ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2023/09/23
GUEST
稲田俊輔
DESTINATION
Chennai

南インドでの“美味しさの答え合わせ”とは?

料理人で飲食店プロデューサーの稲田俊輔さん。南インド料理店「エリックサウス」の総料理長も務める稲田さんは、北と南で全く料理が違うインドで南インド料理に特化し、ブームを作った立役者! そんな稲田さんが南インドで出会った現地の味、さらに、その他の海外の思い出グルメも伺います。

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MEMORIES

チェンナイのホテル・レジデンシータワーズ内にある「サザン・アロマ」は、シーフード等も贅沢に使った、洗練され、かつパワフルな料理がいただける最高級レストランの一つ。また、ベジ料理のフルコースを味わうなら「アンナラクシュミ」がおすすめだそう。
インド国内外にも進出しているチェーン店「サラバナバワン」では手本のような南インドのミールスが膨大な品数で提供され、お昼時にはオフィスワーカーが押し寄せる活気も含めて驚きの食事体験が出来る。一日の始まりは「ムルガンズイドリーショップ」でティファンと呼ばれる粉モノ(ドーサやイドリーなどのスナック類)を朝ごはんに食べるのがおすすめ。
野菜や豆を多用し、油脂や乳製品が比較的少ない南インド料理で、重要なのがココナッツミルク。植物性の材料でヘルシーに仕上げながらもスパイスはビビッドに効かせ、さらに酸味もポイント。柑橘系の汁やタマリンド、未熟なマンゴーなどの果物を酸味料として使い、アクセントをつけるのだそう。
台湾は何を食べても美味しく余りに馴染むので「前世は台湾人だったのでは」と思うほどだったとか。特に印象的だった鹹蛋炒苦瓜(シェンタンツァオクークワ)というニガウリの塩卵炒めは、アヒルの卵の塩漬けと豆豉の味で、苦みの少ないマイルドな苦瓜を炒めたもの。シンプルで何故こんなに美味しいのか驚いたそう。

PLAYLIST

  • Eat, Sleep, Wake (Nothing But You) / Bombay Bicycle Club
  • One Love / Shubh
  • Curry / Taj Mahal
  • Messenger Birds / 葉加瀬太郎
  • 100 Ways for Living / Crowd Lu

GUEST

稲田俊輔

料理人/飲食店プロデューサー/「エリックスサウス」総料理長 鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て、円相フードサービスの設立に参加。居酒屋、和食店、洋食店、フレンチなど様々なジャンルの業態開発やメニュー監修、店舗プロデュースを手掛ける。2011年、東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開店。南インド料理とミールスブームの火付け役となる。食べ物にまつわるエッセイや小説を執筆する文筆家としての顔も持ち、X(@inadashunsuke)でも人気を博す。

MESSAGE

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。