ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2023/12/23
GUEST
川内有緒
DESTINATION
Paris

一番パリっぽいところで部屋探し!

ノンフィクション作家の川内有緒さん。フランスで国連職員として働いていた川内さんを作家の道へ進ませた、パリでの出会いとは? さらに、アメリカとジャマイカを訪れた、初海外の思い出も伺います。

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MEMORIES

ユネスコ職員時代、2004年から6年間暮らしたパリ。それまで住んでいたアメリカと全く違う価値観に驚きつつ、人々の楽しむことや表現することへの貪欲さに影響を受けた街。長く住まないだろうとの思いから、敢えて一番素敵な所に住み一番パリっぽい生活をしようと選んだのはサン=ジェルマン=デ=プレの「ドゥ マゴ パリ」まで徒歩3分の所。「サンジェルマンなんて逆にダサいぞ」と同僚たちに笑われながら部屋を探したのだとか。
パリ1区にある「59リヴォリ」は、1999年にアーティスト3人によって建物を不法占拠されたところから始まったオープンアトリエ。川内さんが行っていた当時は、そこで30人ほどの人が寝起きしていたそう。その中の一人、アーティストのコバヤシエツコさんとの出会いが、川内さんがものを書くきっかけに。
お気に入りの公園は、家からも近く、よくランニングをしたリュクサンブール公園。外で過ごすのが好きなフランス人は、毎週のようにお酒とチーズとパンを持って「どこでピクニックする?」。仕事が終わった夜7時頃に「今から皆でピクニックしよう」と誘われ最初はびっくりした川内さんも、パリでの生活で公園が大好きになったそう。
二十歳で旅したジャマイカ。当時レゲエが好きだった川内さんは、空港でボブ・マーリーが流れていることに感激! ビーチにはサウンドシステムを持った人たちが居て、本場の風景に興奮しつつ、ライブハウスを巡った思い出。

PLAYLIST

  • Let It Snow / Jamie Cullum & Michel Legrand
  • Suis-moi / Hans Zimmer feat. Camille
  • Félicitations! / Pomplamoose
  • Together on Christmas / 葉加瀬太郎
  • Vacances / L'Impératrice

GUEST

川内有緒

ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。行き当たりばったりに渡米したあと、中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学大学院で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見に行く』(集英社インターナショナル)でYahoo!ニュース本屋大賞、ノンフィクション本大賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』の共同監督も務める。

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ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。