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Let's travel! Grab your music.
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- 2025年度第一弾の“お便りナイト” ---
リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中から訓市が独断でセレクトして
紹介します。
旅の話はもちろん、仕事、進路、人間関係から
恋愛、夫婦・親子関係まで・・・
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。
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リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中から訓市が独断でセレクトして
紹介します。
旅の話はもちろん、仕事、進路、人間関係から
恋愛、夫婦・親子関係まで・・・
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。
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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版をアップします。
こちらも聴いてください〜
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
そして、旅の話だけでなく、
仕事、進路、人間関係から恋愛、夫婦・親子関係まで
全ジャンル、全テーマにご対応!
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお応えします。
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
その一閃 / さよならポエジー

ユリイカ / サカナクション

Dance / RAGHEADS feat. HIMI

バルセロナの夜 (Re-Mix Version) / 佐野元春

家族になろうよ / 福山雅治

No Stranger To Love / Roy Ayers

Isn't She Lovely? / Livingston Taylor

Flying Foxes / Moby

Make It Easy On Me / Sybil

ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:元島民 さん
いつも楽しく聴いている、都内に住む18歳学生です。私ごとながら3月に無事、高校を卒業しました。都内の高校生でしたが、実は東京の離島で寮生活をしながら学校へ通うという生活を3年間行っておりました。「東京なのに離島?」と思う方がいると思いますが、実は東京にも「島嶼部」というものがあり、有名なもので言うと伊豆大島や八丈島などでしようか。中学生まで都会で暮らしていた自分にとってはとても大きな刺激となり、高校の同期、先生方、後輩、島の方々には感謝しても仕切れないほど色々な経験をさせてもらいました。 春からは東京を離れて新天地で大学生活を送ります。島で学んだこと、新天地での出会いを大切に頑張って行こうと思います。 ところで、訓市さんは伊豆諸島を旅したことはありますか?
☆KUN:
へー、元島民さんは東京から島に行ったんですね。逆に島から東京に1人で出てきて、そこでカメラマンになった友達とか、滅多に島には帰れてないみたいですけど、彼の故郷の話とかを聞きながら写真を見たりするのが僕はすごく好きで、逆の経験をした元島民さんがどういう目で島を見てたのか?すごく気になるんですけども・・・。伊豆諸島はありますよ。もちろん竹芝桟橋ですね。あそこから乗って夜中に出て、朝に伊豆大島とか着くのかな。ちょっと早く着きすぎちゃうんで時間調整して着いた覚えがありますけども、レンタカー持って行ったこともありますし、まあキャンプしたり楽しかったですよ。明日葉を死ぬほど食べた記憶がありますけども、東京ってこんなに色んなものがあるんだって実はみんな知らないですからね。朝起きて築地で魚を食べるなんていうことを皆んなやったことあると思うんですけど、そんな感じでポンって島に行けてしまうので、ぜひフェリーで島探検なんか行ってみてください。
★From RN:シュガー さん
24歳、女です。大学院の卒業式を来週に控え、これまでを振り返っていました。 高校生の時からやりたい研究があり、今までそれに向かって一直線でした。さらに進学し、3年間研究をしようとしましたが直前で断念。研究の悩みや家のトラブル、将来の不安など1度にたくさんのことが重なり、心身ともに体調を崩してしまいました。現在、就活中ですが研究以外を考えてこなかったので、自分が将来何をしたいのかもよく分からないし、卒業というフワフワした状態に焦りを感じます。辛くて逃げた選択ですが、この選択の先に今まで想像もしていなかったチャンスに巡り合えたらいいなと思います。仕事が決まってから働くまでの間、長期間、旅に出たいと思っています。どこかおすすめの場所があれば教えていただきたいです。
☆KUN:
自分が何も決まってない時に決まった同期が近くにいるっていうのはすごく焦ったりするっていうのは理解できるというか、まさに自分がそうだったので、とにかくやることが決まってる人とかが羨ましくてしょうがないんですよね。決められないから、自分は。でも大事なのはいつも言いますけど、いつか何かが見つかった時にこの悶々とした時間があった頃こそ見つけられたんだなって思えるような生き方をするしかないと思うんですよ。悶々としてどうしていいか分かんないっていう時に一番やっちゃいけないのが家に籠って人と会わなくなって、外の世界と触れなくなるっていうことで、外に出て、人と出会って、そしてやってみたいこととかを常に言葉にするってすごく大事で、自分もそうだったみたいですけど、人のこともそうやって思い出しますからね。こういう写真撮る時、今回どのカメラマンがいいかな。そう言えばこの間こういうの撮りたいって言ってた子がいたなって連絡とってみたり・・・。「なんで僕に連絡してきたんですか?」「いや、半年ぐらい前にこういうの言ってなかったっけ?」みたいな。「言ってました、言ってました!」っていう結構そうやって進むことってあるんですよ。なので、絶対に閉じこもらないで外に向かって家から這い出る毎日っていうのが大事かなって思います。
★From RN:ピータン さん
社会人も5年目になり日々の仕事に追われる毎日ですが、「サグラダファミリアが、どうやらそろそろ完成するらしい」との情報を聞き、完成前の状態を一目見ておきたいと思い立ち、妻と一緒に3泊6日弾丸でバルセロナに行ってきました。バルセロナでは「サグラダファミリア」を始めとするガウディ建築の数々や美味しいスペイン料理を楽しみましたが、意外にも最も心動かされたのはバルセロナから電車で40分ほどの街「シッチェス」で見たサンセットでした。 「シッチェス」は海沿いに小ぢんまりと、ビーチとヤシの木、リゾートホテルが続く小さな街ですが、年に1度映画祭が開催されることで有名で、ヨーロッパではバカンスで訪れる方も多いようです。夕方の少し冷たい風に揺れるヤシの木、茜色に輝く波・・・目に映る全ての光景が美しく、今でも思い出されます。いつかまた訪れたいと思います。 訓市さんはスペインといえば何度かイビサ島のお話はされていたと思いますが、「シッチェス」 を訪れたことはありますでしょうか?リクエストは、佐野元春さんの 「バルセロナの夜」 でお願いします。
☆KUN:
サグラダファミリアが完成してしまう。なんかそれ嫌ですね。設計図、足したい気分ですけど・・・実はもう2枚設計図がありましたとか。ずっと未完成でいるっていうのが相応しいんじゃないのかなって思うのは、こっちのわがままなんでしょうか。そしてシッチェス、僕行ったことがあるかどうかっていうのが分からないんですけども、バルセロナに、知り合った向こうの男の子たちの家に居候してまして、その1人がボロボロの車を持っていて、あと娘がいたんですよね。アニースって言ったっけな。全員英語が喋れないけど、なぜかコミュニケーションが取れたんですよ。いつもアニースを車に乗っけてビーチに色んなとこ行ったんですよね。「今日はあっちのビーチに行く、今日はこっちのビーチに行く」って。「♪バモス・ライヤ・プライヤ、バモス・プライヤー」っていう歌があって、そのアニースっていう子供がオムツ1個つけて歌うんですよ。どういう意味かっていうのを聞いたら「Let's Go To The Beach」っていう歌なんですよね。ビーチに行こう、ビーチに行こうって。毎日その歌を歌っちゃ、みんなで色んなビーチに行きまして。たぶんこのシッチェスっていう感じの所にも光景的には見たことがあるような気がします。すっごい楽しかったなっていう。あと、セミがすごい鳴いてて、シカーダって言うんですけど、ヨーロッパにもセミがいるんだって言って、夏の終わりだったっけな、すごく悲しくなったの思い出しました。バルセロナは本当に素敵な街で、この佐野元春の曲がまたいいんですよ。皆さん、気に入ったらバルセロナまでいってこの曲を聴いてみてください。リクエストは佐野元春「バルセロナの夜」。
★From RN:くまちゃん さん
いつもこの番組をとても楽しみにしている30代の女性です。本日は出張先のサンフランシスコからお便りを書いています。世界中から集まった同僚たちと真面目な会議が続いていたのですが、あるワークショップの説明資料に"Mad Libs” とあり、留学経験が無く、日々英語を勉強中の私が反射的に浮かんだのはアーティストのMadlibでした。 その話を会議後のディナーで、何気なく、そばにいた現地在住の同僚に話したところ、「え! 君はマッドリブを聴くの?!」と盛り上がり、そこから音楽好きの別の同僚とも繋げてもらい、新しいお友達ができました。そして翌日の朝、会議が始まる前にその友人が小走りに近寄り、トートバックを手渡してくれ、中を見るとそこにはジャズのレコードが。出張中はスケジュールが詰まり過ぎていて時間がなく、いつかこの街のレコード屋さんを巡りたいと話したことを覚えていてくれたのでしょうか、自宅のコレクションからプレゼントしてくれたのです。その優しい心遣いに胸がいっぱいになりました。こうして海外でも自分自身や好きなことをオープンにできたのは国や年齢などを越えて、ご友人のみなさんを大切にされている訓市さんの姿勢やこのラジオのリスナーの皆さんの素敵なエピソードの数々から学んでることが多いかもとしみじみ思いました。
☆KUN:
こういうパッと見と想像もつかないっていうか、関係性がゼロみたいな音楽が好きだったりとか、映画の話で突然ビタッてくっつくことってすごくあるじゃないですか。僕はめちゃくちゃあるというか、先週ビル・マーレイの話をしましたけど、例えばソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』の映画を撮ってる時に美術監督がケケっていうおじさんで、すごい寡黙だけど厳しい人だったんですよ。僕とかほとんどボランティアで関係無いのに、「あれを用意しろ、これを用意しろ」だ。取っ付きにくいおっさんだなと思っていたんですけども、ひょんなことから喋ってたら、その人もパンクバンドだったんですよっていう。XっていうLAのなんですけど・・・。「ケケってXだったの?僕、そのファックドアップっていうフライヤーの本も持ってるよ!」って言ってからめちゃくちゃ仲良くなりまして、なんかもう特別扱いですよ、それから。「訓はここ見てなよ」とか「物を動かすのとかいいよ」とか。だから音楽とか映画とかってものすごいマジックがあるんですよね。特に自分が好きなアーティストはみんなが好きじゃなくて、なんで良さが分かっなていんだ。そんな時にそのバンドのTシャツを着てる人と偶然会ったりして、「お前これ好きなのか」みたいな。だから、そういうカルチャーの趣味ってすごく大事で、言い続けていると思わぬところから出会いがあったりします。
★From RN:ハンス・カストルプ さん
今週は石川県の金沢で番組を聞いています震災復興関係の調査です。 金沢の市内に泊まっているのですが、市内は全く地震の被害もなくインバウンドの外国人旅行者で溢れかえっており、香林坊付近のハイブランドショップも大変な賑わいで、震災なんてどこの話といった感じです。 ところが、そこから能登の方へ車で1時間半も走ると、そこかしこに震災直後のままの廃墟が残っており、複雑な気持ちになってしまいます。 これも、いわゆる、「トリクルダウン」で、ある意味仕方ないことなのかもしれませんが、同じ半島と言ってもこれが東京に近い千葉などであれば、ここまで長い間放置されていることはないんじゃないかなどと考えてしまいます。とにかく、まだしばらく能登通いは続きそうです。
☆KUN:
まあ本当にはっきり言ってそうだと思いますよ。お金があったり人口がいる所から直してくっていうか、無い所ってのはどんどん放置されていくのが現実なんじゃないんでしょうか。ひどい話だとは思います。でもすんごくひどいんですけど、フラットに考えて例えば人口の平均年齢が60以上で、しかもどんどん減ってるっていうところにお金をかけて、すべてのインフラを直すのか。で、それを誰が払っていくのか。そんなこと言ってたら日本中どこも住めなくなるじゃないかって怒りたくもなりますが、実際そうなんだと思うんですよ。人が集まっていって、インフラがずーっと維持できるところって限られていくと思うんですけど・・・。じゃあネットワークがなくなって分断されていくのかとか考えると本当にとんでもないことで、何かドラマティックな変化をしないとマズいんじゃないのかなって思います。
★From RN:チョコまき さん
数年前から番組を聴き始めて、訓市さんやリスナーのみなさんの旅の話を聴き、私もまたいつか旅に出てお便りしたいと思っていました。 それこそ若い頃は3か月くらいパックパックを担いでアジアの旅によく出ていましたが、子供が生まれてからはほとんど旅に出ることも無くなっていました。今年2025年は私達夫婦の結婚25周年。久しぶりに成人した息子を置いて、夫婦で旅行に行くことを決めました。行き先は1択。18年前に建築家ジェフリー・バワの特集記事で見た世界、スリランカです。自然とつながった設計、内装のデザイン、置いてあるもののセンスの良さ。どこをとっても素晴らしく、記事を見た瞬間から私はその世界の虜になってしまいました。たまに雑誌を広げて「いつか、必ず行こう!」と長い間、温めていました。 ようやく念願叶って訪れたスリランカではジェフリー・バワが平日過ごした家と現在はギャラリーカフェになっている元オフィス、週末に過ごすために作った広大な自然の中に建つ別荘で、現在は宿泊もできる「ルヌガンガ」、そしてバワの設計したホテルなどを巡る旅となりました。中でも「ルヌガンガ」で誰も起きていない朝、敷地内の湖を見下ろすテーブルで飲んだ紅茶の味は忘れられません。
☆KUN:
スリランカ、すごく良いみたいですね。最近って言っても去年からですけど、知り合いが何人か行ってまして、人も良いし、ご飯もおいしいし、もちろんそのジェフリー・バワの建築をやっぱりみんな見に行ったりしていて、とにかくいい。インドでも言っていたけど、インドより心が落ち着くってみんな言うんですよね。パワフルじゃないですか、インドって。体力を使うっていうのは確かにありますし、あと女性同士で行くのもインドよりスリランカの方が怖くなかったって。物騒なニュースってのもたくさんありますからね。僕も行きたいなって思ってます。もちろん紅茶は美味しいに決まってますし。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。