ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2022/09/10
GUEST
水野慎太郎
DESTINATION
London

ロンドンのアンティーク家具に魅せられて。

アンティークショップHandle代表、水野慎太郎さん。明治36年創業の家具屋「水野商品館」の4代目がはじめたアンティーク家具専門店は、実は葉加瀬さんもチェックしている素敵なお店。水野さんのライフストーリーから、ロンドンの旅で出会ったアンティーク家具との感動体験、さらにアンティーク家具初心者へのオススメなども伺います。

今週のPODCASTを聴く

MEMORIES

アンティーク家具に出会った水野さんが初めて買い付けに行ったロンドンで感じたのは、レンガ造りの街並みの素敵さ。建物は屋根の形が格好良く、窓枠もアルミサッシではなく、夜になると蛍光灯とは違う暖かい光が灯る。全体的に赤と黒の使い方が上手だなと感じたそう。ポートベローの露天では見るもの全てがアンティークで、シルバーも何もかも目新しく、お客さんに紹介する以前に自分が欲しくなってしまったとか。
正直なところ日本の博物館や美術館にはあまり興味がなかったという水野さんに、アンティーク家具の楽しさを教えてくれたのが、ヴィクトリア&アルバート博物館。様々な家具や食器の歴史に、装飾の施し方の細かな工程、さらにはカンナやノミなどの道具についても学ぶことができ、見れば見るほどアンティーク家具の素晴らしさを実感したそう。
ヴィクトリア&アルバート博物館は、ミュージアム・カフェも人気のスポット。特に水野さんのおすすめは、そのカフェで食べられるスコーンといちごジャム。最高に美味しいので「家具に興味がない方にも、ぜひあのスコーンだけは食べて欲しい!」とのこと。さらにデザイナーのウィリアム・モリスが手掛けた部屋もあり、天井からの思いも付かないような装飾も必見。
ロンドンの有名デパートの中で、水野さんがぜひ見て欲しいというのが、リバティ百貨店。特に注目すべきはエレベーターだそう。内装がクラシックで、アンティークの彫り物の装飾も素晴らしく、ずっとエレベーターに居たいぐらいなのだとか。階段もチューダー様式で、デパート全体が家具のような佇まいをした素敵な建物なのだそう。

PLAYLIST

  • It Will Come In Time / Benny Sings
  • Slow Down / Chilly Gonzales
  • South Of The River / Tom Misch
  • CHEEKY CLUB / 葉加瀬太郎
  • Lonely Town / Vulfpeck ft.Theo Katzman

GUEST

水野慎太郎

アンティーク家具専門店Handle代表取締役社長。創業明治36年老舗家具屋の4代目として誕生。4人姉弟の末っ子長男として、姉3人の中でたくましく育つ。神戸の大学を卒業し大阪の大手家具店で修業後、家業を継承。天然木の家具を専門に扱うようになる。偶然、出会ったアンティーク家具の美しさに惚れ込み、2007年にアンティーク家具専門店Handleをオープン。「30年後に日本の10人に1人がアンティーク家具を使っている文化をつくる」ことを目標に掲げ、キレイに修復した安心して使えるフランスとイギリスのアンティーク家具を販売している。

MESSAGE

空港ラウンジや機内など、ANAと過ごしていただく空間で体験できる香り「ANAオリジナルアロマオイル」と「エアミスト」をセットにして毎月5名様にプレゼント!〈プレゼント希望〉と明記してご応募ください。
プレゼントの応募・感想はこちら

NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.11.30
GUEST
森百合子
DESTINATION
Copenhagen
ライター・エッセイスト。北欧の暮らしやインテリア、旅をテーマに執筆。主な著書に『3日でまわる北欧』シリーズ(トゥーヴァージンズ)、『北欧のおもてなし』(主婦の友社)、『日本で楽しむ わたしの北欧365日』(パイ インターナショナル)など。近刊『探しものは北欧で』(大和書房)では、20年近く通う北欧の町や旅の様子をエッセイで綴っている。北欧食器とテキスタイルの店『Sticka スティッカ』も運営。インスタグラム HP:北欧BOOK