伊集院静さんが見たヨーロッパと、漱石を巡る旅。
小説『ミチクサ先生』で若き日の夏目漱石の物語を書かれた伊集院静さん。漱石の足跡を訪ねた、ロンドン、松山……さらに、スコットランド、パリ、バルセロナと、これまで伊集院さんが訪れた国々の話を伺います。
MEMORIES
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- 50代半ばで転換期を迎えた際、体力がある内に世界中を見ようと、取材を兼ねた旅に出ることを決めた伊集院さん。パリから始めて、美術館にゴルフ場、野球やサッカーなどのスポーツ競技場など……5つの連載を抱えつつ、執筆自体も旅先で進めようと計画。その場その場にそぐうテーマで書き、そこに日本から各担当者が訪ねてくるというスタイルで各国を巡られました。
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- 漱石も訪れたイギリス。伊集院さんはCMディレクター時代にピカデリーでレコーディングをしたこともあるのだとか。また、スコットランドで訪れたゴルフの聖地セントアンドリュースに「（皆さん）一回行かれた方がいいですよ」と勧める理由は、そこに人工的なものが何もないから。元々、草も生えず、何の役にも立たない耕地にもならない海岸で、「ウサギの穴に石ころでも入れるか…」という遊びからゴルフが始まったと言われています。アイラ島では蒸留所も巡り、ウイスキーづくりに欠かせないピートの持つ2億年という歴史と、水の良さに感動したそう。
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- 愛媛県の松山は、漱石の小説『坊ちゃん』の舞台であり、正岡子規が「春や昔十五万石の城下かな」と詠んだ地でもあります。路面電車のある街独特の景色も美しく、また、道後温泉の元湯を終点とする坊ちゃん列車に乗るのも楽しい。
PLAYLIST
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- Happy New Year / ABBA
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- Paperback Writer / The Beatles
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- Stargazer / Ovall
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- エトピリカ（SongBook ver.） / 葉加瀬太郎
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- Book Of Days / Enya
GUEST
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伊集院静
1950年山口県防府市生まれ。1972年立教大学文学部卒業。1981年短編小説「皐月」でデビュー。1991年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、1992年『受け月』で第107回直木賞、1994年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞、2014年『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞を受賞。2016年紫綬褒章を受章。2021年11月に『ミチクサ先生』上下巻が発売された。
INFORMATION
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- 葉加瀬太郎が、ツアーメンバーの枠を超えて新たに結成した、唯一無二のバイオリンを主軸としたスーパーグループ『TARO HAKASE & THE LADS』。ついにバンドデビュー！
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