ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2022/03/12
GUEST
土井レミイ杏利
DESTINATION
Chambery

自然豊かなシャンベリで訪れた奇跡。

プロハンドボール選手の土井レミイ杏利さん。語学留学のために訪れたフランス・シャンベリで、まさかのプロ契約に至った経緯とは?その後、日本代表のキャプテンを経験し、さらにはTikTokクリエイター“レミたん”としても大人気!! 最近は、密かにたくらむ〈夢の旅〉もあるそうで?? いろいろな旅のお話、お楽しみに!

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MEMORIES

大学4年の時、膝を壊しハンドボールを1度引退していた土井さんが、語学留学を目的に行ったのが、フランスの自然豊かな街シャンベリ。元々自然が好きだったのと、仏語を学ぶ海外の学生が集まる大学があったこと、そして地元にハンドボールの強豪チームがあったことがきっかけ。平日は勉強して、週末はシャンベリの試合を観に行きたいというプランで渡ったそう。まさかそこでプロ契約をすることになるとは!
シャンベリの少し北、シャモニーの近くにある街アヌシーは、観光都市として有名。アヌシー湖はヨーロッパで一番きれいな湖といわれ、夏には避暑地として、冬にはウィンタースポーツを楽しめるバカンスにもってこいの場所だそう。ちなみに、シャンベリの街にもフランスで一番大きい湖があり、その透き通った湖の奥には雪山が見え、天国のような美しい景色なんだとか。
シャンブリのあたりはチーズ料理がとても有名。チーズフォンデュやラクレットはスイス発祥と言われているが、スイスの西の方とシャンベリのあるサヴォワ地方は、昔は同じサヴォワ公国で、その時代にラクレットやチーズ料理が生まれたのだそう。本場で食べるチーズ料理はたまらない!という土井さんですが、あまりに好きすぎて家用にラクレットの機械も購入したのだとか。
フランスをはじめヨーロッパの殆どの国において、「ハンドボール」はサッカーに次いで人気が根付いたスポーツ。試合の規模も違い、街を歩いていると気付かれるほど、ハンドボール選手は地元のヒーローなのだそう。週末になれば、「映画じゃなくてハンドボールの試合を観に行く」という人がいるくらい、根強い文化がある。

PLAYLIST

  • Head Full Of Dreams / Coldplay
  • Magic / Polo & Pan
  • Big Day / Tahiti 80
  • Je Suis Le Diable / Manu Lanvin Feat. Paul Personne
  • エトピリカ / 葉加瀬太郎
  • Free Spirit / Khalid

GUEST

土井レミイ杏利

フランス人の父と日本人の母の間に生まれ、小学3年生の時にハンドボールを始める。全国でも屈指の強豪校である浦和学院高校へ進学し、大学も全国トップの日本体育大学へ進む。その後、語学留学を目的にフランスへ渡り、2012 年に1部リーグに属するシャンベリ・サヴォワ・ハンドボールのセカンドチームの練習に参加。同チームはわずか数カ月でトップチームへ昇格し、これを機にプロ契約を結ぶ。2014-15シーズン序盤からスターターに抜擢されると、驚異のシュート成功率75.61%を記録し、チームをリーグ4位、EHF カップ出場権獲得に導く。2017年2月にパリで開催された「ハンドスターゲーム2017」の外国人国籍選抜チームとして、日本人ハンドボール選手史上初の出場を果たす。その後、2019年シーズンまでの6シーズン、フランスで活躍。2019年7月より日本ハンドボールリーグに所属する『大崎電気OSAKI OSOL』にてプロ契約し2年間プレー後、2021年5月に『ジークスター東京』へ移籍を発表。東京2020大会をもって、ハンドボール現役日本代表引退を表明する。ハンドボール以外では、多彩な才能を発揮し、ダンス・楽器演奏・マインドフルネスなど様々な趣味を持つ。さらに、ショートムービーアプリ『TikTok』では520万人(2月現在)を超えるフォロワーを持ち、TikTokクリエイターとしても注目を集めている。

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ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。