多文化な環境で意見をぶつけ合う楽しさ。
最新作「山女」が公開中の映画監督、福永壮志さん。高校を卒業後に海外へ飛び出し、異国で学生生活をおくる中、福永さんを映画の道に進ませたものとは？ 映画を専門的に学んだニューヨークでの思い出や、「山女」の撮影エピソードも伺います。
MEMORIES
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- エネルギーに溢れたNYは、もはや一つの国。狭いところに世界中から集まった人がぎゅうぎゅう詰めで暮らし、お互いから受けるエネルギーやインスピレーションが常に目まぐるしく動いています。目的を持って何かに向かっている人が多い中で、自分が迷っているときは辛くなることも。
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- NY時代に住んだのは、主にブルックリンのプロスペクトパークの近く。広くて緑も深いここに来ると、一生懸命な日々に追われるNYの街から一瞬離れたような錯覚に陥るくらい静かなこの公園が、とても好きだったそう。
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- 「遠野物語」を読んで興味が湧き、実際に訪れてみた遠野。そこら中で見かけた道端にひっそりとある祠や石碑は、神道の建物の形はとるものの由緒正しい寺社仏閣とは全くタイプが違うもの。元々はもっと多様な宗教や信仰が根付いていて、人々に生きる力を与え、生活を支えていたのではと感じたそう。
PLAYLIST
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- Odyssey / Beck & Phoenix
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- New York / Ed Sheeran
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- Cinematic / Owl City
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- 情熱大陸 / 葉加瀬太郎
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- 映画「山女」のサウンドトラックより / アレックス・チャン・ハンタイ
GUEST
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福永壮志
1982年9月10日生まれ北海道出身。2003年、渡米（ミネソタ州）。2005年〜2019年、ニューヨーク在住。2007年、ニューヨーク市立大学ブルックリン校映画学部卒業。初長編映画『リベリアの白い血』が、2015年のベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品、ロサンゼルス映画祭で最高賞受賞、2016年のインディペンデント・スピリットアワードでジョン・カサヴェテス賞にノミネートされる。長編二作目の『アイヌモシリ』は、2020年のトライベッカ映画祭の国際ナラティブ・コンペティション部門で審査員特別賞、グアナファト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。近年では、米ドラマシリーズ「SHŌGUN」の7話、「TOKYO VICE S2」の5話、6話の監督を務める。長編三作目となる最新作『山女』が、6月30日に公開。
INFORMATION
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