ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2021/10/30
GUEST
久保田由希
DESTINATION
Europe

もしヨーロッパで暮らすなら?

「一度、海外で暮らしてみたい!」そんな思いを実現し、昨年まで18年間にわたりドイツ・ベルリンにお住まいだったライターで書籍編集者の久保田由希さんに、ドイツ暮らしのお話をはじめ、旅行で訪れたフィンランドやエストニア、さらに、最新刊「移住者たちのリアルな声でつくった 海外暮らし最強ナビ【ヨーロッパ編】」から、実際にヨーロッパで暮らすためのアドバイスについても伺います。

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MEMORIES

ドイツは日本人が比較的住みやすい国のひとつ。大学も日本企業も多く、デュッセルドルフでは日本語だけでも生活出来るかも?というほど、ラーメン屋さんも多いそう。ベルリンは、日本の大企業は少ない一方でスタートアップに力を入れておりグローバルな人材が求められているため、仕事を見つけるチャンスもあるかも? フランスはビザをとらなくても3ヶ月以内は住めるので、ファッションやアート、語学などを学びたい方は、短期間集中して学びに行くのも一つの手だそうですよ。
オランダも日本人が住みやすい国。合理的で、体感的にドイツより英語が通じるんだそう。比較的ビザが取りやすいのも魅力。イタリアはビザを取るのが難しいので、おすすめは短期の留学や暮らし体験。音楽や美術など、専門技能を学ぶことを中心に滞在してみては? そして久保田さんのイチオシはフィンランド。おっとりした国民性が日本人と相性良さそう且つ、英語がとてもよく通じる。語学堪能な方が多く、英語で受講できる大学のカリキュラムも多いそうです。
ビールが大好きな久保田さんのお気に入りは、ベルリンのクロイツベルクという地区にあるビアレストラン「BRLO BRWHOUSE ベルロ・ブルーハウス」。やはりドイツに行ったら是非体験したいマイクロブルワリー(小規模醸造所)。ここベルロでも、その場で作られた出来たてのビールを、直ぐ隣のレストランで飲むことが出来ます。
旅行で訪れたエストニアの首都タリンは、旧市街と新市街のコントラストが面白かったそう。旧市街は中世そのものの世界、新市街は工場や廃墟があり、その跡地がリノベーションされてアトリエになっていたりもする。また、日本人がビザなしで最長1年間いられるという話題で注目された国、ジョージア。東洋と西洋の間を体感でき、自然も美しく、食事も日本人の口に合うのだとか。

PLAYLIST

  • Lifetime / Romy
  • Life Is Cool / Sweetbox
  • Divine Idylle / Vanessa Paradis
  • You've Got What I Want / Roan
  • Message in a bottle / 葉加瀬太郎
  • Onetwothree / Wagner Love

GUEST

久保田由希

フリーライター。東京都出身。出版社勤務の後、フリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという気持ちから、2002年にベルリンへ渡りそのまま在住。著書や雑誌への寄稿を通して、ベルリン・ドイツのライフスタイルを中心とした情報を発信する。散歩をしながらスナップ写真を撮ることと、ビールが大好き。著書に『歩いてまわる小さなベルリン』『心がラクになる ドイツのシンプル家事』(大和書房)、『ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方』(産業編集センター)ほか多数。2020年8月より拠点を日本に移す。2021年7月に『移住者たちのリアルな声でつくった 海外暮らし最強ナビ ヨーロッパ編』を辰巳出版より上梓。

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ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。