ここ3年で10回も訪れたというほど、山端さんがハマっているのがモロッコのマラケシュ。フランス統治時代に作られたmade in Franceの器が数多く残っているので、それを探し出すのも楽しみの一つだそう。写真は、実際に1880年代に作られ、その当時モロッコに渡ったボウル。中にはフランス製でありながら、あくまで輸出用として作られたものもあり、佇まいや使われている「月や星」のモチーフなど、モロッコ用のデザインになっているのが見てとれる。
フレンチブランドに長く携わった後、フランスと日本を行き来しながらヨーロッパの古き良きモノを買付し販売するアンティークバイヤーに転身。SOUVENIR de PARIS(スーヴニール・ド・パリ)と言う屋号で実店舗を持たず、都内蚤の市への出店や企業とのコラボ出店、定期的に都内のギャラリーでの個展を主に活動。現在は、オンラインショップのみ。更新情報はインスタグラムにて発信。Instagram:souveniedeparis
マンガ家、料理研究家。著作に『世界家庭料理の旅』『女一匹シベリア鉄道の旅』『世界の子育て くらべてみたら、心がふわっとラクになった』など多数。産経新聞連載「世界の食卓Trip」を執筆し、各国の文化や暮らしを子細に描く。料理イベント「世界家庭料理の旅」を主催し、料理を通じた異文化交流を展開。さらに、アフリカ最大のポップカルチャーイベント「Comic Con Africa」での講演や、ブルガリアでの個展開催など、国際的に活動の場を広げている。