首都ワルシャワの南の方にあるヴィラヌフ宮殿の一郭には、世界一と言われるポスターミュージアム「Muzeum Plakatu w Wilanowie(ヴィラヌフ・ポスター美術館)」があります。そこに収められているのは、社会主義の頃のポーランドで生まれた優れた作品の数々。それらのポスターやグラフィックアートからは、ワイダやポランスキーの映画と同様、抑圧されていた人々のアートが持つ強いパワーが感じられます。ポスターを見たあとは、公園を散歩しながら感想を語り合うのもいいかも。
マンガ家、料理研究家。著作に『世界家庭料理の旅』『女一匹シベリア鉄道の旅』『世界の子育て くらべてみたら、心がふわっとラクになった』など多数。産経新聞連載「世界の食卓Trip」を執筆し、各国の文化や暮らしを子細に描く。料理イベント「世界家庭料理の旅」を主催し、料理を通じた異文化交流を展開。さらに、アフリカ最大のポップカルチャーイベント「Comic Con Africa」での講演や、ブルガリアでの個展開催など、国際的に活動の場を広げている。