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Let's travel! Grab your music.
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#528 --- “お便り”ナイト ---
リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中から訓市が独断で選んで紹介。
旅の思い出から恋愛、仕事、進路、人間関係など、
何でも受け止めてコメントします。
曲のリクエストや選曲のオーダーにも
お応えします。
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毎週1名の方には、
「500回オンエア記念Tシャツ」をプレゼント中!
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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版をアップします。
こちらも聴いてください〜
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
The Ballad Of Peter Pumpkinhead / XTC
Headspace / Cruush
I Just Wanna Know / Pun
Breakfast For One / Topeka Clementine
美しい日々 / ノンブラリ
Superstar / くるり
怪獣の腕のなか / きのこ帝国
しゅーしゃいん / 寺尾紗穂
Love Is Everywhere / Phaorah Sanders
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:痩せ我慢 さん
今年で23歳。最近、将来を考え出した大学生です。私の周りには高校卒業後、働き出して5年になった幼馴染、大学をすでに卒業して港区在住を目指すコンサル、自分の道を目指して就職活動をやめた親友…。高校卒業後、1本の道が何本にも別れていったような気がします。おそらく、もっと別れて行くのでしょうか。自分や周りの将来にわくわくするものの、少し寂しいです。いつかまた1つの道に戻って農業とかしたいな〜。
☆KUN:
そうなんですよ。こうやってバラバラになる時って寂しい気分になったりするんですけども、そのうち自分も忙しくなって、そんな感傷的な気分も忘れてったりするのが人生だと思うんですけど、不思議なことにまた道で出くわしたりするんですよ。こう10年会ってなくても、突然また自分の人生に現れて、また急につるむようになったり、またそれで消えて行ったり。人生って多分、膨らんだり縮んだりを繰り返して、線も1本道だけじゃなくって、うねうね曲がっていて縁が遠くなった人とまた交差したりするんですよ。なので、その時を楽しく過ごすために、自分は自分で元気でやるべきことをやっていればいいんじゃないのかなって思うんですけど。歳取って幼馴染と農業とかしたら確かに面白いかもしれませんね。
★From RN:ケーイチ
先日、人生初の海外1人旅でタイへ行って来た20代の男です。1週間程の休みが取れたので何をしようかと悩んだ挙句、せっかくだから海外に行ってみようと思ったのがきっかけです。日本語しか話せませんが、宿の予約もせずバッグパックに荷物を詰め、航空券片手に向かいました。タイではその日の朝に目的地を決め、バンコク市内の散策やアユタヤ遺跡を見に行ったり、サマエビーチに行ったりと常に動き回っており、その日の夜に安いホステルを探し、屋台で腹を満たすという非日常を経験し、旅の道中も含めどれも初めて見る景色ばかりで、終始感動していたのを覚えています。様々な地域を巡る中でタイの国民性や地域性、貧困格差などの日本とは異なる文化を目の当たりにし、日本での生活が当たり前のように感じていたものがなんて贅沢で恵まれた国で過ごしてきたのだろうと再認識するきっかけにもなり、タイでは今を懸命に生きる人々の活気や熱気がすごく、自国に対する「愛国心」を強く持っているということを感じたりもしました。毎日が冒険で刺激的な旅で、初めは「今夜の宿はどうしよう…」「うまく言葉が通じなかったらどうしよう...」と思うことが多かったですが、次第に「まぁ、なんとかなるだろう」と思い始め、現地の人と話すことにも慣れ、笑い合うことができたりと楽しい日々の連続でした。これからも多くの国や地域に飛び出し、現地の文化や人々と触れ合い、自身の感性を磨いていきたいと思うような旅となりました。
☆KUN:
なんだか初めて行った1人旅で興奮した感じがすごくよく分かって、良いなって思いました。本当は日本の今の20歳の子たちが成人を迎えたら、全員どっか1週間でも2週間でもランダムな国とかに国が派遣できたりしたらいいんですけどね。それがどんな国であっても、すごく楽しいというか色んなものに気づくと思うんですよ。日本にずっといると嫌なとこばっかり目についたりしがちだと思うんですけど、外から見ると色んなものがもっとクリアに見えたりするのかなって思います。
★From RN:ハゲてナインマン さん
この秋に10日ほど、奄美の島を巡る旅をしてきました。秋とはいえ南の島の湿気はものすごく、そのお陰で生ビールや焼酎の水割りが美味しく感じる楽しい日々でした。 今回は船旅だったので予定通りに出港できるか心配だったのものの欠航はありませんでした。でも乗船中に到着する港が変わり、聞いたこともない港に降ろされる体験をしました。Googleマップがあるので迷子にはならないものの、せっかくなので「ここはどこですか?」と島の人に聞いてみたりして、若い頃にアジアを旅した時のような気分を楽しみました。訓市さんは旅先で迷った時にどのように対応するのか聞いてみたいです。
☆KUN:
まぁ本当にGoogleのせいで全てが変わったと言っても過言じゃないんじゃないでしょうか。昔はとにかくその街に着いたら地図を手に入れて、自分が泊まる場所、それが居候する友達の家であれ安宿であれマークして、こっちが北かこっちが南かって、にらめっこしながら歩いたものですけども、Googleは迷子ってほぼ無いですもんね。それでもGoogleマップが普及しだしても、しばらくは海外で使わなかったですけどね。それは意固地になって使わなかったんじゃなくて、通信代が高かったからです。GPSつけっぱなしにしてると通信料がとんでもないことになるっていう。100万円払ったとかいう友達とかいまして、どうしても困った時に一瞬だけローミングをオンにしてGPS立ち上げて、見たらそれを写メして、後は固定ですよね。そんなことをやってましたけど、迷子になった時、今でもそんなにGoogleマップ見ないんですけど、方向音痴なんで迷子がデフォルトなんですよね。右と左が分かんなくなってしまうんで、まぁとにかく馴れ馴れしく人に聞くっていうことぐらいですかね。とにかく早めに聞くっていうのが大事ですよ、急いでる時は。急いでなければなんとなく適当に歩いて、おかしいな10分ぐらいで着きそうだったのに30分歩いて着かない…っていう時はもう諦めて散策をするに限るんですけども、旅先で迷うより近所で迷う方が多いかもしれません。東京で。
★From RN:now さん
昨年の夏に地元の関東から遠くの地方へ移住し、現在はradikoで番組を聴いています。先日、地元の古くからの友人が飛行機に乗って私の住む街へ遠路はるばる旅行しに来てくれました。ちょうど私が新しく車を購入したばかりのタイミングだったので、車で連れて行ったら喜びそうな場所を友人が来る前にあれこれプランして、旅行の当日はひたすら車を走らせ色々なところへ行きました。これといったトラブルも無く、天気も良く、全て順調な楽しい旅となりました。友人はとても喜んでくれて満足して帰っていきました。旅行は訪れる方も楽しいですが、それを案内する方も同じぐらい楽しいという経験ができたのは新たな発見でした。
☆KUN:
そうなんですよね。自分の街を再発見したりもします。特に最近、円安なんでやたらと海外から友達が来るんですけど、前もって言う奴なんてほぼいないんですよね。「今、羽田に着いたんだけど」とか「明後日着くから会おうね」とか、こっちの予定なんてお構いなしで、「じゃあ、この間自分が向こう行った時に世話になったし、どっか連れてくか」とか言って出かけるわけなんですけど、その時に、「あれこの店こんなに良かったっけ」とか、「あそこに行きたいから一緒に行かない?」って言って、自分が行ったことないところに出かけて行ってめちゃめちゃ楽しかったりとか。確かに自分が旅先に行くのも楽しいんですけども、旅に来た友達をもてなすっていうのも、また再発見の可能性がある素晴らしい機会なのかなって思います。
★From RN:天橋 さん
今年から新社会人として神奈川に住み始めた私ですが、最近とってもいいことがありました。それは先日、私がお腹にいた頃に母親が書いていた日記帳が、10キロの米とともに実家から送られてきたことです。母曰く「断捨離をしていたら出てきた。あんた、こういうの好きでしょ」とのこと。ページを開くと「あけましておめでとう!」から始まっており、今の母からは考えられないような言葉とともに母が母になるまでの軌跡が丁寧に正直に綴られていました。「良い母親になれるのかなあ......」「母親として、どうやって子供を育てればいいのだろう」「パパが今日は出張で寂しい」などなど。そして毎日のように「早く生まれてきて、大好きな我が子」と書いてありました。ずっと自分のことが嫌いで仕方なかったけれど、愛してもらった分「家族のために自分を愛す」という選択肢が私の中で生まれました。日記帳は私が生まれてから書いていないようで、ノートの後半の半分は何も書かれていませんでした。私は続きを書くことに決めました。書き出しは 「20歳になりました」。
☆KUN:
天橋さん、なんていい子なんですか。続きを書くっていうのが素晴らしいなと思ったんですけども、誰も自信を持って親になる親っていないと思うんですけども、なんとかなるのか、なってないのかも分からないまま怒涛のように毎日が過ぎていく感じですかね。ただ思うのは子供がいたりすると自分の親が自分にしてきてくれたことっていうのを自分は出来るのかっていうことで、1回そう考えると、うーん出来ないなとか、感謝だなって思ったりもしますし。逆に嫌だったこと親にされてとか、絶対自分は子供にはしないようにと思いながら、うーんって思ったりとか。 多分一生終わらないんだと思いますけども。でも、天橋さんみたいに自分のことを愛すということっていうのはすごく大事なことだと思います。自分のことを愛していなかったり大事にしてなかったら、やっぱり人に親切にも出来ないと思うんですよね。なんか悲愴感出てくるじゃないですか。私こんなに辛いけどみたいな。ボロボロだけど、全部あなたのためよ。いや、やりたくないならしなきゃいいじゃんってなりませんか。まず自分を大事にして、幸せにして、それから周りを幸せにするっていう順番でいいんじゃないんですかねと思います。
★From RN:そうすけのパパ さん
30代の会社員で2児のパパです。毎週日曜日の20時近くになると5歳の長男が「そろそろ訓市はじまるよ」と、このラジオは家族みんなの生活の一部になっています。さて訓市さんは以前、「音楽のサブスクはやっていない」とお話されていましたが、普段はどのように音源をチェックされているのですか?先日の放送で「トルコでTORO Y MOIの新譜を聞いていた」と話されていたり、リスナーからのリクエスト曲にもエピソードを交えて解説されていて、超多忙な訓市さんがどうやって音源をチェックしているか気になります。
☆KUN:
昔の曲は自分はiTunesにつないで iPhoneの中に自分で音源をダウンロードして持ってるんですよね。サブスクすりゃいいのにバカだバカだと言われますが、このデータは俺のだっていう気持ちが強いもので・・・。そして新譜とかは普通にダウンロードして買ったりしてますね。アルバムで全部聞きたいと思う時はアルバムで買いますし。で、リスナーさんからのリクエストで無いものとかは、今って大体Youtubeで検索かけるとあるじゃないですか。そうやって調べてますし、新しい曲っていうのは本当やっぱり友達が教えてくれたりっていうのが一番多いですかね。「訓市、これ好きなんじゃない?」とか。そこからまた調べ出しちゃったりしてハマるという感じなんですけども、音楽、良いんですけど、人生でどのぐらい時間を取られてるんですかね。聴きながら何かしてるんじゃなくって、調べるのにどのぐらい時間をかけているのかって言うと結構バカにならない時間を音楽に奪われてる気がします。
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野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。