ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2023/07/01
GUEST
けいちゃん
DESTINATION
London

人生を変えたロンドンのストリートピアノ。

世界中の空港や駅、街中に置かれ、誰もが自由に弾けるストリートピアノ。ロンドンの駅でそのピアノに触れ、人生が変わったというフリースタイルピアニスト・けいちゃんの旅の思い出とは? コンクールで訪れた香港や、雪の中でピアノを弾いた経験など、型にとらわれない彼の演奏スタイルにも迫ります。

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MEMORIES

初めてストリートピアノを知ったのは、高校の修学旅行で訪れたロンドンの駅。友人に促され、リストの「ラ・カンパネラ」とゲーム音楽の「蠍火」を弾くと、現地の人や観光客が大盛り上がり。海外の人の歓声を聞くのも、コンサート以外の場所に人が集まってくる経験も初めてで、衝撃的な体験だったそう。
修学旅行中のあっという間の短い滞在で、思い出に残った味はレモンケーキなんだとか。そして、もう一つ印象に残ったのがバッキンガム宮殿。馬の蹄の音が忘れられないそう。
中学二年のとき、ピアノコンクールのアジア大会に出場するため、香港へ。海外の人たちと一緒に出る初めてのコンクールで、ピアノのタッチや音色も国によっての違いがあるんだと感じたそう。ベートーヴェン「悲愴 全楽章」などを演奏し、惜しくも優勝(と賞品のグランドピアノ)は逃したものの5位に入賞!
山形の蔵王で、雪が降る野外で演奏したことも。画家が絵を描く隣でピアノを弾くというコラボレーションで、「手が本当に痛くて…でも景色は素晴らしくて」。そのあとに入った露天風呂の温泉は、悟りが開けそうなくらい、人生で一番幸せな温泉だったのだとか。

PLAYLIST

  • Shakespeare / Susan Cagle
  • World & Me / けいちゃん
  • People Should Smile More / Newton Faulkner
  • 情熱大陸 / 葉加瀬太郎
  • シンフォニア / けいちゃん

GUEST

けいちゃん

耳コピや立奏、マッシュアップ、即興演奏を得意とする注目のフリースタイルピアニスト。3歳の時、家にあったピアノを弾いていた事から、母親の勧めでピアノを始める。数多くのコンクールへの出場及び入賞を経て、ピアニストを志す。高校の修学旅行でロンドンを訪れた時、ストリートピアノに出会いその魅力に気付く。音楽大学に進学後は型にとらわれない演奏の楽しさに惹かれ、ジャンルの垣根を越えた演奏スタイルを進化させた。2019年から本格的に音楽活動を開始。YouTubeにストリートピアノの演奏動画を投稿し、フォロワー数107万人、総視聴回数3億880万回を数えるなど、抜群の人気を誇っている。2021年6月、アルバム「殻落箱(ガララバコ)」でCDデビュー。2022年9月から3ヶ月連続でデジタルシングルをリリースした後、同年12月に原点であるピアノの魅力にフォーカスした、全曲インストゥルメンタルナンバーによるセカンドアルバム「聴十戯画」をリリース。2023年6月2日には待望の新曲、映画「美男ペコパンと悪魔」の主題歌「シンフォニア」を配信リリース予定。他、TBS系朝の情報番組「THETIME,」にレギュラー出演中。

MESSAGE

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ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。