ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2021/08/21
GUEST
櫻井哲夫
DESTINATION
l Across Borders in the Sound World

マイルス・デイヴィスとの共演とは!?

ベーシストとして活動し、昨年から期間限定で再結成中のドラマー神保彰とのフュージョンユニット“JIMSAKU”の新作も出たばかりの櫻井哲夫さん。これまで世界20ヶ国以上で公演活動をしてきた体験談、あの伝説のミュージシャン、マイルス・デイヴィスとのエピソードも伺います。

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MEMORIES

初海外はLA。大学卒業間近の頃、卒論用の本を抱えて向かった先は、ハーヴィー・メイソンがプロデュースしてくれるというレコーディングの現場。英語は話せなかったものの、音を作り上げるスタジオの中では、何も不自由を感じなかったそう。
世界各地のジャズフェスに参加して来た櫻井さん。ヨーロッパ6カ国ツアーの中で出演した84年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでは、マイルス・デイヴィス・バンドとの対バンステージも。出番前にマイルスと対面したメンバーは舞い上がってしまい、後から見返した演奏はいつもよりテンポが速かったのだとか。
2回目の海外にして初めての一人旅はブラジル! ブラジル音楽が大好きで、レコード会社に与えられた旅のチャンスにブラジル行きを決意。ポルトガル語は喋れないながらも2週間の一人旅へ。特に思い出深いサルヴァドールでは、音楽を通じて出来た友達が、のちに現地公演に招いてくれるご縁も生まれたそう。
ジャカルタは今まで一番訪れた海外かもしれないと語る櫻井さん。昔バリ島に通っていた葉加瀬さんも、「とにかく皆カシオペアのカセットを持ってた」。現地で大人気だと聞きつつも、不安を抱えて向かった84年のライブ。武道館を少し小ぶりにしたようなホールでの3daysは、見事sold out。蓋を開けてみれば皆曲を知っていて、もの凄い盛り上がりだったそう。

PLAYLIST

  • INSPIRATION / JIMSAKU feat. Shiho
  • Domino Line / Casiopea
  • Summertime (Live At Montreux) / Miles Davis & Quincy Jones
  • Real / Djavan
  • 島々の詩 / 葉加瀬太郎
  • TE AMO / JIMSAKU feat. NORA

GUEST

櫻井哲夫

ベースという楽器を使って音楽表現を追求。リーダー活動は、ソロ・ライブ、櫻井哲夫バンド、Jacoトリビュート・ライブ。1976年?1989年「カシオペア」、1990年?1998年「JIMSAKU」のメンバーとして活動。全国各地と世界20ヶ国以上で公演活動。1999年以降ソロ・アーティストとして、国内、海外に活動の輪を広げる。Projectとして、海外アーティストとの共演や、国際ジャズフェスティバルにも多数出演。後進の育成として、昭和音楽大学講師。ドイツのWarwick Bass Camp 2015&2016(1週間の合宿セミナー)にプロフェッサーとして参加。2017年、還暦を迎える。2019年5月、デビュー40周年を迎える。1979年レコード・デビュー以来、ソロ13枚、バンドで35枚のCD、4本の教則、7本のライブ、1本のドキュメンタリーDVDをリリース。

MESSAGE

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。