ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2021/11/27
GUEST
宮田崇
DESTINATION
India

大学1年の春休みにインドで旅人に叱られる!?

海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」編集長の宮田崇さん。旅のプロが語るとっておきの旅先とは? さらに、新たな「図鑑シリーズ」も話題の地球の歩き方について伺います。今後の旅の予習にぜひ!

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MEMORIES

就職の内定とともに社長の計らいでヨーロッパを旅することになった宮田さん。40日の欧州旅で夏のイタリアは天国だと思うと同時に、ここは大人になってお金を持って向き合わないといけない国だと感じたそう。その10年後、両親と一緒にほぼ同じルートを辿りながら、今度はガイドブックに載っている良いお店で食事をしたり、旅の上書き保存をしたのだとか。
大学1年の春休みに軽い気持ちで旅立ったインドは、今振り返っても直ぐに言葉が出ないほど衝撃的だったそう。椎名誠、妹尾河童など有名なインド本も読まずに行くと、会う旅人に悉く「君はありとあらゆるインドに触れずに来てるけど、大丈夫なの?」と叱られたとか。また45日間固定のチケットだったため辛くても帰れず、もはや苦行…さらに渋滞の理由が牛だったりと、日本で聞いたことがない事態に直面し、帰国後の日記には“毎日を頑張らなきゃ”という決意をしたためていたそう。
新婚旅行先は、旅好きの2人がたまたま未踏の地だったスペイン。結婚式を挙げるより旅に費やそうと、国営のホテル「パラドール」を渡り歩く旅を計画。プロのカメラマンに頼み、ガウディ建築の前で日本から持って来たウエディングドレスで撮影していると、街の人々から祝福が! そのホスピタリティはイメージしていた通りのスペインだったそう。
話題の「図鑑シリーズ」の中でも群を抜いて人気の『世界のグルメ図鑑』。旅に行けない中で、旅への情熱、スタッフ皆の愛を結集して作った1冊。例えば、インド「チキン65」についての記述は“スパイスでマリネした鶏を油で揚げた、ご飯にもビールにもよく合うインド風から揚げ。南インドの大地を走り回った弾力性のある地鶏だとなお美味”。この最後の一文は必要ない、のかもしれないが、行かなきゃと思わせるインド愛が溢れている。ちなみに図鑑シリーズでの宮田さんのイチオシを強いて言うなら、「奇岩」「巨象」なのだとか。www.arukikata.co.jp/guidebook/series/w/

PLAYLIST

  • Empire Of The Sun / Walking On A Dream
  • Mala Femmina / Jerry Vale
  • Cherries / Hope Tala feat. Aminé
  • Wild + Free / Andrew Simple
  • Together We Walk / 葉加瀬太郎
  • Love You To / Susheela Raman

GUEST

宮田崇

『地球の歩き方』編集長。1977年横浜市中区生まれ、2001年新卒で入社し翌年編集部に配属され、2017年編集長に。旅先では穏やかに起きたいので目覚まし曲は葉加瀬さんの「ひまわり」。コロナ禍で取材に行けなくなったスタッフ全員で総力挙げて『旅の図鑑』や女子旅の『aruco東京で楽しむ』『御朱印』『日本の島旅』などの日本でも旅を楽しめるシリーズを作り続けている。来たるべき海外旅行再開に備えて日本から出国する全ての旅人にむけて、安全に旅に出てもらえるように、情報をきちんと提供すべく準備中。旅人の皆さん、まもなく開国ですよ。最新情報はこちらから

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。