ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2021/11/20
GUEST
ファビオ
DESTINATION
Italy

ローマでの美味しい出会い。

Youtubeチャンネル「ファビオ飯」が大人気のシェフ、ファビオさんの料理のルーツは、イタリア・ローマ。初めて本場のイタリアンに触れた時の衝撃、修業のため再び訪れたイタリア・ドイツ、ヨーロッパ食べ歩きの思い出、さらに「自分史上最高においしくできる ファビオ式定番おうちごはん」のお話も伺います。

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MEMORIES

駐在中のお父様を訪ねて向かった先は、ローマの下町トラステヴェレ。教会や広場はあるもののいわゆる観光地ではなく、本当の地元の人々の暮らしがある街に居られたことが大きな経験になったそう。初めてのローマでは、スタディオ・オリンピコで観たフランチェスコ・トッティの試合に感動しつつも、なにより衝撃だったのが現地の料理の美味しさ。クラシックな料理はもちろん、市場の食材がオリーブオイルと塩だけでこんなに美味しくなるのかと感銘を受けたのだとか。
ローマ修行の前に目指したのは、意外にもドイツ。学生時代から歴史に興味があったファビオさん、当時ヨーロッパの経済の中心だったドイツを拠点に周辺各国も見てみたいという思いから、2年弱を大聖堂で有名なケルンの街で過ごしたそう。
2度目の人生のターニングポイントは、ローマで「ビストロ64」という店を構える日本人シェフとの出会い。そこで世界レベルの仕事をみっちりしごかれ、料理の幅が広がったそう。そしてローマでコテコテのローマ料理が食べられるお店といえば、テスタッチョ地区にある有名店「ケッキーノ」そして「ソラレッラ」。クラシックな料理だけでなく店の佇まいにも風情があり、歴史を感じられるそうですよ。
アイスランド、ベルギー、デンマークなどヨーロッパ各国を食べ歩いた中でも、レベルの高さにしびれたのはパリ。厨房の空気に店内の雰囲気、料理のクオリティの高さ……特に印象深いのはクラシックの名店「タイユヴァン」。料理だけでなくシェフやサービスの方の威厳にはじまり、トータルでの感動が忘れられないのだとか。

PLAYLIST

  • Musica (E Il Resto Scompare) / Elettra Lamborghini
  • Rome / The Troubadours
  • Tu, lo E Domani / Joe Barbieri
  • 冷静と情熱のあいだ(SONGBOOK ver.) / 葉加瀬太郎
  • Soul Cookin' / quasimode

GUEST

ファビオ

16歳からイタリアに留学。19歳でローマ発足AISOオリーブオイルソムリエを取得する。20歳からドイツ、イタリアの大衆店から星付きレストランまで6年間修業。まだ星が付かないレストランで部門シェフとして星獲得に貢献し、日本に帰国。現在はYouTubeチャンネルやメディアで活動中。家庭でも本格的な味わいの料理を楽しめる、おもてなし料理を紹介し、多くの視聴者から支持を得ている。著書に『ファビオのとっておきパスタ』(ナツメ社)、『自分史上最高においしくできる ファビオ式定番おうちごはん』(PHP研究所)がある。ファビオ飯

MESSAGE

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ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。