ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
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ON AIR
2023/09/16
GUEST
田中哲
DESTINATION
India, England

世界の紅茶事情、美味しい紅茶を巡る旅。

紅茶鑑定士の田中哲さんとの旅。紅茶メーカーや日本紅茶協会で45年以上にわたり紅茶の世界に深くかかわる田中さんと、紅茶好きな葉加瀬さん。インド、イギリスほか、茶葉の産地の旅から美味しい紅茶の歴史まで、たっぷりお話を伺います。さらに、紅茶と蝶々の意外な関係も!?

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MEMORIES

世界一の紅茶の生産量を誇るインド。砂糖とミルクたっぷりのチャイは国民の栄養源。人口も一人当たりの飲用量も多く、国内消費を賄うと同時に輸出分も作っているため、その量は圧倒的。有名な産地のひとつアッサムは、気温も高く降水量も多い豊かな土地で、ヒマラヤから流れ出るブラマプトラ川の両岸に膨大な茶園があります。
高級茶葉のイメージで知られるダージリン。紅茶の茶樹には中国種とアッサム種の2つがあり、ダージリンの場合、有名な茶園の高価な紅茶は中国種だけで作られています。葉が小さいため熟練した茶摘み職人でも1日に獲れるキロ数は限られ、アッサム州の茶摘みと比べて10分の1ほどしか摘めないのだそう。
紅茶の会社がロンドンやスコットランドに多い関係で、商品開発のため現地の紅茶専門店や百貨店、ティールームに行ったり、ホテルのアフタヌーンティーを体験したりしてきた田中さん。ちなみに向こうでは日本と違い、サンドイッチやケーキなどスイーツを沢山用意して飲むことが多く、おかわりが前提。
紅茶の産地には魅力的な蝶がいることが多くダージリンもそのひとつ。初めて出張した際には、カンチェンジュンガという世界で3番目に高い山を望む、タイガーヒルという展望台に皆で日の出を見に行ったところ、蝶々の売り子さんを発見。それ以来、子供の頃の昆虫好きが再燃。仕事の合間に蝶を追う旅も始めたそう。

PLAYLIST

  • Tea For Two / Anthony Strong
  • Have a Cuppa Tea / The Kinks
  • Work of Art / Alex J. Prince & Gabriel
  • 瑞風?MIZUKAZE? / 葉加瀬太郎
  • The Girl From Ipanema / Antônio Carlos Jobim, Astrud Gilberto, João Gilberto & Stan Getz

GUEST

田中哲

1978年東京大学農学部農芸化学科を卒業後、三井農林株式会社に入社。紅茶や飲料の研究開発、原料購買、海外生産地訪問交渉、飲料事業など幅広い業務に携わり、2012年執行役員に就任。2017年日本紅茶協会常務理事に、2022年より名誉顧問に就任する。趣味はサックス演奏、昆虫から犬までの生物全般の飼育、園芸、ドライブ、旅行、紅茶、グルメ。著書に『紅茶列車で行こう!』(幻冬舎)、『もっとおいしい紅茶を飲みたい人へ WHAT A WONDERFUL TEA WORLD!』(主婦の友社)がある。

MESSAGE

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2025.04.19
GUEST
高部尚子
DESTINATION
London
4歳より小野正子に師事。1979年谷桃子バレエ団研究所入所。1983年東京新聞全国舞踊コンクール ジュニア2位、同年日本バレエ協会第1回全日本バレエコンクール第1位。1984年第12回ローザンヌ国際バレエコンクールにおいて、プリ・ド・ローザンヌ受賞。スカラーシップにて英国ロイヤル・バレエ・スクール留学。帰国後、谷桃子バレエ団入団、プリンシパルとして「リゼット」を皮切りに「白鳥の湖」「ジゼル」「ドン・キホーテ」「シンデレラ」「くるみ割り人形」「令嬢ジュリー」「テス」などすべての公演の主演を踊る。1994年文化庁派遣在外研修員としてカナダ、イギリスにて研修。1997年から2004年まで新国立劇場バレエ団において登録ソリストして、バランシン振付「テーマとバリエーション」プリンシパル、ナチョ・デュアト振付「ドゥエンデ」などを踊る。バレエ団公演以外にも出演作品は数多くその活動は多岐にわたる。1988年に松村賞、1990年に芸術選奨文化大臣新人賞、1992年にグローバル森下洋子・清水哲太郎賞、1992年に服部智恵子賞、1995年に橘秋子優秀賞を受賞している。2017年5月谷桃子バレエ団芸術監督に就任。