ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2022/06/04
GUEST
数原滋彦
DESTINATION
Malaysia

世界最強のカブトムシを探しに、マレーシアへ。

鉛筆、シャーペン、ボールペン、サインペンなど、時代に合わせたユニークな商品を生み続け、今年で創業136年を迎えた三菱鉛筆株式会社の社長、数原滋彦さん。海外でも大人気の日本製の文房具のお話や、数原さんが家族のために計画した、とっておきの旅のお話など伺います。

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MEMORIES

お仕事でよく訪れる上海でのお気に入りは「南翔饅頭店」の本店。熱々でとても美味しく、且つお手頃で雰囲気は大衆食堂のよう。ちなみに2007年頃は10個で15元(約200円)だったのが、2022年現在は10個で30元(約580円)と、3倍弱に!出張先では敢えて同じ場所や店に行くことで世界各国の経済成長も感じられるので、出来るだけ同じホテルやレストランに行き、サービスやスタッフの変化を定点観測的に感じ取るように意識されているのだとか。
虫好きなお子さんたちに、図鑑ではなく本物のコーカサスオオカブトを見せたい!と、家族でマレーシア旅を計画した数原さん。実は自身は大の虫嫌いながらもコタキナバルのツアーに参加した夜、3本角のカブトムシを見事発見!と思いきや、ガイドさんに尋ねると「コタキナバルにはコーカサスオオカブトは居ない。これはモーレンカンプオオカブトだ」。ショックを受けながらも子供たちに嘘をつくわけにはいかないと、即ツアーを予約し直したそうです。
コタキナバルの半年後、リベンジのため訪れたのが、クアラルンプールから100kmほど北にあるフレイザーズ・ヒルという高原地帯。そこの古びたホテルに泊まり、コーカサスオオカブトを求め山奥へ……。スカラベ、世界最大の蛾ヨナグニサン、ムームー鳴くテイオウゼミなど珍しい虫がいっぱいいる中でお目当てのコーカサスは見つからず……虫が苦手な数原さんにとってもはや苦行ながらも、本物を見せたい一心で迎えた二泊三日の最終日、ようやく1匹だけ発見! 無事目標を達成できたそう。
創業者の眞崎仁六氏がパリ万博で見た「鉛筆」を日本に持ち帰り、工業化してから136年。“筆記具とは、人の個性を表現するもの”というビジョンを持つ三菱鉛筆がリリースした、オンラインレッスン配信サービス『Lakit(ラキット)』。キット付きのクリエイティブレッスンを提供するオンラインサービスで、家にいる時間が増えた人も多い中、ひとりひとりの個性やクリエイティビティを引き出すことへの貢献を目指して開発されたものだそう。www.lakit.jp

PLAYLIST

  • Pumped Up Kicks / Foster The People
  • Someone Special / Anna of the North
  • It Will Come In Time / Benny Sings
  • Harmony Hall / Vampire Weekend
  • MY HOMETOWN / 葉加瀬太郎
  • Write Your Story / Francesca Battistelli

GUEST

数原滋彦

三菱鉛筆株式会社 代表取締役社長。1979年生まれ。東京都出身。2001年 慶応大学経済学部卒業後、野村総合研究所入社。2005年 三菱鉛筆入社。群馬工場長、取締役経営企画担当、副社長などを経て、2020年3月から現職に就任。

MESSAGE

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.11.30
GUEST
森百合子
DESTINATION
Copenhagen
ライター・エッセイスト。北欧の暮らしやインテリア、旅をテーマに執筆。主な著書に『3日でまわる北欧』シリーズ(トゥーヴァージンズ)、『北欧のおもてなし』(主婦の友社)、『日本で楽しむ わたしの北欧365日』(パイ インターナショナル)など。近刊『探しものは北欧で』(大和書房)では、20年近く通う北欧の町や旅の様子をエッセイで綴っている。北欧食器とテキスタイルの店『Sticka スティッカ』も運営。インスタグラム HP:北欧BOOK