ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/02/24
GUEST
佐々木敬子
DESTINATION
Kaunas

バルト三国のキッチンでの出会いとは?

食文化研究家の佐々木敬子さん。世界各地を旅して現地の料理を学びながら、バルト三国にたどり着いた佐々木さん。なかでも印象的な街、リトアニア第2の都市カウナスや、バルト三国それぞれの食文化の違いについてなど伺います。

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MEMORIES

リトアニア第二の都市、カウナスにある「杉原記念館」。1940年代、ポーランドからリトアニアに逃れてきたユダヤ人6000人に日本へのビザを発給し命を救ったのが、当時の日本領事館領事代理、杉原千畝。彼がサインをした事務室や文具、資料などが展示されています。
カウナスのかなり郊外に位置する「リトアニア野外博物館」は、一日中歩いても見切れないほどの広さ。リトアニア全土の昔の街並みを再現した展示や、リトアニア料理を出すレストランもあり、昔のリトアニアを感じるにはおすすめの場所。
カウナスで佐々木さんおすすめのレストラン「ジャリア・プパ」は、ベジタリアン料理のお店。海外の旅先で、特に取材中は重ための肉料理などを食べることが多いため、積極的に野菜を摂るようにしているのだとか。そんなとき、お財布にも胃袋にも優しいランチセットが食べられる、嬉しい存在。
ケフィアヨーグルトとビーツを使った酸っぱくて爽やかなスープ「シャルティバルシチェイ」。エストニアで食べたときはスープの中に入っていたじゃがいもが、リトアニアでは外付けに。レシピを教わったヴィタさん曰く「じゃがいもの温度だけは自分でコントロールさせて欲しい」。ちなみに佐々木さん調べによると、ラトビアも中に入れる派。

PLAYLIST

  • Desires / Levski
  • Asfaldikangelased / Epp Kõiv
  • Eine Murul / Tartu Popi ja Roki Instituut
  • Sunny Side Up / 葉加瀬太郎
  • How Much Can a Small Heart Take? / Rita Ray

GUEST

佐々木敬子

エストニア共和国外務省公認市民外交官。各国を旅しながら現地で味を修得。2018年より駐日エストニア共和国大使館のレセプション、駐日欧州連合代表部、来日アーティストに料理提供協力。飲食店、企業、公共事業向けレシピ開発やワークショップ、食文化講演などを行う。料理教室「エストニア料理屋さん」、バルト三国の情報サイト「バルトの森」主宰。著書に『旅するエストニア料理レシピ』(2021)、『バルト三国のキッチンから』(2023)がある。「バルトの森」webサイト

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。