モンゴルや屋久島の大自然の中に、見えてきた景色とは？
自然の中にどっぷりと長期間滞在し、自然と人間の関係性を見つめるスタイルで撮影をしてきた写真家の山内悠さん。モンゴルに通い詰め、全土を巡りながら感じた遊牧民と街の人のコントラストとは？ さらに、屋久島を写した最新写真集「自然 JINEN」の話も伺います。
MEMORIES
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- 18年前、富士山の山小屋が小屋番を探していると聞き、旅のきっかけに請け負った山内さん。7合目で毎日の営みを繰り返す中で、人は「飲んで食って寝て」を行う為に色んな仕事があるということに気付き楽になったと同時に、自分が自然の中に入り込んでいくことを始めたきっかけにもなったのだそう。
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- ウランバートルに行く度「何もない荒野に街が現れ、飛行機が旋回しながら降りて行く様は、昔SF映画で見たどこかの星に降りて行くシーンと被る」という山内さん。モンゴルは、街と遊牧民の暮らしのコントラストが強くありつつも、iPhoneを持ちながら馬に乗るハイブリッドな暮らしがあります。
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- モンゴルでは、トナカイと暮らすツァータン族をはじめ、東西南北で異なる遊牧民がそれぞれの生活を営む。全土を巡った際は轍が分かれたら遊牧民にどちらに進めばいいか聞く、まさにドラクエのような旅だったそう。歴史博物館でのお気に入りは昔の衣装。既視感の正体は、それをモチーフにしたスターウォーズのアミダラ姫の衣装だったとか。
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- 9年通った屋久島。千年の木が密集している森の中で誰にも会わず3〜4週間過ごし続けると、どんな感覚になり、何が見えるのかを確かめる旅。目の前の木がもののけの様に写ったそうです。山内さん曰く「写真は自分の見えてる世界が本当はこういうところだという“真実の世界”を返してくれるもの」。
PLAYLIST
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- I'll Be Around / Elderbrook & Amtrac
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- Hilli (Lighthouse version) / amiina
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- First Mind / Nick Mulvey
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- 風の子供たち 2022 / 葉加瀬太郎
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- Modern Drift / Efterklang
GUEST
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山内悠
1977年、兵庫県生まれ。自然の中に長期間滞在し、自然と人間の関係性から世界の根源的なありようを探求している。独学で写真をはじめ、スタジオアシスタントを経て制作活動を本格化。写真集に『夜明け』（赤々舎）、『惑星』（青幻舎）。著書に『雲の上に住む人』（静山社）がある。長野県を拠点に国内外で展覧会を開催し続けている。
INFORMATION
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