ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2020/07/25
GUEST
矢巻美穂
DESTINATION
Uzbekistan

シルクロードのオアシス、ウズベキスタン。

旅するカメラマン矢巻美穂さんと、ウズベキスタンへイメージ・トリップ。首都タシケントに、“東方の真珠”、“イスラム世界の宝石”などの異名を持つサマルカンド……。少しずつ日本でも知名度が上がってきつつも、まだまだ知らないウズベキスタンの魅力をたっぷり伺います。

今週のPODCASTを聴く

MEMORIES

かつて東西交易が盛んだったシルクロードで、重要な中継地として栄えたウズベキスタン。美しいイスラム建築の遺跡群はシルクロードの宝石と呼ばれ、国内には4つの世界遺産が。こちらはサマルカンドを代表する遺跡のレギスタン広場。ウズベキスタンに行くほとんどの旅行客のお目当てはこの遺跡。旧市街の中心地に建つメインスポットは、これを見ずして帰れない。広場には3つのマドラサがあり、その大きさとイスラム建築の素晴らしさに驚かされる。(矢巻美穂)
レギスタン広場にあるティラカリマドラサのモスク。通常マドラサの名前は、創建した人物の名前が付けられることが多いが、このマドラサの名前は、「金に覆われている神学校」という意味。マドラサに付属するモスクは思わず息をのむほど美しく、内装は名前通り金に覆われている。通常のモスクを2つ作れるほど量を使っているということから、この名が付けられた。こんなに荘厳で美しいモスクは見た言葉ない。(矢巻美穂)
砂漠のオアシス、中世を感じる場所ブハラ。タシケントから西南西に約450km、ここまで来ると街の様子はガラリと変わる。レンガ色の街並みは、シルクロードの面影を色濃く残している。遺跡とバザール、たくさんのショップが一箇所に集まり、すべてを歩いていちどに見られる、散策にはぴったりの場所。このバザールの形態は500年以上変わっていない。サマルカンドが豪華絢爛なキラキラな遺跡なら、こちらは砂漠の砂色の遺跡。それはそれでまたいい!(矢巻美穂)
ウズベキスタンの国民食プロフ。羊や野菜から出るダシでご飯が美味しくなるということから、大きい鍋で作れば作るほど良いとされる。国でいちばんの店は、タシケントにある中央アジアプロフセンター。地方で暮らすウズベク人も一度は行ってみたいという大人気店。中で泳げるのではないかと思わせる大きなプロフ鍋で、一度に作れるのは500人前。これが昼過ぎには売り切れてしまうというから驚きだ。(矢巻美穂)

PLAYLIST

  • Rashk / Shahzoda with Ulug'bek Rahmatullayev
  • Yol Bolsin / Sevara Nazarkhan
  • ARAB EXPRESS / 葉加瀬太郎
  • Legacy / 葉加瀬太郎
  • Cafe Europa / Deep Forest

GUEST

矢巻美穂

国内外の旅行雑誌を中心に活動するカメラマン。撮影から執筆・編集作業まで行い、多くの旅行雑誌や旅行書籍に携わる。単著として『ソウルラバーズが教えてくれる本当においしいソウル』『台北ナビが教えてくれる本当においしい台湾』『はじめて旅するウズベキスタン』(辰巳出版)、『はじめまして、東台湾。』(スペースシャワーブックス)、『トレッキングとポップな街歩きネパールへ』(イカロス出版)、『とっておき!南台湾旅事情故事』(ジービー)がある。今年2月に『はじめて旅するウラジオストク』を出版。また昨年YouTubeで「旅ちゃんねる MinMin Tour」をオープン。これまで取材に行って、本当に美味しかった店や行ってよかった人気スポットを紹介。 旅ちゃんねるミンミンツアーYouTube / 矢巻美穂FB / 旅ちゃんねるミンミンツアー

MESSAGE

空港ラウンジや機内など、ANAと過ごしていただく空間で体験できる香り「ANAオリジナルアロマオイル」と「エアミスト」をセットにして毎月5名様にプレゼント!〈プレゼント希望〉と明記してご応募ください。
プレゼントの応募・感想はこちら

NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。