ギターが連れて行ってくれた旅。

ギタリストでシンガーソングライターの弓木英梨乃さん。マレーシア・クアラルンプールへの音楽留学、ジョージ・ハリスンに憧れて訪れたインド・バラナシなど、音楽をめぐる旅のお話を伺います。

MEMORIES

: 海外留学に憧れていたという弓木さんが選んだのは、マレーシア・クアラルンプールの音楽大学。しかし、入国した日からロックダウンに！　オンライン授業を受けつつ家でひたすら練習する日々も、振り返れば良い経験になったかも？　今年の春頃からは外出できるようになり、街の活気も戻ってきたそう。

: マレーシアでの生活でよく食べたという国民的料理の「ナシレマ」。ご飯と一緒にフライドチキン、ゆで卵、キュウリ、ピーナッツ、小魚を揚げたモノなどがのっていて、辛いサンバルソースで頂く、マレーシアでは一番健康的で皆が大好きな料理だそうです。美味しくて安いので、300円でお腹一杯に！

: マレーシアには他にも美味しいものがたくさん！　イスラム教徒が多いため、豚肉が食べたいときは韓国料理のお店へ。特に「Don Don Korean BBQ」と「Hanam BBQ」のサムギョプサルがお気に入り。また、クアラルンプールで若者に人気のエリア、チャイナタウンにある内装もおしゃれなカフェ「Warong Old China」では、伝統的なニョニャ料理が楽しめる。

: ジョージ・ハリスンが大好きな弓木さん。「インドでシタールを習いたい」という夢を叶えるため、シタール教室があるバラナシを訪れたのが2015年。現地で楽器を借りて2時間ほどレッスンを受けてみたけど、ギターとはまた違って難しかったそう。

: 弓木英梨乃
1990年8月8日大阪生まれ。ギタリスト/シンガー/作曲家/編曲家。2歳からヴァイオリンを始め、音楽のキャリアをスタートさせる。中学1年時にビートルズの影響を受けギターを始める。2009年、シングル『LφST[ロスト]』(映画『携帯彼氏』主題歌)でメジャーデビュー。2013年、バンド・KIRINJIに加入し、ギター、ボーカル、ヴァイオリンを担当。著名アーティストのライブやレコーディングサポート、楽曲提供、アレンジ制作を行うなど、個人としての活動の幅も広げる（サポートアーティスト／相川七瀬、井上苑子、カノエラナ、柴咲コウ、東京女子流、土岐麻子、のん、秦基博、Base Ball Bear、吉澤嘉代子、LOVE、他多数・五十音順）。デビュー10周年にあたる2019年、期間限定のソロ名義・弓木トイ（ユミキトイ）としてアルバム『みんなおもちゃになりたいのさ』をリリース。同年に始めたYouTubeチャンネルでは本格的なギタープレイが話題を呼び、注目を集めている。2021年10月よりNHK Eテレで放送中のアニメ「チキップダンサーズ」のオープニングテーマ、ナレーションを担当中。


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: 1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル　チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。