ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/02/17
GUEST
大木伸夫(ACIDMAN)
DESTINATION
Chile, Bolivia

宇宙に魅せられた大木さんの、忘れられない旅とは?

ACIDMANのフロントマン、大木伸夫さん。星や宇宙に想いを寄せるうちに引き寄せた、巨大天体望遠鏡との出会い、そして、自然や大地の力が似合う楽曲が連れて行ってくれた、チリ、ボリビア、モロッコ、アイスランド……Music Videoの撮影を通して訪れた国々のお話など伺います。

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MEMORIES

シングル「ALMA」のMV撮影で訪れた、南米チリ、ボリビア。曲が生まれたきっかけは、当時チリに建設中だった「アルマ望遠鏡」。標高5000mのアタカマ砂漠に並んだ66台の電波望遠鏡を結合して作り出される巨大望遠鏡で、130億年前に発せられた電波を捉えることができ、2019年にはブラックホールの初観測にも貢献。
ボリビアの名所「ウユニ塩湖」。乾期で水鏡の風景には出会えなかったものの、真っ白な大地と360°の地平線は圧巻。見上げずとも目の前から天の川の銀河がせり上がってくる星空を10秒に1回流れ星が流れる世界は、宇宙好きな大木さんにとってたまらなかったそう。ベッドも床も壁も全て塩で(!)できたホテル「ルナサラダ」もおすすめ。
ブラジルの小説家、パウロ・コエーリョの『アルケミスト』をモチーフにした曲のMVは、サハラ砂漠で撮影。監督の「OKが出るまで歩き続けて」との指示に、なかなか聞こえないOKの声に不安になりながらも1〜2km先まで歩いた思い出。その日の夜は、照明がなくとも食事ができるほどの月明かりの下で、いただいたのはもちろんタジン鍋!
アフリカのタンザニア北部にあるンゴロンゴロ保全地域は、動物たちの楽園。実は300万年前の噴火でできた巨大なクレータなんだとか。アイスランドでは地球の原風景から現代社会までを凝縮したような景色に出会える。アートに溢れた首都レイキャビクから車でたったの20分で、ブルーベリーが自生する、ふかふかの苔に覆われた大地が出現。

PLAYLIST

  • Hyperspace / Beck, Terrell Hines
  • Alma / ACIDMAN
  • Go Back Home / FKJ
  • ビタミン / NH&K TRIO
  • 輝けるもの / ACIDMAN

GUEST

大木伸夫(ACIDMAN)

大木伸夫(Vo&G)を中心に、佐藤雅俊(b)、浦山一悟(dr)からなる“生命”“宇宙”をテーマにした壮大な世界を表現し続けている3ピースロックバンド。2002年アルバム「創」でメジャーデビュー。現在までに12枚のオリジナルアルバムを発表、6度の日本武道館単独ライブを開催し成功を収めている。さいたまスーパーアリーナにてロックフェス「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」を主催し、2022年は2日間で約4万人を動員。今年、自身の楽曲「ALMA」が、国際天文学連合(IAU)主催・アジア太平洋地域の天文学に関する国際会議「APRIM2023」のテーマソングに決定。会議初回開催から、テーマソングの設定は世界初。手塚治虫原作「火の鳥」とのコラボレーション、宇宙航空分野の専門家との対談、坂本龍一氏による楽曲参加など、各分野で注目され高い評価を得ている。2024年1月に、約3年ぶりとなるシングル、映画『ゴールデンカムイ』の主題歌「輝けるもの」をリリース。

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。