ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/03/16
GUEST
増田ユリヤ
DESTINATION
Paris

混沌の街パリで出会った、絶品クスクス。

これまで40以上の国と地域を訪れ、現地での取材を重ねてきたジャーナリストの増田ユリヤさん。高校の講師だった増田さんが、ジャーナリストの道に進んだきっかけとは? さらに、チョコレートを軸に見た世界史、取材先で出会った美味しいモノのお話なども伺います。

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MEMORIES

マヤアステカ文明の頃には薬としてすり潰して飲まれていたカカオ。当時は神への捧げものやお金として使われていたほど高価で貴重なもので、大航海時代にヨーロッパへ渡ったときも先ず手にしたのは王室や貴族。その後、スペインからフランスに伝わるきっかけになったのは、弾圧からバスク地方に逃れたユダヤ人だったそうです。
バスク地方の取材で、珍しいカップをコレクションするカフェに遭遇。カップの縁に、飲み口の部分が1/3ぐらい隠れる板が付き、その板には穴が。当時の貴族は髭をワックスで固めていたため、暖かい飲み物を飲むと溶けてしまって美味しく飲めない……。それを防ぐために考案されたカップを、マスタッシュカップと言うそうです
クスクスを無料でふるまってくれるカフェの取材で、移民の方たちが多く住むパリの中でも北の方の町へ。ドリンクを1杯頼んで待つと、8時頃から店内が混み始め、テーブルにクスクスと野菜のスープが運ばれてきたとか。イスラム教で休日である金曜の夜に、貧しい人でも食べられるように始まったのがきっかけだと言われているそうです。
クリスマスマーケットの取材で訪れたハンガリーのブダペストで出会った、通称「煙突パン」。木の棒に生地をくるくると巻き付けて焼いたパンにグラニュー糖がかかって薄甘く、煙突のように湯気が上がる焼き立てがあまりに美味しくて感動! ドイツのニュルンベルクで食べた、ザワークラウト入りのホットドッグも心に残る味。

PLAYLIST

  • Do It Again / Sheryl Crow
  • Brand New / Public Library Commute
  • Chocolate / The 1975
  • エトピリカ / NH&K TRIO
  • Je te vois partout / Paris Combo

GUEST

増田ユリヤ

1964年、神奈川県生まれ。27年にわたり、高校で世界史・日本史・現代社会を教えながら、NHKラジオ・テレビのリポーターを務めた。テレビ朝日系列「大下容子ワイド!スクランブル」でコメンテーターとして活躍。著書に『揺れる移民大国フランス』『世界を救うmRNAワクチンの開発者カタリン・カリコ』など多数ある。また池上彰氏との共著に『歴史と宗教がわかる!世界の歩き方』などがある。「池上彰と増田ユリヤのYouTube学園」でもニュースや歴史をわかりやすく解説している。

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.11.30
GUEST
森百合子
DESTINATION
Copenhagen
ライター・エッセイスト。北欧の暮らしやインテリア、旅をテーマに執筆。主な著書に『3日でまわる北欧』シリーズ(トゥーヴァージンズ)、『北欧のおもてなし』(主婦の友社)、『日本で楽しむ わたしの北欧365日』(パイ インターナショナル)など。近刊『探しものは北欧で』(大和書房)では、20年近く通う北欧の町や旅の様子をエッセイで綴っている。北欧食器とテキスタイルの店『Sticka スティッカ』も運営。インスタグラム HP:北欧BOOK