ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/03/02
GUEST
小川和也
DESTINATION
Cambodia, Thailand, Italy

過去と未来を繋ぐ小川さん流〈旅の三大テーマ〉。

アントレプレナーでフューチャリストの小川和也さん。AIなどテクノロジーを基点に未来のあり方を現代に提言する小川さん。その多角的な観点から未来をイメージする「フューチャリスト」というお仕事とは? さらに、小川さんが世界を旅するときの3つのテーマなど伺います。

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MEMORIES

小川さんの旅の三大テーマは「散歩・アート・遺跡」。散歩のルールは敢えてメイン通りを避け、地図に頼らず裏路地を進み、大通り突き当たるとゲームオーバーというもの。アートは、美術館やギャラリーで見るものだけでなく、当時の生活や価値観が刻まれた壁画、森や山で見つけた切り株の年輪なども。同じく、今に繋がる過去に興味がある小川さんにとって、とりわけ遺跡は大好物なのだとか。
仕事でもよく訪れるカンボジアで、昨年、アンコールワットの遺跡の中を走るハーフマラソンに参加した小川さん。悠久の遺跡の中を今の自分が走ることで、どんな体感が生まれるかに興味が。世界中から1万人以上が集まり、早朝5時にレースがスタート。実際走ってみると、景色や遺跡に想いを馳せる余裕がないほど完走するのが辛かったそう!
アンコールワットから少し離れたところにあるベンメリア遺跡。見つかったのが1990年代と比較的最近。周辺に地雷が埋まっていたということもあり、アンコールワットほど整備されておらず未だ手付かずに近い状態の遺跡に出会えます。「天空の城ラピュタ」のイメージになったのでは?とも言われている場所です。
ローマのコロッセオ。ここに昔グラディエーター達がいて、5万人入る施設でイベントをやっていた、ということ自体が信じられません……。一方で、原型がしっかりと残っているため、今見られないものを頭の中で描くことが出来る場所。世界遺産の制覇が目標の小川さんとしては、もっとも世界遺産が多い国イタリアへは、これからも行く回数を増やしたいところ。未踏のポンペイにも、都市の歴史、これから未来に起こる可能性の一つとして興味があるのだとか。

PLAYLIST

  • The Future of the Future (Stay Gold) / Deep Dish With Everything But The Girl
  • Switch On / Casinotone
  • Once Around the Block / Badly Drawn Boy
  • タイムメッセンジャー / 葉加瀬太郎
  • Loneliness / Pet Shop Boys

GUEST

小川和也

アントレプレナーとしてテクノロジーで社会課題解決のグランドデザインを描く一方、フューチャリストとしてテクノロジーを基点に学際的なアプローチで未来のあり方を提言する。グランドデザイン株式会社 代表取締役社長、北海道大学客員教授。北海道大学で人工知能研究。専門は人工知能を用いた社会システムデザイン。人間とテクノロジーの未来を説いた著書『デジタルは人間を奪うのか』(講談社現代新書)は高等学校教科書を始めとした多くの教材や入試問題に採用され続け、テクノロジー教育を担う代表的論著に。近著『人類滅亡2つのシナリオ』(朝日新書)では、AIとゲノム編集の2つの科学技術による人類史のエンドロールを回避する策を論じている。

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。