ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/07/27
GUEST
市村正親
DESTINATION
NY, London

ミュージカルを巡る世界の旅。

昨年活動50周年を迎えた俳優の市村正親さん。市村さんが劇団四季で活躍していた頃、じつはそのオーケストラピットには、藝大生時代の葉加瀬さんの姿も……。そんな二人のちょっと懐かしいお話をはじめ、長年舞台の第一線に立ち続ける市村さんが若き日に勉強のため訪れた、ニューヨーク、ロンドンのお話などを伺います。

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MEMORIES

初めてNYを訪れたのは30代前半。劇団四季で上演が決まった『エレファント・マン』を観るついでにレッスンも受けようと、バレエのオープンクラスに通いつつ合間に観劇する日々を過ごした1ヶ月。お目当ての『エレファント・マン』は、ブースシアターで7人の役者とチェロの生演奏だけの芝居で、大泣きするほど感動したのだとか。
NYのオススメはグランド・セントラル駅の地下にあるオイスターバー。そこで食べたチェリーストーン・クラムは白ワインとの相性も良く絶品で、友人を連れて行ったほどお気に入りの店なのだそうです。さらに四季の退団後、番組ロケで訪れたブルックリンのピーター・ルーガー・ステーキハウスの名物Tボーン・ステーキも、思い出の味。
『スクルージ?クリスマス ・キャロル?』を演じることになり、街の空気感を吸収するためロンドンへ。原作者チャールズ・ディケンズの家を訪ねたり、所縁の場所を巡ったり。当時はちょうど、イギリスで活躍していたアンソニー・ホプキンスがハリウッドに行く直前。最後の舞台となった「M バタフライ」を観て、楽屋で話した思い出も。
ロンドンでの舞台も2回経験している市村さん。1度目は家康を演じた『家康と按針』で、2度目は『NINAGAWA・マクベス』をシェークスピアの本場で。さすがの市村さんも、ロンドン公演初日は心臓バクバク! その後、NYリンカーンセンターの劇場で公演を行ったときは、とても堂々と出来たそうです。

PLAYLIST

  • On Broadway / George Benson
  • Good Together / Lake Street Dive
  • The Phantom of the Opera / Emmy Rossum, Gerard Butler
  • アクエリアス〜輝く星座 / 葉加瀬太郎
  • From The Start / Laufey

GUEST

市村正親

1949年1月28日生まれ、埼玉県出身。1973年に劇団四季『イエス・キリスト=スーパースター』でデビュー、翌年、劇団四季に入団。「オペラ座の怪人」「エクウス」「ウエストサイド物語」「キャッツ」「人間になりたがった猫」など数多くの作品に出演。1990年までの在籍中に看板俳優として活躍する。退団後もミュージカル、ストレートプレイ、一人芝居など様々な舞台のほか、テレビドラマや映画、アニメや洋画の吹き替えなどの声優としても活躍している。主な出演作はミュージカル「ミス・サイゴン」「ラ・カージュ・オ・フォール」「スクルージ」「モーツァルト!」「屋根の上のヴァイオリン弾き」、舞台「炎の人」「NINAGAEA・マクベス」「ドライビング・ミス・デイジー」、映画「十三人の刺客」「テルマエ・ロマエ」「泥棒役者」「そして、バトンは渡された」、ドラマ「大河ドラマ 江〜姫たちの戦国〜」「連続テレビ小説 べっぴんさん」「嘘の戦争」「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」「忍者に結婚は難しい」など。芸術祭賞、菊田一夫演劇大賞(『ミス・サイゴン』)紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞最優秀男優賞受賞(『炎の人』)、松尾芸能賞大賞、岩谷時子賞など受賞も多数。2007年には紫綬褒章、2019年には旭日小綬章を受章。

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。