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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
自動車文化への理解がまったく違う!「旧車いじめ」の日本と「旧車を守る」欧州の税金事情
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#400 --- 新緑の5月ラストサンデーは“お便り”---
番組リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”をまとめてご紹介!
楽曲のリクエストはもちろん、
セレクトのオーダーにもお応えします。
実はこの日で記念すべき400回目のオンエアー!
日頃、番組を聞いてくださって・・・
ありがとうございます! (from 訓市&スタッフ)
MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Waves Of Blue / Majid Jordan
7 Heures Du Matin / Jacquline Taieb
Untitled (How Does It Feel) / D'Angelo
Since You've Been Gone / Cymande
緑の季節に舞い降りて / 松任谷由実
Let It Be (2021 Super Deluxe Edition) / The Beatles
Ms. Seductive / Jeff Bernat
Polka Dots And Moonbeams / Chet Baker
Mercy Mercy Me (The Ecology) (The Detroit Mix) / Marvin Gaye
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:ユニコーン さん
訓市さんはタイヤが付いたモノが好きだと勝手に思っておりますが、私もそんな1人です。車もバイクも旧車が好きで、免許を取ってからは60年代のビートル、自分と同い年の70年代ヤマハのバイク、それ以外にも古い乗り物を乗り継いできました。自転車もピストのフレームのみ古いものを手に入れ、コツコツ仕上げたりと。しかし子供ができてからは壊れる可能性が高かったり、エアコンが効かない旧車になかなか手が出ず、現行のRV車に乗っております。子供たちが巣立ったらまた旧車に乗りたいなとも思っておりますが、現行車の快適さに慣れすぎてそれもどうなるか…。訓市さんは現在も古い車に乗られていると思うのですが、何故そこまで古い車に乗ることになったのか? その辺りのエピソードが聞ければとても嬉しいです。
☆Kun:
今も古い車に乗ってるんですけども、前もラジオで話したことがあるかと思うんですが、携帯とか普段使うものは新しいものに越したことはないって思うんですけど、それ以外の機械っていうか乗り物だったりすると、僕は見た瞬間に自分でその構造とそれがどう動いてこうなるっていうのが理解できるものがすごく好きなんですよね。なので車もエンジンフードを開けて、「あぁ、エンジンがこういう形で、ここがワイヤーで繋がってて、アクセルを踏むとここが動いてガソリンが出て爆発するのね」、みたいな。理由っていうのはそういうのかな。あと自分が小さい時に一番好きだったディズニーの絵本があるんですけど、『青い自動車』っていう。古い車の主人公の、まぁ『カーズ』みたいな絵本なんですが、すごくそれが好きで今も引きずっているような気がします。
★From RN:黒ひげ さん
僕は24歳のサラリーマンで、今お付き合いして1年半経つ1つ歳上の方がいます。彼女は仕事がとても忙しく、日々の生活も時間的に余裕がないです。そんな彼女を僕としては純粋に応援したいと思う反面、まだ将来を考えるのは早いかもしれませんが、なかなかお休みが合わなかったり、会ってもヘロヘロに疲れているのを見て、この先一緒に歩んでいけるか不安です。
☆Kun:
24歳なのに随分疲れてそうな文面ですけども、なんでしょうね、僕にもよく分かりませんけど、忙しく働いて疲れている彼女をひたすら待ってしまっているのかなーとも思うんですけど。相手が忙しいんでしたら自分もまだ若くて元気なはずですし、今のうちに自分の仕事をより出来るようにとか趣味を極めるとか。自分は自分で輝けばですね、疲れた彼女も「あぁ、もうちょっと頑張って一緒に何かしたいわ」って思うんじゃないんでしょうか。
★From RN:ディエゴ さん
今はメキシコに住んでおり、メキシコでラジオを聴いております。日本にいる時からこの番組を聴いていたので6年は経つでしょうか。30代頭に脱サラし、オーストラリアへ移住し、南米をバックパックし、流れに任せながら生きてきたら何故か今はメキシコで教壇に立っております。日曜日の夜、不安な気持ちに駆られながら訓市さんのラジオを聴きながら仕事の準備をしています。歳を重ねる度に挑戦する気持ちより、不安を感じる気持ちが強くなっています。「守りに入ること」、これが歳を取るということでしょうか。30代は海外で自分の好きなこと、目の前にあることを必死にやってきました。きっと海外はあと数年で、40代は日本に戻り家業を引き継ぐのかなと人生プランを考えております。まだまだ迷いながら毎日を生きております。
☆Kun:
僕も歳をとって不安を感じないわけじゃないですし、体もだんだん確実に動けなくなってますから、今みたいな酒の飲み方をいつまでできるのかなーとか、もちろんそういうことを考えるとブルーにもなります。でも若い時に不安にならなかったかっていえば、もっと強かったんじゃないのかな〜とか、好奇心と同じくらい出来なかったらどうしようとか、ウジウジしたところっていうのは必ずあって、それに好奇心が勝ったり欲が勝って遊んでました。でも毎日がただバラ色っていうわけでは決してなかったですし、考えてみればどんな楽しい日だって嫌なことがありますし、逆にどんなに嫌な日でも一瞬は良い時があります。今はちょっと先が見えなかったりして不安になったり、そういう気持ちが強いのかもしれませんけども、一年トータルで平たく全てを伸ばしてみてですね、不安だったけど良いこともあったなっていうどこか俯瞰な目で見られるようにした方が良いんじゃないんでしょうか。しかも40代は家業に戻る。やることが一つあるっていうのは大変羨ましいことで、選択の余地があるっていうのは。だったらそれまでは出来る限りやりたいことをやってみようっていうのも良いんじゃないんでしょうか。
★From RN:まっつん さん
コロナ禍前の2019年、私は転職をしました。退職と転職の間に取得した有給休暇でスコットランドはエジンバラへ行ってきました。3泊5日の旅で滞在していたホテルの近くに街のランドマーク的な教会があったのですが、中にあるベンチに腰掛け、荘厳な建物の天井を見上げステンドグラスの鮮やかさに心を奪われた時、ビートルズの「Let It Be」が聴きたくなり、思わず携えていたスマホとイヤホンを繋ぎ曲をかけました。「Let It Be」は昔から好きな曲で、聖母マリアを登場人物に「なすがままに」という内容で歌詞が綴られています。退職と転職の狭間にいた私があのシチュエーションでこの曲を聴いたことは、今でも、これからも、良き旅の思い出です。
☆Kun:
この曲っていうのは確かポール・マッカートニーが夢にお母さんが出てきたっていう。お母さんはポールが14歳くらいの時に確か亡くなっているんですけども、それをきっかけに生まれた曲だっていうことですが、もう日本中の人が多分一回は聴いたことがあるんじゃないんでしょうか。名曲というかクラシックというか、そんな曲だと思いますが、本当に色んなバージョンが確かにありまして、ジョージ・マーティンっていう人がオーケストラをつけたのと、フィル・スペクターという音響の魔術師と言われたおじさんがやっぱりオーケストラをつけたバージョンっていうのがアルバムとかシングルで使われてたものなんですが、そもそものバージョンというのはもっとシンプルで、そんなオーケストラのストリングが入ってないやつで。しかもですね、確か最初のはジョン・レノンがちゃんとベースを弾いてるんですけども、途中でポール・マッカートニーのベースに差し変えになっていたりとか・・・色々あるんですが。
★From RN:ちゃな さん
3年ぶりの旅行から帰り、興奮冷めやらぬ中、このメールを書いています。春日井に住む親友家族に会いに行きました。まだ『旅行』に行くことには、正直、迷いはありました。ワクチンを含めた家族の健康状態管理、周りでの感染状態の確認、車で移動し人が多いところでは飲食しないなど出来る限りの感染対策をして行き来しました。ここまでコストをかけて旅行したのはもちろん親友に会いたかったからではあるのですが、それ以上に子供達同士を会わせたかったからです。我が家の子供は未就学児、親友の子供たちもほぼ同年代です。特にこの春3歳になったばかりの息子は新型コロナウイルスの影響で生まれてから1度も帰省以外の旅行をしたことがなく、宿に泊まったことは赤ちゃんの頃に1、2度あるのみ。なのでモーテル形式の安宿や、温泉ではないただの大浴場にすら大興奮でした。やはり子供はフィジカルな体験が大切なようです。お別れの日にはみんなで熱いハグをして、「次は夏に会おうね」と約束していました。
☆Kun:
本当ですね。子供は色んな体験が出来ていないので、特に小さいお子さんとかって全部殺菌された世界で生きてますから、これから普通の風邪とか色んな病気に今のうちにかからないと抗体とか丈夫な体にならないんですけども。ずっとマスクをしてずっと消毒をしていて今後がちょっと不安なんですが、色んな経験をさせてあげるっていうのが親だけじゃなくて国の務めなんじゃないんでしょうか。自分の子供も、他人の子供も、皆兄弟くらいの感じで大事にしていきたいなと心から思ってます。
★From RN:Gin さん
先日インスタを眺めていたら、チェット・ベイカーのシャツを着た訓市さんが目に留まり、思わず訓市さんの着用されていた色とパープルをそれぞれ購入してしまいました。そろそろ暑くなってきたので着るのが楽しみです。
☆Kun:
あれは自分の友達がやっているWACKO MARIAというブランドがチェット・ベイカーの写真を撮ったウィリアム・クラクストンっていう人のファンデーションとコラボというやつで作ったんですけども、「動画を作るから出てくれ」って言われて…。「お前そういうのずっと好きやろ」、みたいな。「まぁいいんだけど、なんかあんまり格好良くやるのは嫌だなー」と言って、ビル・エヴァンスのアロハシャツもあったんですけど、それはおもちゃのピアノをビル・エヴァンスのふりをして弾くというやつで、それなりにウケたんですが、「じゃあチェット・ベイカーもやってくれ」って言われまして、チェット・ベイカーの場合厳しくて音源とか絶対使えないんですよ。「どうしよう」って言うから、「あんなミュートのトランペットなんて鼻歌で真似するので十分だ」っていうことで鼻歌でやったんですけども、そこそこウケました。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。