲のオーダーにも喜んでお答えします。
訓市が選びます。


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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
メッセージをお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエストをお待ちしています!!


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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2021.11.14

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Happy Good Morning Blues / Bruce Cockburn

2

Hold My Hand / Michael Jackson feat. Akon

3

Fields Of Gold / Eva Cassidy

4

Rocksteady / Remy Shand

5

星をください / ブルーハーツ

6

Don’t Stop The Music / Yarbrough & Peoples

7

Soul On Fire / Spiritualized

8

Life Is A Miracle / Pato Banton

9

Cigarettes & Coffee / Al Braggs

2021.11.14

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



Kunichi was talking …

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★From RN:あきんこ さん
旅先で聞いた音楽。秋の夜長にふと思い出しました。今から11年前、妻と結婚した時のこと。2週間ほど休暇をいただきイタリアを北から南へ縦断しました。ミラノ2泊、サンマリノ、アッシジ、アルベロベッロ、マテーラ3泊、ポンペイ、ローマ2泊してから抜けるという名所巡りでしたが…移動は全て、鉄道。さらに朝6時に着いたバーリからアルベロベッロに乗り換える際は乗るはずの電車が日曜で運休。イタリア語しか話せないタバッキのおばちゃんに助けを求めるもバールへ行けと。そこでイケメンのバリスタが英語でバスがあるから商店街の先で待てと言い。バス停も時刻表もない中、妻と不安になりながら待つと恰幅のいいおっちゃんがこれまたイタリア語を捲し立ててきて、よく分からないままお金を払って乗ると、大丈夫だとのジェスチャー。なんとか辿り着いた宿のケーブルテレビから流れてきたAKONがマイケル・ジャクソンをトリビュートした「Hold my hand」は本当に染み入りました。

☆Kun:
イタリアはね、本当にヨーロッパの中でも有数の英語が通じない国家で。通じないのにイタリア語で100倍返してくるっていう…。僕もおばちゃんとかに捕まって延々に話をされて、「イタリア語が僕は分からない。何言ってるか分からない」って必死に英語で言うんですけど、おばちゃんは明石家さんまばりのマシンガントークで、しかも途中で自分でウケて笑ったりしてるんですよ。なんですけど、なぜかコミュニケーションってそれで取れるんですよね。こういうお便りを見るとイタリアに行きたいなと強く思います。



★From RN:ドンノワ
部屋の片付けをしていたら昔どこかで買ったダニー・ライアンの写真集が出てきて何気なくパラパラとめくっていたところ、買った時と同じく二目惚れ状態に陥り自分でも驚いています。以前、訓市さんがロバート・フランクについてお話されていたのを思い出して、訓市さんなら何か彼についての素敵なお話をお持ちなのではないかと思いメールさせていただきました。

☆Kun:
ダニー・ライアンはメールインタビューを昔したことがあります。ドキュメンタリーの素敵な写真を撮る人で、日本で一番有名なのは多分『The Bikeriders』というバイカーの姿を追った写真なんですけども。僕が高校生の頃にアメリカの不良文化みたいなのに憧れて、彼らがどんな服を着てるのかとか、そういうのを見たい人は一度は通る道でした。あとは『Knave of Hearts』っていう写真集もすごく良いんですけど、色んな写真集が出ていますので興味があったら是非調べて見てみてください。



★From RN:asamity
中学時代の女友達5人で毎週ラジオを拝聴させていただいてい、ます。中学時代からの付き合いですが40代になりそれぞれの生活環境も変わり、さらにコロナ禍で殆ど会えなくなりました。それでも今、同じラジオを聴き「訓市さんのあのコメントが良かった」「あの曲が良かった」とグループラインで共感しています。

☆Kun:
すごいですね。これはつまり、日曜の20時に皆さん同時に聴くか、radikoでバラバラに聴きつつ感想を言うということですか? そんなことを言われると嬉しいというより発言に気をつけなければという風に思ってしまいますけども。学生時代というか若い頃の友達が身近にいるっていうのはすごく大事なことなんじゃないかって僕は思うんですけど、気づいたら自分も歳を取って、色んなことをしたもので、知らぬ間に忖度してくる人たちが増えてくるんですよ。なんか「すごいですね!」とか、初めて会ったのに「昔から好きでした!」とか。ありがたいんですけど、段々本当にこの人そう思ってるのかなとか。昔の友達っていうのはそれがないじゃないですか。「お前、昔あんなだったくせに」とか。それを言うなよっていう余計なエピソードが満載ですからね。そうやって自分が元々どういう人間だっていうのを忘れないようにするっていうのは、生きていく上で大事な知恵だと思います。これからも5人の女友達仲良く過ごしてください。



★From RN:会長
先日ずっと探していた曲に40年の歳月をかけて、ようやく巡り会えました!この曲は私がまだ小学生で洋楽に目覚め始めた頃にテレビで聴いて気になった曲でしたが、当時は調べる方法も分からずそのままになっていました。先日、Youtubeで昔のCMを見ていたら奇跡的にその曲が流れてきました。その曲はホンダのタクトというミニバイクのCMで1980年頃に流れていたものでした。訓市さんはずっと探している曲はありますか? リクエストは、このヤーブロウ&ピープルズの「Don’t Stop The Music」をお願いします。

☆Kun:
今探している曲ってあったけなぁ〜。友達にもよく聞かれるんですよ。「訓市これ分かる?」ってハミングされると、「ああ、それは〇〇の〇〇だ。」って。「すごいね、イントロドンみたいだね」って言われるんですが、難しいのがハウス好きとかの友達で「訓市あの曲分かる?」って言われて、「どういうの?」って言っても本人はメロディーを歌っているつもりなんですけど、僕の心には4つ打ちしか響いていませんから。何かそういうダンスミュージックの音をすぐ探せる、そんなソフトがあると良いんですんけど。



★From RN:にゃんた
ウォッカとスケボーが好きな、50歳です。オリンピックでの堀米優斗選手の活躍もあり、世の中はスケボーに対して寛容な目で見てくれる方もいれば、よりスケボーを毛嫌いする方も増えて様々です。私が自宅敷地内で練習しているにも関わらず警察を呼ばれたこともあり、最近では気兼ねしないで遊べるようにスケートパークに行くようになりました。そこでは初心者から超絶的なテクニックを持つ人まで、皆が笑顔でスケボーをのびのびと楽しんでいます。スケボーのおかげで顔見知りも増え、なんと小学生の友人もできました。コロナ禍で海の向こうの国に旅に出掛けられなくとも、全く知らなかった新しい世界は意外と近くにありました。

☆Kun:
すごい素敵ですね。きっと最近ハマって熱中している感じがしますけども。スケボーの良いところは確かに年齢を超えた友達ができやすいというところで、だいたい僕の若い友達っていうのも10代みたいな、スケートをやっている子たちで。僕の同年代の古い友達に言わせると「訓市はよくあんな若い奴らとつるめるな」とか「随分馴れ馴れしい感じでお前と話してるけど、ムッとこないのか?」って聞かれたこともあるんですが、英語で話していると思えば一緒ですからね。でも年齢が関係なくって、誰かが下手でも上手くやった時に見ていたみんなが喜んだりするっていうのはオリンピックで見かけた人もいると思うんですけど、中々ないとても良いものだと思ってます。いろいろなところにいろいろな年齢の子が滑れる場所が増えたら良いなと思います。



★From RN:Blue Ash
先日の放送「時間旅行」でもいろいろなことを考えながら楽しく拝聴させていただきましたが、その「時間旅行」のような経験をこの夏、妻とともにしましたのでお便りさせていただきました。去る5月となりますが、鎌倉に近い横浜市に住む娘夫婦に第1子の孫娘が生まれました。娘は里帰り出産はしたくないものの初めての出産と育児に不安が大きいため、妻に出産のヘルプの依頼が来ておりました。妻と相談して娘夫婦の近所にマンスリー契約のアパートを借り、5月から8月の約3ヶ月間、そのアパートに住みました。私たちは結婚35年の「老夫婦」といってもよい年代ですが、この歳になって真新しい1DKのアパートに新婚夫婦のように住むこととなったわけです。狭いキッチンでなんとか料理して、ちゃぶ台のようなテーブルで食事をして、全てが新婚夫婦のようで、その頃を思い出して二人で何度も笑いました。育児のヘルプの合間に、125ccのスクーターを借りてニケツで真夏の鎌倉由比ガ浜沿いの国道134号線を走りました。私たちが結婚前に中型のオートバイでニケツでよく走った道です。この夏の経験は新婚前後の私たちを思い出す、まさに「時間旅行」のような夢のような経験でした。

☆Kun:
とても楽しそうな夏ですね。蓄えというか、ちょっと余裕がないとできないかもしれませんけども、こうやって小さいアパートをマンスリーで借りて住んでみたりっていうのは、ちょっとした旅気分だと思いますし、面白そうだなと思いました。ぶっちゃけ自分の家って子供がいなかったらワンルームにお風呂と洗濯機が付いていればよくないですか? 家族がしばらく旅行に行ってる時に家に帰って気づいちゃったんですけども、洗濯機に入れてそれを乾燥機に入れて、乾いたものを畳まないでそのまま着て。歯磨いてシャワー浴びて寝てるだけで、平米数でいうとこんなに少なくていいの?みたいな。いつも払っている家賃ってなんなんだろうって気づいたら考え込んでしまいましたけど、最後はそのくらい小さい暮らしに戻りたいなと思います。