ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2020/11/07
GUEST
小林希
DESTINATION
Spain / Ilands

会社を辞めたその日に世界放浪の旅へ。一人旅の途中で気付いた猫の美しさとは?

今まで世界60カ国、日本の離島は100島以上も旅されてきた小林希さん。「またいつか自由に旅をしたい!」そのための予習に是非、様々なテーマで旅をする小林さんの、食と島と猫のお話、お楽しみ下さい♪

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MEMORIES

60カ国を訪れた小林さんが最も好きな国はスペイン! ヨーロッパの中でも物価が安く、美味しいご飯を沢山食べられるのも嬉しいところ。バル文化なので、一人でタパス1皿だけ食べて出ても特に嫌な顔をされることもなく、気兼ねなくお店の梯子を楽しめます。沢山食べたあとは街を歩けば、ガウディの建築やピカソの美術館に出会えるのも魅力。そして、スペインの中でのお気に入りはアンダルシア地方。そのコンパクトな街並みの美しさや、現地の人々の、より優しく穏やかな雰囲気に加え、モロッコに近付く分、イスラム文化もミックスされたエキゾチックさに、さらに遠くまで来たなという旅情を味わえます。
美食の街として知られるサン・セバスチャン。小林さんも、“食べること”をテーマに訪れました。どの店にも「ウチのおすすめ」があり、それを1皿ずつ食べながら6〜7件巡って、もう限界…となったところで少しお散歩。そして最後に「サン・セバスチャンに行くならここ!」と友人から教わった、おすすめのチーズケーキ屋さん「ラ・ビーニャ」に。ここはバスクチーズ発祥の店で、店内にはケーキの甘い香りが…。チーズがとにかく美味しくて、少しとろっとした食感も相まって、小林さん曰く「もう芸術!」。あまりに美味しかったので、満腹だったにも関わらず翌朝用にもテイクアウトしてしまったそうです。
ポルトガルも、小林さんが“食べる”をテーマに再訪したい国の1つ。スペインよりも日本人好みの味付けで、いわゆる「出汁」っぽい味に出会える国。特に、青魚をあんなに美味しく食べられるところはなかなか無いんだとか。また、国全体に感じるノスタルジックさは、小林さんが旅にハマった要素の1つ、(楽しいだけではない)「切なさ」にも通じるそう。
一人旅の途中で猫の美しさに目覚めてからは、猫をテーマに旅をすることも多い小林さん。その「しなやかに逞しく生きている感じ」に憧れを感じたのかも、と仰っていました。イスラム国家では特に猫が大事にされているように感じ、トルコの旅で現地の人に尋ねたところ、“アッラーが猫が好きだから”という話が。実際、ブルネイ、トルコ、チュニジアなどイスラム圏の国は猫に出会い易く、猫たちも比較的のんびりとしていて触れることができる子も多かったとか。ヨーロッパで猫が多いのは、イタリアとギリシャ、そしてスペインの南の方。旅ができる時期になったら、猫がいる街並みの美しさにも注目してみては?

PLAYLIST

  • Opening Up / Sara Bareilles
  • She Moves (Far Away) / Alle Farben Feat. Graham Candy
  • ¡Qué Bonito! / Rosario Flores
  • Haja O Que Houver / Madredeus
  • Manta’s Song / 葉加瀬太郎
  • Good Day / Surfaces

GUEST

小林希

1982年生まれ。元編集者。出版社を退社し、世界放浪の旅へ。1年後帰国して、『恋する旅女、世界をゆくー29歳、会社を辞めて旅に出た』で作家に転身。主に旅、島、猫をテーマに執筆・写真撮影をしている。また、2015年瀬戸内海の讃岐広島に「ゲストハウスひるねこ」をオープンするなど島プロジェクトを立ち上げ、地域おこしに奔走する。以降、離島コンテンツのアドバイザーとして活動し、2019年に海事観光・船旅活性化のため一般社団法人日本旅客船協会の船旅アンバサダーに就任。これまで世界60カ国、日本の離島は100島以上をめぐる。著書に『週末島旅』や『週末海外』『大人のアクティビティ!』など多数。新刊に『今こそもっと自由に、気軽に行きたい! 海外テーマ旅』がある。

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ON AIR
2024.11.30
GUEST
森百合子
DESTINATION
Copenhagen
ライター・エッセイスト。北欧の暮らしやインテリア、旅をテーマに執筆。主な著書に『3日でまわる北欧』シリーズ(トゥーヴァージンズ)、『北欧のおもてなし』(主婦の友社)、『日本で楽しむ わたしの北欧365日』(パイ インターナショナル)など。近刊『探しものは北欧で』(大和書房)では、20年近く通う北欧の町や旅の様子をエッセイで綴っている。北欧食器とテキスタイルの店『Sticka スティッカ』も運営。インスタグラム HP:北欧BOOK