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2024.06.30
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  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54



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 Let's travel! Grab your music


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TUDOR logo


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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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#508 --- 上半期のシメは“お便り” ---

訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2024.06.30

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Harpoon / Jebediah

2

5 On A Joyride / Cody Chesnutt

3

Video / India Arie

4

For The Longest Time / Junior Wilson

5

永遠と1日 / Baobab + Haruka Nakamura

6

(Just Like) Starting Over / スガシカオ

7

Am I The Same Girl (Live at The Jazz Cafe) / Swing Out Sister

8

Beautiful One / The Cardigans

9

Big Gay Heart / Lemonheads

2024.06.30

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。


KUNICHI was talking

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★From RN:ヴードゥー・スレンダー さん
都内在住の大学生です。今年の2月、念願のニューヨークへ初めて行ってきました。雨上がり、神々しく光るカーブの無い真っ直ぐな道。その沿道にある大きな窓のついた赤茶色の家々。ヘルズキッチンで聴いたジャズや、デリで買ったサンドウィッチの味は、今でも鮮明に覚えています。そしてその記憶は、また旅に出るために今は耐えて頑張ろうと思わせてくれるのです。やるべきことが一段落しそうな夏の終わり頃の季節に、訓市さんがお勧めする旅先をぜひ教えてください。

☆KUN:
どっか遠くに行った思い出ってすごく良くて、それが確かにまた行こう、だからちょっとお金貯めようとか頑張ろうって気にさせてくれると思いますけども。夏の終わりにおすすめの旅先ですか。もうそれは1択ですね。ニューヨークです。また行ってください。と言うのも寒いニューヨークも良いんですけど、外でダラダラ飲めたりする夏の大都会っていうのも過ごし方が全然違うと思うんですよね。ほんとにみんな陽気ですし、外で知らない人とぺちゃくちゃ喋りながらお酒を飲んだりするのは最高ですよ。



★From RN:サニー
「子育て」と言うと、よく「生活が一変する」「考え方が変わる」などと言いますが、私にとって子育ては 「旅行」の感覚に似ています。昔は「人生で一度はハワイに行ったほうがいい」なんてよく言ったものですが、行かなくても人生は楽しめるもの。でも、行ったら行ったで新しい経験ができて、人生が豊かになる。子育ても同じような気がします。子供がいなくても人生は楽しめるし、いたらまた違う豊かな時間が過ごせる。子供が生まれてから、たくさんの新しい経験ができています。 一生懸命泣いたり話している姿に生命力を感じると同時に、人間の成長過程を肌で感じたり、行政のサービスに 「こんなふうに税金が使われているんだ」と知ったり、 助産師さんの仕事や包容力に感銘を受けたり。子供からだけでなく、子供を通して色んな新しい刺激を受けています。息子はまだ2歳なので、この旅行気分も違う感覚になる時が来るかもしれませんが、今は長い旅行をさせてもらっている気分で、ものすごく贅沢な時間だと思っています。

☆KUN:
本当、そうですね。自分1人の時って自分だけのことを考えれば基本は良いので、僕は金に困ったらインドにでも行ってのんびり暮らそうと思ってました。インドにとっちゃ迷惑な話だと思うんですけど、当時はこんなスピードでインドが発展しちゃうと思わなかったんですよ。南インドのビーチ沿いでフラフラして、日本人旅行者に声かけて飯でも奢ってもらえばいいんだぐらいに本気で思ってましたから。子供ができた時って、その可能性、未来への希望っていうのが消えましたからね。無理だ…っていう。いま少子化が叫ばれてまして、特に東京って出生率が1パーを切ったんでしたっけ。その理由がすごくお金がかかるとか余裕がない。確かに大変ですし自分のことだけ考えるわけには行かないので子供を持たないとか、そもそも興味がないっていうのも1つの選択肢だと思いますけども、持ったら持ったで いい加減なことは言えませんけど、何とかなるんじゃないのかなと。と言うのも子供を持つっていう時に余裕があるというか、じゃあこうしよう、ああしようって考えられる人の方がはるかに少ないと思うんですよね。僕ははっきり言って稼ぎと家賃がほぼ一緒でしたからね。まずいって思いましたけど、なんとかなるもんなんですよ。「仕事くれ、仕事くれ」とか、「今はやる気に満ちている」とかって言うと、ありがたいお誘いが来るわけですよ。「こんなのやらないと思ったから聞かなかったけど」、「やります。やらせてください」みたいな。よく自分の稼ぎより高めの家賃の家に住むと稼ぐ力が上がる、これはフリーランスとかの人に言えることなのかもしれません。歩合性の仕事の人。何とかなっちゃうもんなんですよ。要はそれだけ気合があるから何とかしちゃうんですよね。何の話をしてるのか分かんなくなってきましたが、いたらいたで素晴らしいですよ。



★From RN:アイキー さん
10代の頃、初めて行ったクラブで 「THE LONGEST TIME」 を聴きました。自然に体が揺れる心地よいレゲエ・バージョンでした。その後、海外へ留学し、あの心地良い感覚を求めいくつかのクラブで再び同じバージョンに出会えないかと期待しましたが、今に至るまで叶っていません。ビリー・ジョエルも本当に素晴らしいですが、夜を愉しむ野村さんオススメバージョンで「THE LONGEST TIME」をご紹介ください。

☆KUN:
なんでしょうね、レゲエってまあヒット曲が出るとすぐレゲエバージョンが出るじゃないですか。若い頃は何かズルいなってよく思っていたんですけども、 これがまた良いカバーは良いんですよね。リズムがレゲエに変わるだけでその曲の雰囲気が変わったり、逆にメロディーがすごい強調されたり。「THE LONGEST TIME」調べてみるといくつかバージョンがあるんですけども、
アイキーさんの聞いた年代とかを考えると、まあこれが一番古い方なのかなと思い、今日はレゲエバージョンのJunior Wilson「THE LONGEST TIME」をかけたいと思います。



★From RN:セイキチ さん
自分は10 年間の東京生活を4月いっぱいで終わらせて、地元大阪でリスタートし、怒涛の1ヶ月で疲れ切った30代男性です。専門学校を出て、東京で色んな仕事をして経験と体験をした20代…。服の販売の仕事の楽しさを知って、極めたい東京も楽しいけど、地元で BIG になって、いつか本社側から「東京に帰ってきてよ!」て言われるくらいになりたいと思ってます。訓市さんはいつか帰りたい場所、時はありますか?

☆KUN:
地元がここなので帰りたいっていうか、いつか戻ってみたい場所ってことになるんですかね。さっき言ったみたいにお金がなくなったらインドに行こうと思ってましたけど、今のままインドに行ったらインドでも貧乏になりそうで危ないなっていう。ただ、ヒンドゥーの人たち、ババジーっていう人たち。まあ日本で言ったら何ですかね。托鉢の僧、仏教のお坊さんみたいな人たちがいます。裸足でルンギだけ腰に巻いて、頭もドレッドとかになってインド各地を行脚して過ごすんですけども、あれって銀行とかでお金を得て家族に尽くしたから、今度は神様に尽くすって言って、全て一切合祭捨てて放浪の旅に出るわけですけど、自分がその年になってやりたいかどうか分かりませんけども、どこか憧れている自分がいます。



★From RN:ちいにい さん
今、トランジットでサンフランシスコの空港で仕事をしながらメッセージを書いています。20年以上前に、ここサンフランシスコ近くで仕事をしている時に結婚。子供も生まれました。先日、10年以上ぶりに家族でアメリカ旅行をしました。SNSがいくら発達しても家族でのリアルの旅は色んなことを思い起こさせてくれました。そんな中、アメリカで生まれた娘はオレゴンの大学に行くことが決まりました。同じ高校の中で唯一、アメリカの大学に進学することを決めてオンライン学習で英語を磨き、しかも難関の建築学科から合格通知をもらった娘に脱帽し、彼女に賭ける腹を決めました。学費を考えると、この円安の中、死にそうですが、このまましばらく彼女の行動力に引きずられてみようと思います。

☆KUN:
本当にこの円安ってヤバいですよね。僕の知り合いで子供が小さい時に突然、海外の学校に行きたいって言い出して、自分は英語も一言も喋れないけども、そんな子供に感銘を受けて小学生の時から海外に送り出したんですよ。2011年とか震災の後ぐらいで、1ドルがまだ80円前後だった頃です。計算したらしいんですよ。これならなんとかなると。途中だんだん上がってきて、「小学校だけ海外に行きたい」って言っていた娘さんたちが「このまま進学する」「大学もこっちに行きたい、なんならもう日本には戻らない」。言われて友達は娘たちと一緒に住むために立てた家を売却して、お金を学費に充てて、残金で小さい家を借りて、「大学までこれでまかなえるさ」と言っていたら、どんどん円安になるじゃないですか。「奨学金を取ってくれ、私立はダメだ」っていう話になって、今は手がほぼ離れたのかな。だけど昔考えた計算通りには何一つ行かなかったっていう、今後、円高になる要素も見えなくないですか。これから海外で勝負したいっていう若いリスナーの皆さん。よりハードルは高くなってしまったかもしれませんけど、諦めずに頑張ってください。道は開けるとは思うので。



★From RN:ショ子 さん
広島在住の飲食店を営む46歳主婦です。訓市さんの声やカルチャーや、この番組でかかる曲が好きで、気に入った曲をプレイリストに入れて自分の店でも流しているのですが、 先日"The Mighty Rio Grande" で100曲目になりましたので、報告にお便りを書きました。 素敵な曲達をいつもありがとうございます。昭和のスナックの居抜きでカウンター7席だけの狭い店ですが、スピーカーが6つあります。ターンテーブルでレコードも聴けます。 番組で気に入り購入したレコードもあります。 訓市さんはランチタイムにはどんな感じの曲を聴きたいですか?

☆KUN:
番組でかけていることがお役に立ってて嬉しいなと思うんですけど、以前、友達のやっぱりお店に行ってボケッとしてたら良い曲かかるなと思って、何でこんなに音楽の趣味が合うんだろうと思ったら、「お前の番組のプレイリストだぜ」って言われて、何だーみたいな。なんかしばらく気づかなくって、本当に何かいい選曲だとか流れが良いなと思ってたら…言わなくてよかったですけどね。お前なんかずいぶんうぬぼれてるなって話じゃないですか。でも、カフェとかそういうところで合う曲だなっていうのは何となく自分でも聴いて思いました。これからもそのプレイリストが長くなるように頑張って、良い曲をかけていきたいなって思ってます。