ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/04/13
GUEST
竹内亮
DESTINATION
China

懐かしい人々との再会と10年越しの夢を叶えた、長江を遡る旅。

ドキュメンタリー監督の竹内亮さん。日本国内での番組制作を経て2013年に中国へ移住、現在は南京を拠点に活動する竹内さんが、中国全土ナンバー1インフルエンサーと呼ばれるようになった訳。また、本場の中国料理のお話や、最新ドキュメンタリー映画『劇場版 再会長江』についても伺います。

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MEMORIES

北京ダックの発祥は、実は南京。昔から「南京の鴨(アヒル)は外に出られない」と言われるくらい、鴨は南京の人々の大好物! 中でも竹内さんが好きな料理は、鴨の血を固めたものと春雨が入ったスープ。ちなみに、日本でお馴染みの“天津飯”や“エビチリ”は日本で独自の進化を遂げたメニューで、本場中国にはない料理!
長江の全長は6300km。実に日本列島の倍以上の距離を遡りカメラに収められたのは、10年ぶりの人々との再会と、日本では見られないスケール感のダイナミックな景色。しかし瀘沽湖に小船を一艘だけ浮かべたカットなどは、コロナ禍が明け観光客が溢れる今となっては撮れないそう。そんな貴重な絶景も、ぜひ最新作「劇場版 再会長江」で!
10年前のリベンジで「長江の源流の最初の一滴」の撮影に再び臨んだ竹内さん。向かう先は南極、北極に次ぐ、地球第三の極地と言われる過酷な場所。木も生えず人家もなく、あるのは土と水だけ。標高5000mの台地が続く現地では、高山病にかかっても山のように「降りる」ことが出来ず、危険な目に遭いながらも目指したその先には……。

PLAYLIST

  • China Girl / David Bowie
  • Chinatown / Barrie
  • 一次成像 / Orange Ocean & 椅子樂團
  • ASIAN FLOW / 葉加瀬太郎
  • China Roses / Enya

GUEST

竹内亮

1978年生まれ、千葉県出身。中国・南京在住。ドキュメンタリー監督・番組プロデューサーとして、多くの映像を制作。テレビ東京「ガイアの夜明け」「未来世紀ジパング」、NHK「世界遺産」「長江 天と地の大紀行」などを制作。2007年に第45回ギャラクシー賞テレビコンペティション奨励賞を受賞。2013年に中国人の妻と中国に移住し、翌年南京市で映像制作会社「和之夢文化伝播有限公司」を設立。2015年、《私がここに住む理由》の制作を開始。日本に住む中国人、中国に住む日本人に密着し、これまで取り上げた人数は200人近く。2020年、コロナ禍の南京市に密着した『新規感染者ゼロの街』、ロックダウン解除直後の武漢を取材した『好久不見、武漢』《お久しぶりです、武漢》を制作。2021年にはNewsweekの「世界が尊敬する日本人100」に選出、2023年にWeiboのインフルエンサーアワードで4つの賞を受賞し、文化人として中国の人気トーク番組・人気ネット番組にも頻繁に出演するなど、中国で絶大な人気を博す中国在住日本人の一人である。著書に「華僑 中国を第二の故郷にした日本人」がある。

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。