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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
衛生意識は日本人そっくり? コロナ禍からの復活を期すバンコクの今を「地球の歩き方」編集室に聞く
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#421 --- 10月のラストサンデーは“お便りナイト”---
訓市暦では12月は忘年会月間でノーカウント!
そこで、今年も残すところあと1ヶ月。
番組リスナーの皆さんから寄せられた
“お便り”をまとめて紹介!
リクエスト曲のオンエアはもちろん、
選曲のオーダーにもお応えします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Where I Wanna Be / Shade Sheist feat. Nate Dogg & Kurupt
Hold On / Jet
Sometimes / Japancakes
Everytime / Glen Hansard
やさしくうたって / 佐藤公彦
Our Way To Fall / Yo La Tengo
All My Life / Karla Bonoff
U Deserve / Wasia Project
Fields Of Gold (Live at Blues Alley) 25th Anniversary Version / Eva Cassidy
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:ずーこー さん
札幌在住の29歳男です。最近、ずっと目標にしていた仕事を辞めてしまいました。やってみて理想と違っていたり、家族とのバランスが上手くとれなかったり、後になると理由は色々です。現在は仕事における明確な目標だったり、ビジョンを見失った状態ではありますが、とりあえず今は大好きな妻と子供の時間を大切にして、お酒をたくさん飲みながら次のことを考えてみます。
☆KUN:
ちゃんとした定職に就いたことがない僕に、よく仕事の相談というかお便りが来ると、果たしていう資格があるのかっていう感じなんですけども、ただ、何をやっても理想通りにっていうのは絶対行かないというか… 理想的な瞬間もあれば真逆の瞬間もあるっていうのが物の摂理というか、逆にずーっと理想的だったら何が理想かが分かんなくなっちゃうじゃないですか。それが普通になってしまうので、自分の頭の中の理想とそれが常に一緒である必要はないのかなと思うので、今目の前にあるものを見てすごく嫌だなーとか違うって思わずに、
もう少し大きく遠くを見てみて、辺りを見渡してみて理想とは違うけど長い目で見ると悪くはないなとか、そうやって物を見てみてください。まだ29歳、と言うかいくつになってもその気になれば何でも出来ますから。そして、子供の時間を大切にと書いてありましたから、遊べるうちに大いに遊んでください。
★From RN:けいち さん
先、スカーレット・ヨハンソンの歌がかけられていましたが、彼女が出演した映画の中でまず思い浮かべるのは『Lost In Translation』です。あの映画のなんというか空気感が好きで、昔は何度もDVDやサントラを観たり聴いたりしていました。公開されたのは今からもう20年前くらいだと思うのでうろ覚えですが、あの映画が日本で公開されたのがおそらく秋口で、今の季節になるとあの映画のことをふと思い出します。
☆KUN:
『Lost In Translation』は日本で公開をしたのは確か春なんですよね。公開パーティーでお花見をやりましたし。ただ、けいちさんが秋口って思ったのはきっとちょうど20年前ですけども撮影を始めたのが9月で、10月にかけて26日間で撮りました。今考えると信じられないんですけども、プロの役者さんっていうのがビル・マーレイとスカーレットだけで、あとは僕たちみたいなソフィアの知り合いの素人とかそんな人たちだらけで作った映画ですけれど、今でも映画を観た人が好きだって言うのを聞くと、ちょっと関わった者としてすごく嬉しいというか誇らしいと言うか、ものすごく歳をとったなぁ〜というか、色んな感情が胸をよぎるんですけども。
★From RN:ハルタバ さん
以前、夫がこの番組にメッセージを送ったところ訓市さんに読まれたその日は家族全員大興奮!ラジオを聴く夫の動画が我が家の家宝となりました。その節はありがとうございました。私は小さい子供2人を育てるワーキングマザーです。将来、自分の花屋をオープンさせるのが夢で、月に1度花屋さんに技術を教えてもらい、ウェブの花屋さんで会社員をしながら自分のお店を持つことを夢見ています。訓市さんはどんな花が好きですか?
☆KUN:
周りに花屋さんをやってる友人が何人かいるんですけど、大変ですよね。物を売るお店の中で1、2位を争うほど美しくて匂いの良い店舗だと思うんですけども、薔薇には棘があるようにめちゃくちゃ体力のいる大変な仕事です。花市場に行ったり田舎の生産者と話して花を集めたり、それで水をすごく使うじゃないですか。ハサミも使うし手には切り傷やあかぎれ、でも花はその分美しいという。なんでしょうね、飴と鞭みたいな職業だと思うんですけど、限りある命のものを扱うっていうのは何かとても素敵な仕事な気がします。いつか夢のお花屋さんがオープンできるのを楽しみにしています。
★From RN:親子でリスナー さん
先日、代官山のポップアップで、“8歳の息子と一緒にラジオを聴いている”と声をかけさせて頂いたものです。その節はご友人と談笑中にも関わらず気さくに話してくださり、写真まで一緒に撮っていただき本当にありがとうございました。普段、訓市さんのことを訓市先生と言って一緒にラジオを聴いている息子にも写真を見せ、大興奮。いつか息子も会えるといいねと思いました。担当してくれている美容師さんも訓市さんの大ファンで、会ったことを伝えたら同じように大興奮。「ぜひメッセージを送ってみなよ」と言われましたので、メッセージを送らせていただきました。世代を超えて色んな人を惹きつける訓市さんは本当に魅力的ですし、お身体に気を付けてこの先も末永くラジオのお仕事も続けてほしいです。僕も息子にラジオを聴かせ続けることで、訓市さんのような素敵な大人になるよう英才教育を続けたいと思います。
☆KUN:
本当に文才溢れる素晴らしいお便りですね。まあ、こっ恥かしいんですけども、良いことを言われるとどこまでも空高く昇っていくたちですので、読んでいて噛む箇所が一か所もないという素晴らしいお便りだと思うんですが。気になるのは僕のことをいいと言ってくれている子が8歳の息子さんから美容師さんまで全員男の方ということで、どこに行っても声をかけられるのは野郎、野郎、野郎…。僕は男子校だったんですけど、話しかけられて喋ってるうちに部室の匂いが漂ってくると言うか、まぁお酒飲んでてもそうなんですけど。1度はハーレムのような、気づいたらお店に僕が男一人で20人ぐらい女の人がいてうちわで扇いでくれている、みたいな光景っていうのはないんでしょうかね。だいたい、「訓さん何飲みますか?!」「持ってきましたよおかわり!」とか。タバコを買ってきてくれる若い子とかもいるんですけども、ありがたいんですけど、そこには部室の匂いが漂っています。
★From RN:お酒大好きマン さん
3年前まで毎年必ず海外には家族で出かけ、飛行機のチケットだけ取りホテルはあえて現地で探す旅をずっとしていましたが、コロナ禍になり最近は海外に行けない代わりに「ホカンス」を楽しむようになりました。東京在住なので都内のホテルのラウンジで過ごして非現実を味わっていますが、東京の夜景は何気に世界で一番綺麗なんじゃないのかな!と感じるぐらい綺麗な夜景に改めて感動しています。訓市さんは世界中旅していたと思いますが、東京を含めてどこの夜景が一番好きですか?
☆KUN:
東京の夜景っていうのはもちろん綺麗ですけど、だんだん僕の好きな夜景じゃなくなってきちゃったなーっていうのはなんですかね? 多分ホテルのラウンジとか高いところから見たらすごく綺麗だと思うんですよ。だけど僕が好きだった夜景って本当に道を歩いてる時の目線から見る横丁だったり、お店の看板だネオンだっていうのが重なって重なって何色だか分からないような・・・。まぁ情報過多でもあるんですけども、色んな言葉、キャッチフレーズ… 色んなものが目に飛び込んでくるじゃないですか。それがなんとなくだんだん整理されてきて、それと同時に街の活気っていうのも無くなってきてるんじゃないのかなって思います。そういう目線で言うと空から見るニューヨークは綺麗ですけども、通りを歩いて眺める夜景っていうのはだいぶつまらなくなりましたし、もう随分行ってないですけど理想的なものでいうと香港とか。道の上まで看板が出てるじゃないですか。「見てくれ!」っていう。こっち的には「見ます!」っていう気になっちゃうんですけども、今はどこの夜景が一番綺麗なんでしょうか。ここだっていう方がいたら、是非番組までお便りください。
★From RN:ゆかねこまる さん
私は美容師をしているのですが、お客様が「韓国行ってきたよ」「カリフォルニア行ってきたよ」など段々と海外に行った方が多くなり、あーコロナもそろそろ終わるのかな?なんて思いながらも、もう少し気を付けながら頑張ろうとスタッフや友人と励ましあっております。お店には高齢や疾患のある方も多く来店するので、もうしばらく人混みは避けて過ごしていますが、それでも楽しみは多く、休みの日にはパートナーとキャンプ三昧です。先日は山奥の広大なキャンプ場に私たちしか利用者がおらず、ここぞとばかりに深夜まで音楽をかけて酒を飲み、気が付けば朝日に起こされる。そんな最高な旅になりました。少しだけ移動して非日常の大自然を味わい、美味しいお酒に焚き火に音楽。そして気の合うパートナー。グラスを合わせて、「乾杯」のセリフが自然と「ありがとう!」になっていました。ベロベロになりながらも、ふと地球にも音楽にも食事にもお酒にも道具を作る職人さんにも、そしてパートナーにも全てのことにありがとうと言いたい気分になるキャンプ旅でした。
☆KUN:
随分楽しいキャンプになったんじゃないんでしょうか。コロナが薄れてきたと同時に一番聞かなくなった言葉が「キャンプ」のような気がします。去年まではどこもかしこも「キャンプ、キャンプ」って言ってましたけども、そもそも週末にわざわざ自然のある所に行かないで、うだうだ都会で過ごす人も増えてきたのかなと、そんな気もします。寒いですけど空いてるなら行こうかなーと、このお便りを読んで思ったんですが・・・。海外、もちろんキャンプ楽しいですけども熊とか本当に気をつけてください。今、日本でも野生動物が増えて問題になってますけども、アメリカとか熊用の鉄の檻がキャンプ場には付いていて、食料とか絶対そこに入れろっていう。車に残しておくとブラウンベアーって大きいのが来て車壊されたり、テントに置いとくと当然テントに来てしまうわけで。人間の食べ物の味を覚えてしまうと熊っていうのは必ず来てしまうそうで、海外でキャンプをする時は向こうのルールっていうか地元がどういう風になってるのかっていうのをよく知らないと、日本にはいない訳の分からない恐ろしい動物がたくさんいまして、朝起きて靴をトントンってやったら中からサソリが出てきたとか色々あるので、行く際はぜひ色々調べて準備して行ってください。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。