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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
熱心な宗教信者の両親に“しつけられ”、出産が恐ろしくなりました…
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#380 --- 訓市のモチベーションの源は、“お便り”! ---
番組リスナーの皆さんから多数お寄せいただいている
メッセージを訓市が全てに目を通して厳選した
“お便り”をご紹介!
今年も目立った恋愛の話題から
日々の生活で感じていること、旅の思い出などなど...
選曲のオーダーにもお応えします。
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「Pay It Forward」のスローガンのもと、
こどもたちのサポートを目的に展開している
クラウドファンディングへの参加は
特設サイトをご覧になってください。
Tシャツの第二弾も公開されました!
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
メッセージをお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからの“お便り”をお待ちしています!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
'Til I Don't / LANY
Love Song / Tesla
Moonlight Motel / Bruce Springsteen
I Need To Be In Love / Carpenters
花瓶 / 中山美穂
Don't It Make My Brown Eyes Blue / Laura Fygi
Kissing You / Keith Washington
On The Train Ride Home / The Paper Kites
How Do I Live / LeAnn Rimes
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:Rei さん
少し前に初めてメッセージを送らせていただきました。ラジオ番組にメッセージを送るという行為が初めてだったので、読まれた時は本当にうれしかったです。ありがとうございました。話は変わりますが、僕は今年成人式があります。今まではあまり考えていませんでしたが、こんな僕でも大人になるんだなと思い嬉しいのか悲しいのか複雑な思いです。そこで質問なのですが、訓市さんが今まで生きてきた中でこれだけは気をつけろ!これだけはやっておけ!と感じたことはありますか?
☆Kun:
おお、新成人。明日、どういう形で成人式を開催される所もしない所も、もうコロナが始まってからまともにできていないと思うので、Reiさんの地元ではちゃんとできたら良いなと思うんですけど。成人式は人生に一回というか、でもそれを言いだすと全てが人生に一回なので、なるだけ我慢の少ない、みんなで祝えるところっていうのは大事にしたいなと思うんですが。「これだけは気をつけろ!」…、ん〜、虫歯。やっぱりね、歯は大事ですよ。タダで貰ったものにいくらかかると思います? 車とか買えますからね、アメ車とか。歯1本で。本当にバカバカしいですけども、こればっかりは声を大にして言いたいですよ。歯磨かないとかありえないですよ。あと「これだけはやっておけ!」ですか…。やっぱ“歯磨き”じゃないですか。
★From RN:ムパタ
先日、伊集院静さんの『アフリカの絵本』という本を読みました。アフリカ在住の画家と出会い、その魅力に取り憑かれ、ケニアのマサイマラにロッジを建てる日本人が主人公の物語です。その主人公「黒田十三」が私のイメージする野村さんの人柄と重なり、お会いしたこともないのに妙な親近感を覚え、ついついお便りしました。この物語の中で“アフリカの手”という表現が出てきます。一度アフリカに行った者は、その手に掴まれアフリカに戻ってしまうというような意味でした。野村さんはアフリカへ行かれたことがありますか? もしあればアフリカでの思い出をお聞きしたいです。
☆Kun:
黒田十三… 僕とイメージが似てるんですか。気になってきましたが、きっと立派な人なんでしょうけども、僕は立派になろうと思ったこともないですし、好きに生きられたら良いなと日々思ってるんですが。アフリカ…セントラルアフリカは無いんですけど、行ったことあります。サファリを見たこともあります。本当に大きい土地ですし、僕なんかは『ジャングル大帝』とかを見て育った世代なので、あぁアフリカに来ちゃったって本当に感動しましたが、まぁその時、人種差別とかすごいなっていうのは思いましたけどね。南アフリカの海岸線とかって本当にカリフォルニアみたいなんですよ。高速があって景色は最高ですし、素敵なレストランとかがたくさんあって、入ると白人の方達たちが迎えてくれるんですが、裏にタバコを吸いに行ったりした時とか綺麗なはずのレストランでもキッチンは劣悪な感じで。そこにいるのは全員黒人の方たちで。はっきり言ってお客さん側に黒人の人がいないんですよ。これって自由になったとかアパルトヘイトをやめて建前上平等なんですが、仕事として確実に分断されてるなっていうのはすごく思いましたし、その時の印象の方がキリンとかを見た時よりはるかに強い印象です。
★From RN:たいら さん
私は3人の子供を持つアラフォーの父親です。現在は3人の子供と妻と楽しい日々を過ごしています。このような私ですが両親との関係に悩まされた時期がありました。私の両親は熱心な信仰があり、私も幼い頃から両親の信仰に当然のように触れ育ってきました。そんな私も思春期となり20歳を超え、両親の信仰に違和感を持つようになりました。私が両親の信仰を否定するとどれだけ二人を悲しめるか、そんなことを思いながら自分の将来を不安に思い過ごしていました。一度、両親の進められた人を紹介され、結婚を約束したことがありました。しかし「両親が選んだ人だから」という中途半端な考えで信仰心のない私と信仰熱心な彼女とは合うはずもなく、私から別れを告げました。そこで出会ったのが今の妻です。妻と出会い結婚を決め両親に報告すると、信仰のない彼女を紹介したため両親は大反対…。私は毎日のように両親と言い争いをし、両親の生き方、信仰を否定し続けました。結果、私は家を出て彼女と結婚し両親とは何年も疎遠状態となりました。その後、子供が生まれ、子供たちがきっかけとなり少しずつ母親と連絡を取るようになりました。あれだけ否定し合っていた私と両親が子供たちによって少しずつ歩み寄れている気がします。今でも両親と私には溝がありますが、少しずつ分かり合えるようになっていけたらと思います。
☆Kun:
信仰の話って中々日本だとタブーな感じですが、海外とかに行くとよくありますね。って言うのも人種もそうですけどキリスト教でも全く違うキリスト教で、信仰が強いと喧嘩になったり。結婚って結局二人の話だけじゃなくって色んな軋轢があると思うんですけども、僕は個人的にいうと無宗教なので…。宗教って言って神様がいないとかそういうことじゃないですよ。太陽があるとかって神の力を感じずにはいかないじゃないですか。起きたら毎日あるんだし。でも僕が持つ僕だけの神様には名前がないですし、そんなんで良いんじゃないのかなと個人的には思うんですが、信仰がなければダメだという人がいるのももちろん分かるし、自分がいいと思う信仰を好きな人に勧めたいと思う気持ちも分かるんですよ。だけど強制はできないですし、そこの線引きっていうのが信じる人と信じない人の間ですごくぶつかり合う原因になってしまうのかな〜ってよく思うんですが、でもお子さんが生まれて両親とまた繋がりができたっていうのはすごくいいんじゃないんでしょうかね。なぜなら自分の子供と自分の親との関係っていうのはおじいちゃんおばあちゃんと孫という関係で、自分が抜けた関係だと思うんですよ。そこに自分のものを持ち込むわけにはいかないのかなとも思いますし。でも信仰ってあったら楽なんじゃないのかって思うこともあります。救われるとか。でも、他の人が作ったものなんて人間は間違いを起こすんだから信じられないっていうところなんですけども、みんな、仲良くできたらいいですね。
★From RN:なんちょさん さん
ローラ・フィジーの「Don’t It Make My Brown Eyes Blue」。
1年はあっという間ですね。20年ほど前、夫との初めてのクリスマスに教えてもらった曲を、ようやく入試を終え18歳になる娘と聴きたいと思いリクエストしました。夫はすでに亡くなっていますが、懐かしくも面白い話を教えてあげながら…。
☆Kun:
亡くなった旦那さんが教えてくれた曲なんですね。そういう曲ってきっと一生忘れないんだろうなと思うんですけど。僕も何人か友達が亡くなりましたけども一緒に聴いた曲とか車で大声で歌った曲っていうのはどうしても忘れられなくて…どこかでふと耳にしたりすると友達たちを思い出したりします。
★From RN:よびぃ さん
その人に初めて会った時に「なんとなく好きだなぁ」と感じました。どうゆう好きなのか、その時は分かりませんでした。その人は初めて訪れた美容院の美容師さんでした。月に1度カットをしてもらう…それだけだったけれど、いつからか男性として「好き」だなぁと確信するようになりました。若い頃とは違う優しい気持ちの恋でした。私は9年前の12月、48歳の時に再び一人暮らしになりました。月に1度、言葉を交わすうちに同じような過去、年齢、今は一人でいることを知りました。片思い。少し華やいだ気分の毎日。でも相変わらず仕事に追われる普通の日々だと思っていたのですが、彼から飲みに誘われました。一人で聴いていた訓市さんの放送を彼と一緒に私の部屋で聴くようになりました。なんだか彼には気持ちを素直に言葉に出来るのです。こんなに心地良い恋は初めてです。華やいだ気持ちと穏やかな時間をくれる彼に心からありがとうと伝えたいです。過去ではなく今を、未来ではない今、この穏やかな時間を重ねていけたらと思っています。
☆Kun:
淡々としているけど心の喜びが伝わるような、とても素敵なお便りだと思います。人を好きになるのは幼稚園児もおじいさんおばあさんも一緒で、毎日にハリが出たり、昨日まで見えてた同じものがすごく華やいで見えるようになったりとか素敵なことなんじゃないんでしょうか。一人で聴いていたという僕のこの番組を二人で聴いていただいてるっていうのは邪魔しているようで、とても読んでてこそばゆい感じでしたけども、喧嘩もするでしょうし、そういう時に潤滑油に使ってください。
★From RN:ポテトママ さん
主人と二人で小さな手打ち蕎麦屋を初めて今年で14年。コロナ禍ですっかり夜の営業が静かになり、主人に勧められて訓市さんのラジオを拝聴するようになりました。それにつられた娘も時々聴いてメッセージを送ったり。語学の上達に悩む娘の悩みにアドバイスをいただき、ラジオの前で大喜びでした。娘はシャイで人見知りな性格ですが、英語が大好きでイギリス留学を夢見て勉強中です。娘の引っ込み思案の性格を思うと一人での海外旅行は何もかもが心配で、今から想像するだけで私は胃が痛くなります。語学が堪能であればなんとかなるとは思いますが、訓市さんの初めての一人海外はいかがでしたか?
☆Kun:
たまに、こういうリスナーさんのお便りで親子で聴くっていうのがあってすごい不思議で。今の若い人たちって親と仲良い人はすごく仲良いじゃないですか。自分の若い頃を振り返ると、まぁまず家にはいないですからね。遊びに行ってやりたい放題やってましたし、家にいる時に親と一緒にラジオを聴くって信じられないですし、その番組に自分がなってると思うと、本当に?っていう感じなんですが…。引っ込み思案でもなんでも、海外というか知らないところに行ったら分からないことは自分で聞いたりとかしないとどうすることもできないじゃないですか。そうやって新しい自分を知ったりとか、やればできるんだって、すごい些細なことですけども。僕は社交的な人間でしたけど、変なことは人に聞けないこととかたくさんあった気がしますが、旅行することでそんな格好付けてないで自分でやらないとにっちもさっちもいかないっていうのを知りましたし。きっと娘さんもイギリスに行ったらそういう新しい自分の一面を発見して、それが喜びになるんじゃないんでしょうか。信用して背中をポンっと押してあげてください。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。