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Let's travel! Grab your music.
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#527 --- 今夜は、“お便り” ---
リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中から訓市が独断で選んで紹介。
旅の思い出から恋愛、仕事、進路、人間関係など、
何でも受け留めて、コメントします。
曲のリクエストや選曲のオーダーにも
お応えします。
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毎週1名の方には、
「500回オンエア記念Tシャツ」をプレゼント中!
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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版をアップします。
こちらも聴いてください〜
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Dragonflies (Cantoma Remix) / Jose Padilla
Lovesong / Adele
Dans Le Jardin D'eden / Isabelle Antenna
Speyside / Bon Iver
自己嫌悪 / キミドリ
Pain / The War On Drugs
Travelling East / Eric Clapton
Yellow (Acoustic Version) / Coldplay
This Bliss / Accelera Deck
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:マミちゃん さん
ロンドンと言えば今から30年近く前、ペンフレンドのケティちゃんの結婚式に出席すべく、主人と2人、ロンドンの「ウォルドルフホテル」に滞在し印象に残りました。どでかい部屋で大人が5、6人入れそうなワードローブ、古くて取っ手が引っこ抜けるチェスト、うちの寝室より広いバス・トイレ。デスクにジェリービーンズの瓶詰と麦チョコの瓶詰が置いてあったので、毎日スーツケースに詰めていたら帰る頃にはスーツケースの3分の1が瓶詰で1杯になりました。訓様はどこか「印象に残るホテル」はありますか?
☆KUN:
「ウォルドルフホテル」ですと今、とんでもなく高いんじゃないんですかね。って言うか昔はもっと高かったんじゃないんでしょうか。僕はロンドンってホテルの思い出がほぼ無いんですよね。住んでもいたんですけども全部居候でしたからね。カウチサーフィンしていましたし、仕事があってロンドンに行くようになっても結局、人んちのソファーで寝てしまったりしてました。なので、どこだろうな・・・すごいパーティーで有名な「チルターン・ファイヤーハウス」っていうホテルがありまして、これはアンドレ・バラスっていうアメリカのホテル王が満を持してロンドンに開けたホテルでして、元消防署なんですけども、ここのパーティーとかは本当にどんちゃん騒ぎで、ちょっとした思い出がありますけどもね。「煙草を吸わしてくれ」って言ったら、トイレの奥のドアが空いて、そっから非常階段の横でタバコが吸えるスペースってのがありまして、「常連だけだから他に言うな」って言われたのをよく覚えてます。
★From RN:湯呑みの茶渋は重曹で磨き取れ さん
現在、仕事で中東某国に駐在しております。中東の人々は普段は対面で向かい合って挨拶する時には相手を敬い、とても丁寧に右手を自らの胸に当てながら「アッサ ラーム」と気持ちの良い挨拶をしているのですが、彼らがいざ車に乗り込んで運転を始めると、「ど、どうしちゃったの?」という位に皆さん性格が豹変して煽りまくり運転、スマホ見ながら運転、左右後方確認なしの車線変更、クラクション鳴らしまくりの何でもありの無法状態で、そのギャップに驚き笑ってしまいます。訓市さんはこれまで海外で旅行生活された中で、車でヒヤッ!とした経験はありますでしょうか?
☆KUN:
アジア全般の運転がみんな荒いんじゃないんですかね。中央車線が無い道なんてザラにありましたし。でも一番怖かったのは僕が最初の方に行ったインドの山道を走るバスで、とんでもないアグレッシブな走りなんですよ。ガードレールとかも何も無いですからね。挙げ句に車線も無いんですけど、あわよくば前を抜きたいっていう気持ちが異常に皆さん強いんですよね。こんな危ない運転してて崖から落ちたらどうするんだと思ったら、本当に落ちてるバスとかを見まして。そっからはもう寝れないですよね。で、ずっとバングラビートって言うんですか、呪文のように向こうのダンスミュージックがループでかかってる中を、もうみんな前の座席にしがみついて、「落ちないでくれ、落ちないでくれ」っていう。「もう2度と乗らないぞ」と思っても、安いんで帰りもそのバスで帰りましたけども、今は良くなったんでしょうか。
★From RN:ベンジャミンはエッグシェル さん
42歳、建設会社社員です。中間管理職として仕事に追われる日々ですが、夜の時間が長くなるこの時期は忙しいながらも読書の時間を確保したい熱が高まります。そんな仕事をそっちのけで読書熱を後押ししてくれるような、訓市さんおすすめの「図書」がありましたら是非教えてください。
☆KUN:
本当ですよね。秋から冬っていうのは一番読書に向いてるはずなんですけども、どうも前より集中力が持たなくなっているもので、確実に読書のペースは落ちてるんですが・・・。最近読み直してるのが『チャーリー・パーカーの伝説』っていう、チャーリー・パーカーってビー・バップというジャンルのジャズを作った天才、そして30代で亡くなってしまった破滅型のミュージシャンの典型なんですけども。チャーリー・パーカー、50年代に亡くなってるんですけども、この本はチャーリー・パーカーが生きていた当時の色んな知人にジャーナリストがインタビューして1冊の本にしてるんですよ。有名ミュージシャンがある晩のチャーリー・パーカーのエピソードを短く語ってたかと思うと、お店で働いてた人のコメントがあったり、色んな人のチャーリー・パーカーにまつわる話を読んでいると、おぼろげに本人がどんな人だったかっていうのが分かってくる。読んでると間違いなくお酒が飲みたくなりますが、秋の夜中に相応しい本なんじゃないんでしょうか。
★From RN:オーキードーキー さん
先日、アメリカでThe NationalとThe War on Drugs のツアーを観に行き、同じ週にWeezerのツアーも観ることができました。事前にオープニングアクトを調べずに気軽に行ったのですが、Dinosaur Jr.とThe Flaming Lipsが出てきて、Weezer目当てに行ったもののそちらの方に興奮してしまいました。当たり前なのですが彼らにとっては国内ツアーなので豪華なメンバーが集まりやすく、観客側としてはとてもお得な環境だなと感じました。
☆KUN:
そうなんですよ。海外行くと、ちょっとしたバンドを観に行くと必ず前座がいて、またその前座を誰にするかっていうので、そのアーティストのセンスも問われたりするとかしないとか・・・って言うか、僕らが勝手にそう思ってるんですけども。1粒で2度おいしいことがあるのが海外で観るバンドのライブで、日本だとこれがなかなか難しいですよね。とにかく洋楽のツアーが大変だと知り合いが言っていました。何が大変って、まあもちろん円安なんですけども、コロナの時期にエンジニアとかツアーをまとめる人たち、そういう人たちがずいぶん廃業して人数が足りてない。そこに人件費をすごくアップさせられて、かなり大変なことになってるみたいです。とは言え日本で色んなバンドを観たいものですし、同時に海外に行ってやっぱり観たいですけどね。
★From RN:phoenix yellow さん
今日の夜勤を終えたら晩秋の山小屋で名物の小屋番さん夫妻と乾杯しに行きます。先日、突然に大好きなロックバンドのギタリストが脱退発表。バンドって難しいと思いますが、訓市さんは好きなバンドの解散や脱退の想い出がありますか。山にはバーボンでも持参して月を眺めながら杯を重ねたいと思います。
☆KUN:
まあ、よくありますよね。音楽性の不一致っていうやつでバンドが解散したり脱退したり。でもこれって仲良かった友達と疎遠になるとか、仲良かったご夫婦が離婚するとか、同じようなことなんじゃないんでしょうか。1つのユニットでいて、その時って価値観が一緒だったり音楽の好みが一緒だったり。ただ、そこから同じスピードで同じ方向に新しい音が好きになったりとか、やっぱりしないじゃないですか。他のものに興味が出てきてしまったり。なので、 長い間おなじメンバーでバンドをやれるっていうのはすごいことだと思うんですよ。まず不可能というか難しいですよね。 解散や脱退って悲しいですけど、もしかしたら将来的にまた戻るんじゃないかっていう希望があるからいいですけど、突然好きなバンドの人が亡くなっちゃったりした時の方がショックが大きいですよね。皆さん、特にロッケンローラーの皆さん、太く短くみたいな感じなイメージですけども、細く長く、健康には気を付けて良い音楽を長く鳴らしてください。
★From RN:すみっぴ さん
自分は大学3年生で今、就活の時期…。ですが就活に全然手をつけていない状況です。友達と集まって服を買いに行ったり、クラブで音楽を聴いたり、最近ではDJをしたりと自分の楽しいことばかり優先してしまいます。その他にも1年ほど海外に移住してみたい、英語をペラペラになりたいと思うこともあり、就活の時期なのに自分のやりたいことしか頭にないです。だけど学生ってのもあって金が無く、海外にも簡単には行けない。正直、就活の時期でも何をすればいいか分からなくなっています。何かアドバイスがあったらお願いします。
☆KUN:
裏のない真っ直ぐな気持ちだと思うんですが、まぁ楽しいことは絶対に僕もやりたい派なんですが、というかもう絶対やると決めてますけども。と同時に後回しにできないことっていうのは同時に処理して行かないと後が困るのは自分ですというやつで、一番まずいのは友達と一緒に遊んでるじゃないですか。 でも自分は遊んで帰ったら寝て、また遊びに行くってのをやってる間に実は友達は自分のことはちゃんとしてたりするとですね、「じゃあ僕、4月から会社だからそんなに遊べないよ」って言って、周りが生活リズムが変わった時に【すみっぴくん】が1人取り残されてしまったりするわけですよ。それは嫌でしょう?なので同時にやってみるのは全然いいんじゃないんでしょうか。僕も就活してないんで偉そうなこと言えないんですけど、そうやって先の仕事が何がいいか分からないっていう人にはいつも言いますけども、1つ絶対のものを見つけたいっていうと無理なので、10個ぐらい興味があるものを書き出して、それをこう受けていくっていうのもいいと思いますよ。職種でですけどね。それですごく面白そうだな、やってみたいって気持ちが高まれば、それをやってみるのもありなんじゃないんでしょうか。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。