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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
懐かしい思い出が脳を刺激する!? 「回想の力」で脳を健やかに保つ。
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- #414 訓市カレンダーでは“秋”がスタート!---
毎年12月は「忘年月間」のため、
一年は11月いっぱいまでと公言している訓市。
今年も残すところ3ヶ月となったサンデーナイトは
“お便り”をまとめて紹介します。
日頃、番組宛にお寄せいただいている
たくさんの“お便り”の中から
訓市が独断で選んだものを読みつつコメントを加えて。
曲のリクエストや選曲のオーダーにもお応えします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Never Let Me Down Again / The Smashing Pumpkins
Ontario Gothic / Foxies In Fiction
Sincerity Is Scary / The 1975
Everything / Michael Buble
Ya Ya (あの時代を忘れない) / サザンオールスターズ
Lose Yourself To Dance / Daft Punk
Otha Fish / The Pharcyde
Moon Ray / Milt Jackson
Seabird / The Alessi Brothers
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:天沢聖司 さん
とても大好きだった女性とお別れして数年が経ちました。不思議とお別れした後の方が仲良くなれている気がします。映画や音楽、本やカルチャーの話。職場の後輩でもあり何でも話せる一番の理解者であると今でも思います。時間が経った今でも。この人と家庭が持てたら、このあとの人生を一緒に歩めたらと強く思います。彼女も訓市さんのラジオが大好きです。どうか少しだけ背中を押していただけたら幸いです。
☆KUN:
別れてから仲が良いっていうのは余計なものがなくなって、友達として損得とか嫉妬とかそういうのが無く付き合えてるからなのかなーと思うんですが、ここに恋愛感情が絡まるとまた余計な感じになってきたりもしてしまうかもしれないので、難しい決断かと思います。天沢聖司さんがこれで良いと思うなら背中をドーンっと押しますよ。・・・って言うか、今押したつもりなんですけど、まぁ当たって砕けて上手く行けば万々歳。そうじゃなかったら次へどうぞ。
★From RN:白くてやわらかな豆大福 さん
3年前の夏、幼稚園から一緒の近所に住む同性の親友と時間さえ合えば私の家で一緒にお酒を飲みながら映画を観たり音楽を聴いたりしていて、何でもない毎日が永遠に続くような気がしていました。今はお互いに引っ越して、あの頃のように頻繁には会えなくなりましたが、当時毎日のように聴いていた2人の思い出の曲を聴くと、もう戻ることはできないキラキラした25歳の夏を儚く思います。そしてついにサマーソニックで思い出の曲をライブで聴けるなんて…イントロを聴くだけでもう震えています。
☆KUN:
そうですね!若い時って時間だけあって、お金もないし寝なくても元気ですしね。やたらと同じ友達たちと会ってうだうだ音楽聴いたりお酒を飲んだり、そこからもう終電が終わってるので1時間ぐらい歩いて踊りに行ったりとか。永遠に続くと思いましたけど、自分がそれを続ける気でも周りがそうしないっていうことが多いですからね。気づいたら自分も周りが年下だらけになってしまいましたが、いつかまた同い年くらいの友達たちと遊べる日って来るのかな〜と思いつつ、膝がどんどん硬くなってですね、踊っても棒立ちみたいな寂しい現実があるんですけども…なんでしょうね。でもそういうのって冬にもやっていたりしたんですけど思い出すのは夏の日のことばかりです。皆さんはどうでしょうか。
★From RN:teascone さん
先週の番組でタイのサムイ島のライブカメラのお話が出ていたのを聴いて、私たちも観てみたい!ということで探している内に私たち夫婦にとっての思い出の地ロンドンのライブカメラを探し出して、ついには地下鉄のライブカメラにたどり着きました。ロンドンの地下鉄の懐かしい音と映像に大感激で、電車の扉が閉まる瞬間のピピピピーというけたたましい音にさえ涙し、お馴染みの「MIND THE GAP」の声に歓喜して、そのまま2時間観続けてしまいました。何度か旅行で訪れていたロンドンに夫婦でホームステイして語学留学した日々を思い出して、あの頃の懐かしい音を聴いて一気に旅やホームステイ中の思い出が溢れてきました。これぞTravelling Without Movingでした。
☆KUN:
ロンドンの地下鉄、僕もとっても聞いてて懐かしくなったんですけど・・・地下鉄のことを普通、「サブウェイ」とか「メトロ」って言いますが、イギリスでは「チューブ」と言います。まあ世界最古の地下鉄だったと思うんですが、特にセントラルラインっていう一番最初のやつは多分掘るトンネルを最小にしたかったんだと思うんですけど、ほぼ円形で本当に電車が小さくて、チューブっていう感じです。確かにドアが閉まる時に「MIND THE GAP」(溝に気を付けて)っていう放送が入るんですけど、イギリスっぽいなあって特徴的なすごい声で、それを聴くと僕も一瞬で頭の中がロンドンに戻ってしまうんですけども。今年「ロンドンに来る?」なんていう話があったので機会があったら行きたいなと思っているんですけど、物価の方はどうなんでしょうね。もともと世界一高かったロンドンですけども、昨今の円安でさらにすごいことになっているんでしょうか。タバコが1000円オーバーって一番最初に起きたのもロンドンだったと思います。
★From RN:ジミヘンの息子 さん
一般的なサラリーマンの30歳です。恥ずかしながらこの歳になるまで貯金という貯金をせずに、好きな洋服・旅行・車にお金を費やしてきたため他人に言えるような額の貯蓄がありません。つい最近、結婚を考えている彼女に「貯金はいくらあるの?」と聞かれ、上手くはぐらかしてその場を凌いだものの恐らく勘付かれてしまい、「あなたにはもっと寛容な人がいるから」と別れを切り出されてしまいました。このままではマズイと思い車を手放すことやお気に入りの服を売って誠意を見せようと考えましたが、売りたくない気持ちや、そもそも考え方を変えたほうがいいのではないかと思いながらも色々考えながら悶々としています。地方なので土地柄もあるかもしれませんが将来の心配をするあまり、「何か老後の為に仕事をする」という感覚が強くなってきてしまい、お金のためだけに続けてきた現在の仕事に嫌気まで差してきてしまいました。訓市さんは30代の頃、老後や招待設計、貯金など、どのような思考で過ごしてきましたか。
☆KUN:
30歳になった時、貯金なんて数十万もあったっけなぁ…ありましたね。僕31歳で初めて自分のアパートというかマンションを借りたので、それまでは人の家を転々として、いわゆる「プロのカウチサーファー」として図々しい顔をして住んでました。もうちょっと仕事場に近い方に、一人暮らしなんだから引っ越してよって言って引越しをおねだりしたこともありますし、携帯を持つのも人一倍遅くって色んな人の家に伝言があるのでキレられたこともあります。俺は訓ちゃんの留守電じゃねえ、みたいな。だから老後や将来設計って30歳の頃はお金が尽きたらインドとかタイに行って日本人の何も知らない旅行客でも騙して暮らせば良いのかなーっていうことをぼんやりと考えたり、色んな所を案内してご飯を奢ってもらうとかですね、一人でならどうとでもなるや、その代わり一生一人だって思ってましたけども。なんですかね? 30ぐらいまでは物によりけりだと思いますけど、自分に投資して良いんだと思うんですよね。その車とかでも好きだったら凝っていつまで乗れるか分からないですし、好きな車に乗ってみたり、好きな洋服を着るっていうのも良いと思います。一般的にですよ、歳とってくとみんな一巡しちゃって服なんかどうでもいいってなる人が多かったり、車ももうこれでいいやっていう車に出会えたりとかする内にマインドが変わっていくんじゃないんでしょうか。ただ、自分のことばかり使わずに人にもお金を使うっていうのが大事なんじゃないのかなーと思います。もしジミヘンの息子さんが自分のコレクションを広めることばかりにお金を使ってるんだとしたら、彼女と色んなものを見に行ったり遊んだりするのにお金を使うのも良いんじゃないんでしょうか。そもそも30歳の頃の人生設計なんていうのを僕に聞くのが大間違いで、今でも自分もそろそろやべえなぁ〜という感じでいつつ、お酒に飲まれて流される毎日です。
★From RN:房総ヤマネコ さん
私は90年代初頭に北米を中心にアンティーク商材を買い付けるため、分厚い電話帳を元に電話をかけては在庫状況を確認して車を走らせる、今考えるととてつもなく効率の悪い仕事をしておりました。しかしあの一発当たるかもしれないギャンブル的な仕事が今でも懐かしく、旅とギャンブルと仕事が相俟った不思議な時間でした。
☆KUN:
買い付けって本当にギャンブルというか金鉱掘りみたいな感じで、僕の周りに結構多かったんですよ。ちょっと年上で、90年代いわゆる裏原とかそういうのがちょっと流行る前って僕は高校から大学ぐらいの時ってアメカジ全盛期で、古着とかアメリカで人気のなかったスニーカーを買い付けて転売するとものすごく儲かるっていう仕事をしている人たちがたくさんいました。何十ドルで仕入れたエアジョーダンが毎日値段が上がって、気づいたら3、4軒先のお店が自分の店から買って転売して利益を乗っけてもまだ売れるっていうので、あれよあれよという間に7、8万円ってなったっていう話を聞いたり…。アムトラックってアメリカの電車に乗っている時に倉庫をぼんやり見ていたらナイキの靴箱が積み上がってるのがチラッて見えて、次の駅で飛び降りてレンタカーを借りてgoogleマップなんか無いですから、この辺じゃないかっていうのをしらみ潰しに探して、その倉庫を見つけて直接交渉したら1足5ドルとか10ドルでその在庫全部持ってっていいよって言われてひと財産作った人とか、夢がある話がてんこ盛りで。今はもうみんな買い尽くしちゃいましたし、見つけた本人がすぐネットで売れる時代ですから、中々そういう一攫千金っていうのは無くなってきたと思うんですけども、この古着やデットストックを発見話っていうのは凄く面白いので、いつかまとめて聞いた話ですがご紹介できればなと思います。
★From RN:おろらん さん
この度、仕事で中東へ海外赴任することになりました。海外駐在は初めてではありませんが、異なる文化圏・民族や宗教が混在する地域にて現地の人たちと仕事をするのは楽しくもあり、日本とは異なる難しさもあります。ビジネスでの海外赴任ではありますが、現地の国や人々・社会貢献のために日本人ならではの持ち味を生かして最善を尽くしていきたいと思います。
☆KUN:
中東って中々違いがありますよね。知り合いで向こうに赴任していた人もいますが、海外っていうとどうしてもアメリカとかヨーロッパとか、もしくは宗教が緩い東南アジアみたいなところに行く人が多くて、中東っていうのはやっぱり日々の暮らしが宗教がすごく強いですし、価値観というか考え方もだいぶ違うところもあると思うので、大変かなとは思うんですけど。でも朝5時とかものすごい早い時間にコーランの調べが流れてきたりとかしたりすると、ものすごくエキゾチックというか、あー自分は遠くに来たっていうか自分の本当に知らないところに来たんだなあっていう考えを強く思わせてくれる場所だと思います。是非色んな人と交わって楽しい時間と、日本のイメージをアップさせてきてくださいと言いたいんですが、中東も場所によってはお酒が飲めなかったりすると思うんですよ。なので短期で行くのは良いけど、長期は自分的には無理かなーなんて思ってます。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。