ON AIR DATE
2022.08.21
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54



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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
日仏の「夏休みの差」に愕然…フランスは宿題・部活なし、経済援助まで - 永田公彦 パリ発・ニッポンに一言!

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TUDOR logo



『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


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--- #412 心地よい音楽と、訓市のトークで... ---

番組リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”をまとめて紹介します。
曲のリクエストはもちろん、選曲のオーダーも大歓迎!

真夏の夜に訓市ヴォイスによる
“独り言”に耳を傾けてください。

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2022.08.21

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

I Can See Clearly Now / Johnny Nash

2

All Your Favorite Bands / Dowes

3

Watch Your Mouth / The Backseat Lovers

4

Rock You Baby / George McCare

5

歩む日々に / Odol

6

It Ain't Hard To Tell / nas

7

Sunbeams / J Dilla

8

52th Street / Bill Joel

9

Changing Of The Guard / Style Council

2022.08.21

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。

KUNICHI was talking

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★From RN:MONJI さん
今回、変にテンションが上がり、勇気を出して初めてのメッセージを送らせていただきました。・・・と申しますのも、フジロック1日目のフィールド・オブ・ヘブンにDawesが出演したからです。自分にとっては待ちに待った初来日。残念ながら都合上、現地には行けませんでしたのでYouTubeの生配信で楽しませていただきました。古き良き音楽と彼らの個性が合体した楽曲・演奏・パフォーマンス。やはり、サイコーでした。今回、Dawesがフジロックで活躍したことで、おそらく日本ではそんなに認知されていなかったであろうこの素晴らしいバンドを色々な方が知るきっかけになることがとても嬉しいですし、そうなることでまた来日してくれる可能性も大きくなるのではないか!という期待をしてしまうのと同時に、昔からのファンである自分としては皆さんに知られてしまう悲しみのようなものもあり、勝手に複雑な気持ちになっております。

☆Kun:
まぁ、ありますよね。別に音楽に限ったことじゃなくて、自分が発見したまだ知られていないものっていうのはみんなにも好きになってほしくて人に紹介しまくったりしますけども。ところが知られすぎて手の届かないような感じになると勝手に裏切られたような、捨てられたような気になったりするものです。でも素晴らしい音楽っていうのは絶対知られた方が良いに決まっていますし、売り上げというかお金がちゃんとアーティストに戻って、より良い曲を作ってくれれば一番良い循環になるんですが、たまに売れすぎて曲が悪くなる人もいますからね。その辺がまた難しいとこなんですけども、昔イギリスにいた時にイギリスの北の方に住んでた知り合いが素晴らしいメロディーの曲を作るんですけど、それが売れて、「俺はこんな寒いところにはいられねえぜ!」と言ってスペインの南の方に引っ越してスタジオを作って曲を書いたら1ミリも良くなくなってしまったっていう。ストレスとか厳しい環境があるからこそ美しい曲を書けたりするのかなーってその時に思ったんですけども、どうなんでしょうね。



★From RN:ミスターアジー さん
もう令和に元号が変わり3年ちょっとでしょうか。僕自身もとても大きな変化がいっぺんにありました。それは結婚、独立し起業、妻が出産し新たな家族が増えたことです。「あー、今が人生の第2章目に突入したとこなんだな」と思っている今日この頃を生きています。まだまだ厳しい時代が続きそうですが、家族、仲間たちと、この世の中の明るく楽しい未来が待っていると信じてこれからも日々仕事も遊びも全力で生き続けたいと思っております。世の中のことを深く考えていらっしゃる訓市さんはこれからの世の中はどう進んでいくべきか、どうなっていければ良いとお考えでしょうか?

☆Kun:
深く考えてそうで考えてないんですけども、これからの世の中、一つの国だけで生きていけないっていうことが沢山分かった令和だと思います。気候もそうですし、資源もそうですし。そういうのをちゃんと話していく国連に変わるような機関っていうのを作らないとダメなんじゃないのかなと思うのが一つ。文化は守りますけど、地球っていうのを一つの国として考えた方が良いんじゃないのかなと思います。そして日本。本当に先のことを考えていないな〜という体制になってしまっていますし、昔の良かった時代とか、何が問題かっていうのが伝わらない今の現状で満足してるっていうのが一番20代とかが高いんですよね。どうやったらそこに疑問を持つかとか、敷かれたレールの上を歩くんじゃなくって、レール自体を敷き変える意識に持っていかないと困るのは自分たちなんじゃないのかなーって思います。今ある政党の話で政治が終わるんじゃなくって決める人たちの選び方、そこを変えないともうダメなんじゃないのかなって僕は思っています。



★From RN:スカラベ さん
お仕事中の選曲はやはり訓市さんがされているのでしょうか? 20年ほど前、フランスの広告デザインの大学在籍中に半年、インターンして運良く就職して6年近くいたデザイン事務所での話です。社内ではBGMでラジオが流れていて、それは社長の趣味か『ノスタルジー』というラジオチャンネルで、70年代から80年代のポップスのみ。20代だった私の中で深いカルチャーの一つとして今でも刻まれています。フランスではご存知のように夏のバカンスは1年の中で最も重要なイベントで、会社も1ヶ月間は完全に閉めてしまうほどでした。心配になってこの間に仕事の依頼がある場合のことを聞くと、「待ってもらうか、どうせ他もこの期間は仕事をしていない」との回答に大きく頷いたものです。

☆Kun:
お仕事中の選曲、うちの会社のことですね。仲間と友達が勝手に出入りする事務所なんですけど基本的に全員趣味が違うので、それぞれがそれぞれの好きな音楽をヘッドフォンやらイヤホンを付けて聴いてます。会社に素敵な音が鳴っているっていうことはありません。先ほど、「バカンスを日本に導入」と言いましたけども、これですよこれ。全員で休めば良いんですよね、サービス業以外。それでサービス業の人たちはその次の月に休めば良いわけですから。仕事が同業他社に取られるとか、クライアントが休みじゃないからうちも受けなきゃいけないっていうのも、これで強制的に遮断できるんじゃないんでしょうか。そもそも国会だって休んだりしてるんですから、それに合わせて日本も閉めちゃった方が良いですよね。もしくは相撲みたいな感じで、「あ〜今月は夏場所だから2週間働かなきゃ」みたいな感じが良いんじゃないんでしょうか。



★From RN:イルカ さん
私はいわゆる「リケジョ」というやつで、研究者をやっております。最近、理系を目指す女子中高生と交流する機会が増えてきました。とは言え特にオンラインの交流では難しさを感じています。恥ずかしがってか顔出ししない彼女らを相手に、顔出ししている私とスタッフだけがチャット欄に書かれたコメントを読み上げ、それに答えていく感じの交流です。そんなことをやっていて、ラジオのDJもこんな感じなのかなとふと思いました。お便りを読み上げて、それにコメントして。相手の反応はダイレクトには見えないけれど、届いているような、いないような、ふわふわした感じ。ただ私はあまりお喋りが得意ではないので例えば、「数学ができた方が良いですか?」という質問にも「出来ないより、出来た方が良いですね」みたいにほぼ数秒で終わってしまいます。これではいけない、もう少し話を膨らませて彼女たちを奮いたたせなければと思うのですが、何か良いコツはありますでしょうか? 教えをいただきたく、どうぞよろしくお願いします。

☆Kun:
本当ですよ。ラジオは相手の顔が見えないんで、リスナーさんに「訓市さんはいつも番組みたいな喋り方なんですか?」って言われるんですが、相手がいるのにこんな話し方していたら多分、友達いなくなると思うんですけども、反応が見えないじゃないですか。だからどこか一方通行のコミュニケーションなんですけども。コツ、まあ話すことがないっていうか答えが一つ短いものしかないっていう時は自分の体験談とか自分はこうだったっていうことを話してみたりすると膨らますことが出来るんじゃないんでしょうか。例えば、「数学が出来た方が良いですか?」って聞かれた時に「昔駄菓子屋に行って1人800円お小遣いを貰って、みんな800円で何個買えるのか分からない時に数学が出来たから私だけ端数まで合って、80個10円のものを買うことが出来たのよ」とか。全然役に立たない例え話をしてしまいましたが、まぁとにかく自分の経験とか思い出を使って話すともう少し自分の答えっていうのが身近に感じてもらえたりするんじゃないんでしょうか。偉そうに言ってますけども、自分がそうやって話してリスナーの皆さんに届いているかどうか確認する手立てがないので、なんとも言えませんけども。それが僕が考えるコツです。



★From RN:YH さん
訓市さんの存在を知ったのが約10年前の24歳の時。それからずっとラジオ、雑誌のコラム、ネット上に落ちている訓市さんのインタビュー等、恐らく全てに目を通している大ファンです。今朝のことなのですが、憧れ過ぎているせいか訓市さんと一緒にNYを旅している夢を見ました。色んなご友人の紹介をしてくれたり、穴場のスポットに連れて行ってくれたり、でも先輩風なんて微塵も吹かせず、結果夢だったのですが(笑)、夢のような時間を過ごさせていただきました!勝手にありがとうございます!(笑)私は地方でアパレルの生産業をしているのですが、訓市さんのように色んな国の方々と仕事が出来るようになってきた昨今です。いつも素敵な影響を与えてくださり、ありがとうございます。

☆Kun:
良い!褒め言葉しかないお便りっていうのは大変素晴らしいですね。訓市という名前がつく人は、まぁあんまりいないと思いますが、褒めると伸びるタイプですので定期的にこういう褒めまくるお便りっていうのをいただきたいものなんですが・・・もっと来てもいいはずなんですけどもね。手渡されてないっていうことは番組スタッフの女の子が僕に意地悪をしてるんじゃないのかと。本当はそういうお便りが沢山あるんじゃないのかって思っているんですけども、どうも違うっぽいですね。どっちかって言うと変なお便りとかをブロックしてくれてるらしいんですけども、まぁこの世には色んな方がいらっしゃいます。ネットに落ちてるインタビュー? まぁあるか。ネットって恐ろしいですね、何か話してもその場の勢いで話したことっていうのが多分、未来永劫ネットに接続すれば見えてしまうわけですから。すごく自由になったと共にものすごく不自由な世界だなーと思うわけなんですが、あんまり本音で話さない人っていうのがどんどん増えてくるんじゃないんですかね。全て後で蒸し返されちゃうじゃないですか。昔あれやったこれやった、こういうこと言ったって見つけてくる人たちってすごいですよね、あの検索能力。何か他のことに活かしたらものすごい高給取りになりそうな気がするんですが、僕も自分の会社に欲しいですけどね、検索に長けた人たち。あの資料が欲しいなってキーワードを言ったら絶対見つけてこられる、そんな人ってどこにいるんでしょうか。



★From RN:とみ さん
妻49歳と息子13歳が今、ニューヨークにいます。2年前から計画していたビリー・ジョエルのコンサートに行き、「最高でした」「みんな大合唱で最高に盛り上がりました」と感想を知らせてきました。他にも国連、メトロポリタン美術館、セントラルパーク、自然史博物館、グランド・セントラル・ステーションなどを楽しんだとのこと。無事帰国することを祈っています。

☆Kun:
まあ旅行に行けるって言っても行きづらい世の中になりましたけども、お子さんが小さい時に色んなところに行けるっていうのは本当に一生の思い出になると思うので僕は大賛成です。リスクは必ずありますから、どうやってそのリスクを最小限にしながら最大限に毎日を過ごすかっていうのが僕らが考えなきゃいけないことなのかなと思いますけども、ただ以前この番組でも話しましたがニューヨークは本当に高いです。びっくりするくらいに。あの後仕事でニューヨークに行ったっていう知り合いに会う度に「訓ちゃんが言ってた通りの値段で、何も出来なかった」とか「買い物を1回もしなかった」とか。円安のあの数字を見ちゃうと、無理すれば使えるとしてもなんとなくお金を使う気にならないですよね。自分たちが知ってる物の価値っていうものを否定されてるような金額が出てきます。これ昔みたいに1ドル100円ちょっととかってダメなんですかね。